Online ISSN : 1880-7852 Print ISSN : 0001-5202 ISSN-L : 0001-5202
Online ISSN : 1880-7852 Print ISSN : 0001-5202 ISSN-L : 0001-5202
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センターバイオ高分子研究チームのマライ・アリ・アンドレス上級研究員、沼田圭司チームリーダー(京都大学大学院工学系研究科教授)、京都大学大学院工学研究科の土屋康佑特定准教授、慶應義塾大学先端生命科学研究所の荒川和晴教授らの国際共同研究グループは、世界中に生息する1,000種を超えるクモからクモ糸を採取し、クモ糸タンパク質の構造とクモ糸の物性について網羅的な情報をデータベース化しました。 本研究成果は、天然クモ糸の情報から合理的に設計されたさまざまな材料物性を示す人工クモ糸材料の創出に貢献すると期待できます。また、作成したデータベースは「Spider Silkome Database」として公開します。 今回、国際共同研究グループは、世界中のさまざまな地域で採集されたクモを系統的に分類し、クモの細胞から抽出したRNAの解析からクモ糸タンパク質のアミノ酸配列情
春が来て暖かくなってきました。いよいよ生き物達が活動し始める季節の到来です。 さまざまな生き物を観察するのにうってつけの時期ですが、今回私は「クモの巣」ウォッチングをおすすめしたいと思います。 クモはご存じの通り、自ら糸を出して巣を作ることが知られていますが、そのクモの巣の種類にはさまざまなものがあって、実に奥深いものです。そんな知られざるクモの巣の世界を、リレー連載でご紹介します。 クモの巣とは? そもそも「クモ」についてご存じない方も多いと思います。 クモは正式には「クモ目(もく)」と呼ばれる仲間で、大きな括りとしてクモガタ綱(こう)というグループに属しています。このクモガタ綱にはクモ目以外に、サソリ目やダニ目、ザトウムシ目などが含まれています。クモは全世界に4万9000種もの種がおり、日本では1700種ほどが知られています。クモはお尻の先にある糸疣(いといぼ)からタンパク質でできた糸
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く