「もしかして間違ってる? 芽出しのやり方」コーナーより ホウレンソウは水に浸けてから播く。 野菜苗はセルトレイでビシッとかっこよく……。 でもそのやり方で本当にいいの? 常識を疑ってみると、 もっとタネがよろこぶ播き方が見えてくるかも。 (依田賢吾撮影) 何でもかんでも 水に浸ければいいってもんじゃない 市川啓一郎 筆者(65歳)。昭和25年頃創業の市川種苗店2代目店長。 店頭にはオリジナルのタネの小袋がズラリと並ぶ 栽培情報とともにタネを売る 長崎県佐世保市のタネ屋です。店に来るお客さんは地元で少量多品目を栽培する直売所出荷の農家がほとんどです。うちでは大袋や缶入りのリッターで仕入れた種子をオリジナルの小袋に小分けし、佐世保の気候にあった解説書を入れて販売しています。昔の量り売りに近い売り方です。 また、6、7年前からインターネット販売もしていて、今では店の売り上げの3分の1にまで成長し