書くということはますます困難になってきている。 あと数十年もすれば21世紀初頭の日本は漫画とアニメとゲームの時代として記憶されることになるのかもしれないが、それはすなわち言葉が徹底的に軽視された時代だったということである。すでにある文芸作品をオマージュという都合のよい言葉で焼き直し劣化コピーし借用した言葉を自分の都合のよいように流用して切り貼りした図々しい「作品」ばかりが流通し、消費され、しかもその速度はとどまるところを知らない。 この時代を覆い尽くす恐るべき消耗品としての作品の持つ空疎さを必死になって肯定的に読み解こうとすれば、それはもはやサブカルチャーの礼讃に走るしかない。たとえばそのような文芸評論家も実在していることを私たちは知っている。インターネットという場は自らの厚化粧を褒めてくれるブサイクな男を喜んで受け入れる娼婦のように、股を開いて文芸による権威付けをその緩い性器の中に導いた
こんな感じでいいかな? 各段階でだんだん脱落していく感じ。 1.適当に書く 思ったことを適当に書く。感想文レベルの断片的な文章。 2.分野を絞る 自分の得意分野に絞って、まとまったエントリをあげはじめる。 3.読者を意識する ブクマなどから学習し、ある程度ウケを狙って書くことができるようになる。 4.人気ブロガーへ アクセス数増加、ブクマ増加。油の乗った状態。 5.飽きてくる/満足してくる ブログを書くことに飽きたり、疲れたりしてくる。 自己顕示欲みたいなものがある程度満足しているので、やめようかためらう。 6.個性化フェーズ ここからはパーソナリティにより異なる。 A.相変わらず書き続ける 人気ブロガーであり続けるパターン。 B.実験的なことをする まとめエントリに取り組んでみたり、何かパーツを仕込んだり。Twitterとかやったり。 C.訳知り顔になる あまり書かなくなるが影響力は保持
「1日のユニークアクセスが、平均すれば百数十」で「有名じゃない」はともかく「過疎っている」というのは年収500万の人が「貧乏でどうしようもない」と嘆いているようでなんだか変だ。 人力検索はてな : 1日のユニークアクセスが、平均すれば百数十以下のはてなダイアリー(正に自分とこw)――要するに有名じゃない/過疎っている――の中の人にうかがいます。 何気なくアクセス数の多寡を年収に例えてしまったが、実はちょっと問題がある。 年収とか身長とか寿命とかの数字はおよそ正規分布(釣鐘状のグラフ)になるが、ブログ(ウェブサイト)の被リンクやアクセス数分布は「べき乗則」らしい。 ウェブマーケティング用語集 | べき乗則 べき乗則とは、「Power Law」の和訳で、「小さな度数をもつたくさんの事象」と「大きな度数をもつ少数の事象」が共存している数の関係のことです。 インターネット上のサイトに例えると、被リ
たぶん、新しい閲覧者のかたなのでしょう。 ⇒極東ブログ: エキスポランド・ジェットコースター脱線事故メモ 文章が下手すぎ、長すぎで、何を言いたいのかわかりません。 投稿 香港豚児 | 2007.05.10 00:02 まあ、文章の上手下手についてはとくにない。長すぎについても同。「何を言いたいのかわかりません。」というのは、そうなんでしょう。ただ、そういうコメントを書く人の心性に向き合ううんざり感にも慣れていくものです。 このエントリで私が何を言いたかったかを香港豚児さんにわかるようにリライトすることは、たぶんできますよ。でもそうしないんです。 ブログをやっていて思うのだけど、上手でわかりやすい文章を書けば正しく理解されてよいというのがあるみたいだけど、相手にわかりやすい文章で理解されるとそのことがよくない結果をもたらすことがある。でも、別の相手には伝えておきたいということがあるとき、文章
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
