ライブドアblogで書いている無料エッセイ&漫画『ゆりにん』『百合嫁の日常』(原作・エッセイ 藤間紫苑 漫画 江川広実)をツイッターに載せた時の便利リンク集です。
作文の型は、各国の国語教育の特徴と一致しています。例えば日本の学校で出される作文課題の二大テーマは、運動会や修学旅行などの学校行事と読書感想文です。学校行事では、皆が共通して体験した出来事を時系列で書き、読書感想文では、読前と読後で読み手の考えがどのように変わったかを書くことが、枠組みとして勧められています。どちらも期待されているのは学校行事や読書という体験を通じて、子どもの「心の成長の軌跡」が表れていることです。心の成長体験を、その時々の気持ちの表現を交えて素直に生き生きと書いてあるのがよい作文とされています。成長の軌跡ですから、必然的に物事が起こった順番に書いていくことになります。これは、作文実験に現れた日本の子どもの「時系列で書き、説明も理由付けも区別しない」作文の特徴と一致します。 そして、今回のテーマである読解力についていえば、実のところ日本の国語の授業では、「読解」に費やす時間
随分前から連載されていた漫画なので今更な感は否めないのですが、逢坂みえこさんの漫画「プロチチ」を読みました。 出遅れた理由はと言えばここ数年、本屋にゆっくり行けていないこと、欲しい本だけネットで検索して買うという生活が続いていて色々探して読むということが少なくなっていたこと。 でもそれにフラストレーションを感じていたので、ここ2ヶ月程自分に対して、買いたい本を注文するときに何か1冊話題作や興味を引かれた漫画や新書をついでに買う、というタスクを課していました。プロチチは、Amazonで他の本を検索しているときにオススメ枠に出て来たのがきっかけです。今思い返せば発達障害関連の本を色々と見ているときだったのかなぁと思います。 逢坂みえこさんといえば「永遠の野原」を今は亡き少女漫画月刊誌「ぶ〜け」本誌で読んでいた、懐かしい作家さんです。10代の入り口からずっと、たくさんの影響を受けた作品でもありま
藤井誠二 @seijifujii1965 いま発売中の「潮」に、昨年ある「体罰事件」を起こして退職した大阪市内の小学校校長のルポを書きました。桜宮高校体罰自殺事件の渦中で、ほとんど知られないまま現場を去った校長の胸中、背景にはどんな問題があったのかを掘り下げました。 pic.twitter.com/jhKhGwb7My 2014-05-22 10:13:24 藤井誠二 @seijifujii1965 「ノンストップ」という番組をたまたま観たら、私が先々月の『潮』で書いた元校長のことが取り上げられていた。番組後半しか観ていないので確認はできていないが僕の記事を紹介をされたようだ。というのは、「元校長」からディレクターが記事を引用すると言っていたと聞いていたからだ。(続く) 2014-06-25 17:22:38 藤井誠二 @seijifujii1965 元校長に「ノンストップ」のディレクター
自分は「実証研究」と呼ばれるものがあまり好きではない。対人援助分野に関して言えば、多くが「およそ現場でわかっている」ことを再確認するか、現場の感覚であれば当然のごとく「変数」としてリサーチデザインに組み込まれるべきものが抜け落ちているのを見てがっかりするかのいずれかに終わることが多いからである。 しかし、この本は違った。ものすごい本である。 障害のある乳幼児と母親たち―その変容プロセス 作者: 一瀬早百合出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2012/06メディア: 単行本購入: 56人 クリック: 3,846回この商品を含むブログ (7件) を見る 単純に言ってしまえば、既存の障害受容研究の「大ざっぱさ」をばんばん指摘して、ツッコミを入れ難いぐらいに研究対象の絞り込みと重層的な調査分析をして、障害児の母親の変容プロセスを追ったものである。障害児の親に関する実証研究で、これだけ方法論的に洗
一席ぶつのもいいが、具体的に動く。 子どもが通う学校で、「ウチは大丈夫か?」と呼びかけやアンケートが実施されているそうな。大仰すぎると水面下に潜るぞーとは思うが、やらないより○。わが家では、寝しなに子どもに語ったり、夫婦でしみじみ話したり、参考書で「予習」してる。天下国家やゆとり教育の荒廃を嘆いても無駄、具体的に動いている。そこで見つけた、先生にとっての赤本を紹介しよう。 小・中・高のいじめ事例から自殺予防までを扱った一冊。「入門」と銘打つ150p.足らずの本だが、中身はかなり充実しており、関連書籍の紹介は膨大といっていい。入門というより、むしろエッセンス本だな。類書より優れているのはII章、「いじめの緊急対応」になる。今のいま、いじめの対応について悩んでいる先生方は、II章から読むべし。 とはいっても、特別な手法があるわけではない。「見守り」「個別指導」「保護者の面談」などは、容易に想像
言葉足らずのためかなり誤解があったようなので、書き足らなかった部分を加筆しました。 「アマゾンが本格的にKindleを日本語化して年内にも日本の電子書籍業界に参入」と聞いて、戦々恐々の出版業界人も多いことだろうが、安心していい。アマゾンが参入しようがどうしようが、日本の電子書籍はたいして盛り上がらない。長期的に見たらどうせ衰退するのは目に見えているからだ。アマゾンが本格参入して一時的にビジネス本の電子書籍は売れるようになるだろうが、10年、20年の長いスパンでは必ず日本の書籍出版(印刷と電子含めて)のマーケットはどんどん小さくなると断言する。 インプレスはこんな感じで日本の電子書籍のマーケットが大きくなっていくと予想しているが、非常に脳天気ではないか。電子書籍のマーケットは多少拡大しても、印刷物の書籍のマーケットがこれ以上に小さくなって、全体としては出版業界はけっして上向きにならないだろう
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