将棋の藤井聡太二冠が、八大タイトルの最高峰「竜王戦」への挑戦権を初めて獲得しました。藤井二冠は現在、「叡王戦」でもタイトル獲得に王手をかけていて、史上最年少で「四冠」を達成する可能性が出てきました。 藤井二冠(19)は、「竜王戦」の挑戦者を決めるトーナメントで決勝の三番勝負に進み、タイトル挑戦まであと1勝に迫っていました。 30日東京の将棋会館で第2局が行われ午後8時18分、77手までで、藤井二冠が永瀬拓矢王座(28)を投了に追い込んで2連勝とし、「竜王戦」七番勝負への初挑戦を決めました。 藤井二冠はことし「棋聖」と「王位」の防衛を相次いで果たし、「叡王戦」でもタイトル獲得に王手をかけていて、史上最年少で「四冠」を達成する可能性が出てきました。 「竜王」のタイトル保持者は豊島将之二冠(31)で、藤井二冠は、「王位」「叡王」に続き、「竜王」のタイトルをかけて豊島二冠と戦うことになりました。