ブログを書いていてそれなりに人が集まるようになった ジャンルはいわゆるネトウヨ系 ただ最近はウヨ的言論だけでなく もっと広い視野から物事を見ようと ちょっとサヨちっくなことも書くようになった すると以前からの読者は当然困惑するわけだが、 俺はもっと広い視野を持つためにサヨやリベラル系の考えも取り入れるようになった、 本質はこの日本をどういう国にしたいか、そこを考えて欲しいと表明したところ、 「あなたには期待していたのに残念です」 という感じのコメントがついた。 きっと保守論客としての自分を期待し、 ブログを読んでもらっていたのだろう 私の行為は彼にとって裏切りである だが、私自身にとっては、思考の範囲を広めるための成長の途中なのだ 死ぬまでこの思考というものを続けていきたい そして思考は続ければ続けるほど、 昔の思考に疑問を抱いたり、否定する場面に出くわす 俺はブログをこの思考の結果生み出
ブログ検索サービスを提供する米テクノラティが4月5日に発表した調査結果によると,2006年第4四半期は投稿数で日本語ブログが世界最多だった(参考リンク:「The State of the Live Web」,図)。実に世界のブログ投稿数の37%が日本語によるもので,事実上の世界標準語である英語や,母語人口で世界最多の中国語を抑えての1位である。世界的にはもちろん,インターネット人口の点から見ても日本語がマイナー言語であることを考えると(関連記事),これは快挙と言えるのではないだろうか。 では,なぜ日本語ブログの投稿数がこれほどまでに多いのか。仮説をいくつか考えてみた。 (1)日記文学・私小説の伝統 「土佐日記」以来の日記文学や,日本文学独自の様式と言われる私小説の伝統が日本にはある。日本人には日記を書くような感覚でブログを書いている人が諸外国に比べて多いのではないだろうか。日記形式であれば
ネカマとかネカマじゃないとか 最初に言い出したのは 誰なのかしら つい先日、半径ワンクリック以内で、ネカマだと言われたのを気に病んで ブログを閉鎖した方がいます。 直接交流があったわけではないので詳しい経緯は分からないんだけど、 この機会にネカマについてちょっと書いてみるテスト。(これってもう死語?) 最初に一応、ネカマの定義からおさらい。 ■ネカマとは ネット上で女性のふりをして活動する男性のこと。 ネカマを演じる男性心理はWikipediaが詳しいかな。 以下一部引用。 ネット上で男性が女性を装う理由は個々により違うが、以下のような点が挙げられる。 ・優しく(チヤホヤ)されたい ・ロールプレイを楽しみたい ・女性と思わせて周りの反応を楽しみたい ・リアルでお金を貢がせる ・異性に対して強く憧れを感じる ・自分の性別に対して不満を感じる ふむー。 ネカマって、紅の中ではネトゲやミクシィで
インフルエンサーとはなにか? 【ブログインフルエンサーの定義】 ブログインフルエンサーとは、以下のネットに関する活動のうち最低3つに関与した経験のある人を対象とする ブログにメール・コメントしたことがある ブロガーに関する集会・討論・イベントに参加したことがある オフ会に参加したことがある ブログイベントを開催・運営したことがある ネットコミュニティの運営に参画したことがある ネット関連組織の役員・幹事を務めたことがある 新聞・雑誌・ラジオ放送・テレビ番組などについて調べたことがある ネット署名にサインしたことがある ほかのブロガーのためにエントリを書いたことがある 雑誌もしくは新聞に記事を書かれたことがある 雑誌もしくは新聞に記事を書いたことがある 政府・行政に働きかけを行うネット関連団体で活動したことがある ネタもとはこちら。 http://www.edelman.jp/news/ エ
小熊英二を検索すると必ず引っ掛かるのかの「極東ブログ」。といって私は「かの」であるかどうか 全然知らないのだが、いつ読んでもこの人は頭が大変不自由な人間だと感心させられる。 何故この程度がネット上では大きな顔ができるのだろうか、それなりの考えを持って何かを語る気があるのなら ネットで見ただけでいい加減なことを書く一人2チャンネルはやめた方がいいと考えるのが常識だろうに、 だから私などに突っ込みを入れられる。 「極東ブログ」の人は小熊英二に脱力しているそうだが、小林秀雄に永遠の愛を誓う人にとっては 確かに小熊英二は許しがたいだろう。しかし小林秀雄の思想は小熊英二が取り上げる戦後「思想」の道筋にはない、 また小林秀雄をよく読んでいるのならそのことがわかるはずなんだがそれもわからないらしい。 全く小林秀雄も気の毒なものだ、自分の亜流を気取る人間がここまで読解力のない人間だとは 今頃自分のいい加減
