ウスバキトンボは日本では数も多く、最も普通に見られるトンボのひとつです。その割には知名度が極端に低いトンボでもあります。今回はこのウスバキトンボの話を延々と書いていきます。 ウスバキトンボは主に夏に見られます。ひらけた野原のような場所を集団でひらひら飛んでいる、黄色っぽい(オレンジ色にもみえる)トンボです。オスは成熟すると、背中が赤みを帯びます。 ウスバキトンボは日本だけでなく広く世界中の熱帯・亜熱帯に分布しています。本来は熱帯・亜熱帯に生息するトンボなのです。暑い場所のトンボがなぜ日本にいるのかというと、毎年熱帯・亜熱帯地方から大移動をして来るからです。北半球なら北へ、南半球なら南へと移動していくのです。最も北ではカムチャツカでの目撃報告があるそうです。このように世界の広い範囲で見られることから、最も分布が広いトンボであると考えられています。 ウスバキトンボが北へ移動を開始するのは春先で
色覚に関わるオプシン遺伝子の数がトンボでは並外れて多いことを発見 トンボは水中と陸上、上空と地表の認識に異なる色覚遺伝子セットを使用 異なる光環境に適合した光センサーの開発にヒントを与える新知見 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 田村 具博】生物共生進化機構研究グループ 二橋 亮 主任研究員、深津 武馬 首席研究員(兼)研究グループ長らと、東京農業大学【学長 髙野 克己】(以下「東京農大」という)応用生物科学部 矢嶋 俊介 教授、生物資源ゲノム解析センター 川原(三木) 玲香 博士研究員、国立大学法人 総合研究大学院大学【学長 岡田 泰伸】(以下「総研大」という)先導科学研究科 蟻川 謙太郎 教授、木下 充代 講師らは共同で、トンボの色覚に関わる光センサーを作り出すオプシン遺伝子が著しく多様であることを発見した。
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