ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平被告(39)が大谷の口座から総額1697万5000ドル(約26億3000万円)を盗んだとする銀行詐欺などの罪を認め、司法取引に応じた。8日(日本時間9日)、米司法省が発表した。大谷に成り済まして24回以上も銀行に電話していたことや、歯の治療費として大金をだまし取ったことなど、同被告の新たな手口も明らかになった。 ◇ ◇ ◇ 水原被告はこれまでに報じられていた銀行詐欺罪に加え、納税詐欺罪の罪状に関しても司法取引に応じた。銀行詐欺罪は最長で禁錮30年、うその申告による納税詐欺は最長で禁錮3年となるが、司法取引で量刑が軽減される見通し。連邦検察によると、同被告は数週間以内に有罪を認める予定で、14日(同15日)にカリフォルニア州の連邦地裁に出廷する。 同被告は大谷から約1700万ドルを盗んだとされており、司法取引には盗んだ金額の全額返済が定