公募ガイド 2007年 04月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 公募ガイド社発売日: 2007/03/09メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る いろんな懸賞や小説、シナリオ、キャッチコピー、イラストなど「現在公募されているもの」を1冊に集めた「公募ガイド」という本があるのですけど、その2007年4月号の読者投稿のページに、42歳の読者(性別は不明)のこんな投稿が掲載されていました。 1年と5ヶ月続けていたブログを閉鎖しました。理由は、執筆活動に専念したいから。日々の暮らしのさりげないエピソードを書くのは、とても楽しい作業でした。自分が書いた日記に、携帯電話で撮った写真を添付して、印刷、保存しています。いい思い出になります。 でも、一々、訪問してくださる方に、その方の日記を読んで、コメントを返すという作業が辛くなったのです。わたしの場合は、何かを書くと、1
あんまポジティブな話じゃないが。 随分昔、「書く」ことで食っていければいいなーと思ったことが、そういえばあった。一時期それに近いバイトもしていたんだが、結局諦めた。諦めて正解だったと今では思っている。 何故かというに、多分私には「許せんと思う能力」が決定的に欠けている。 文章を書くという行為は二段階に分かれる。「発想」と「表現」である。書いて面白いことを思いつくかどうかが「発想」のパートであり、それを上手く文章に書けるかどうかが「表現」のパートである。 「表現」は、その種類こそ数限りなく存在するが、要するに技術だ。技術は練習によって磨かれる。 本を一度も読んでいない人でも、努力次第で売り物になる文章力を手に入れることは可能だ。志賀直哉や三島由紀夫の語り口を身につけることだって、それ相応の時間をかければ出来るだろう。 一方の「発想」は、努力次第で引き出しを多くすることは当然可能だが、最終的に
ブログを始めてこの夏で四年になるのか。さすがにそろそろ終わり感も漂うし、あるいはすでに終わっている終わっていると言われているように今は終わった後の光景なのかもしれない。この間ブログの世界もいろいろ変わった。内側にいて思うことを少し。 先日、ブログ界で知る人ぞ知る知らない人は知るわけねーじゃんのうんこさんことハナ毛さんことことことから、ブログ始めるとしたらどこがいいでしょ(参照)と聞かれた。うぉらぁエントリに関係ない糞コメントすんじゃねーとか言うのもなんだしスルーっていうのもと思って、エントリ書いたら、これがさ、長くなってしまって掲載をためらっているうちに紛失してしまった。どうでもいいけど。 で、どのブログホストサービスが良いか? 一言でいうと、あ、このブログっていいなというブログをサポートしているところがいいですよ。 「池田信夫 blog」(参照)が良いなと思えたらグー、「ブログ時評」(参
ウレタン系高反発マットレスでよく言及されるのが密度です。それを頑張って分かりやすく説明してみます。
その道に精通してる、いわゆる「通」をうならせたいみたいな欲求が先鋭化を招くのかな、ということを考えてます。 ブログで何か書くと、いろんな読者層があって、当然その話をよくわからない人もいるし、自分よりよっぽどよく知ってる人もいるし、そういう人に突っ込まれたりもするわけです。そんで大体において、その話をよくわからない人のことには神経がいかなくて、自分が突っ込まれる方に神経がいってしまう。 なので、つっこまれないようにつっこまれないようにと過剰に理論武装したり、言葉足らずにならないようにと冗長になったり、精通している人たちに「自分も実はすげえ知ってるんですよ」っていうアピールをするためにどんどんコアでジャーゴンまみれな話題になっていったりして、「その話をよくわからない人」のことは置き去りにされていく。中にはもっと低俗というか、自分を大きく見せる優越ゲームのためにわざと難解な書き方をする人もいるか
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