タグ

ブックマーク / wofwof.blog60.fc2.com (11)

  • 数学科の大学院に進むとはどういうことか? - Willyの脳内日記

    大半の人から数学は無味乾燥なものだと思われている。 いったい数学科の大学院まで行く人は何をやっているのだろうか。 英語掲示板に「これ以上ない!」 というくらい上手い解説を見つけたので紹介しよう。 (ちなみに原文はこちら) ---- 質問: 数学科の大学院生は毎日何をして過ごしてるの? ただ単に机の前に座って考えているだけ? -- ヤーシャ=バーチェンココーガン, MIT 大学院生 回答: たいていの場合、数学の大学院に行くっていうことは、 や論文をたくさん読んで何がどうなってるのか理解することだ。 難しいのは、数学を読むっていうのは、 ミステリー小説を読むのとは違うし、 歴史を読んだり、ニューヨークタイムズの論説を読むのとも、 違うって言うことなんだ。 一番の問題は、君が数学の最前線にたどり着くまでの間、 概念を説明する言葉さえほとんど存在していないっていうことだ。 例えて言え

  • 社会人の大学院留学の機会費用とリスク1(機会費用) - 統計学+ε: 米国留学・研究生活

    ブログを付けていると大学院留学を目指す社会人というのは結構いるものだと思う。 今回は、その機会費用とリスクについて考えてみたい。 主に、サラリーマンを辞めてMS/MA/PhDといった学問的なプログラムに留学する場合を想定しているが、 日の大学から直接留学する場合や、職業系大学院(法律/ビジネス/医薬系等)についても、 共通して論じられる点は考慮していきたい。 機会費用とは何か? 辞書的には機会費用とは、「選択されなかった選択肢のうちで最善の価値」 であり、法律用語では「逸失利益」のことである(wikipedia)。 つまり、年収600万円の人が仕事を辞め 年間400万円の費用をかけて2年間大学院に留学した場合(*1)、 直接的にかかる費用は: 400(万円/年)×2(年)=800(万円) であるが、機会費用を含めると 400(万円/年)×2(年)+600(万円/年)×2(年)=2000(

    gologo13
    gologo13 2011/08/22
    いつかまた真剣にこのエントリを読む日が来るかもしれない。
  • 数学を勉強することは無益 - Willyの脳内日記

    数学を勉強しても社会に出て役に立たない。実際、 大人になってから四則演算以上の数学ができなくて困った事はない。」 という人は自称知識人の間にもいる。 そうした意見に心地よさを感じる人は結構いるだろう。 そういうのを聞いても別に反論する気にはならないが 「かわいそうだな」と思うし、 できればそのままでいて欲しいと思う。 もう少し分かり易い例を出そう。 例えば、 ブサメンの男性が 「イケメンでも社会に出て役に立たない。実際、 大人になってからブサメンで困った事はない。」とか 不細工な女性が 「美人でも社会に出て役に立たない。実際、 大人になってから不細工で困った事はない。」とか 言っていたらどう思うだろうか。 あなたがイケメンや美人でも、 別に反論しようとは思わないだろうが、 その代わりに「かわいそうだな」と思うだろう。 そういう人たちがいなければ あなたはメリットを享受できない。 確かに、

  • コアの能力をじっくり育てよう - Willyの脳内日記

    このところ、日の大人社会が 若者を見る目は非常に厳しくなっている。 若者は良い大学を出るだけでなく、 アルバイトやサークル活動でリーダーシップを発揮し、 夏休みはインターンシップを経験し、 英語を勉強してTOEICのスコアを出し、 できれば短期留学なんかも体験し、 面接では礼儀正しく好感を持てる態度で、 コミュ力と行動力と責任感を 見せることが求められる。 そうした能力はどれもあるに越したことはないが、 求められることが多すぎて学生が気の毒になってしまう。 自分のこれまでの経験を振り返ると、 世の中で生きていくために当に必要な事は もっと素朴で単純なことだ。 日で大学院に進んだ時、金融機関で働いた時、 米国でPhDを取る時、大学で働くようになった時、論文を書いている時、 自分の強みの源泉はつまるところ、 高校時代の3年間、そして大学の数学科で4年間 数学を勉強したことだけだった。 大

    gologo13
    gologo13 2011/03/17
    自分のコアとなる能力を磨いて、全人口の上位1%に入れ。毎日3ページ教科書を読め。←なかなかできないんだよね。。。基礎勉強しなおさないと。
  • ハーバード大の日本人入学者はなぜ少ないか? - Willyの脳内日記

    ハーバードの日人学部入学者が毎年1人程度しか いないことが先日、日のメディア話題になった。 一方、中国韓国は毎年、10人前後の入学者がいるようである。 こうした日人入学者の減少を学生が内向きになったとか、 草系がうんたらかんたらと言った要因に帰着する意見もあるが そうしたことが質的だとは思えない。 アメリカに住んでみれば一目瞭然なように、 その最大の理由は日人のアメリカ社会への 浸透度が圧倒的に低いことだ。 例えば、デトロイトのあるミシガン州には 1万人強の日人が住んでおり、2万人前後の韓国人、 3万人前後の中国人と比べても、それなりの規模を維持している。 しかし、日人の多くは日企業の現地展開のために一時的に 米国に滞在しているため、現地の大学へ進学する人は少ない。 アメリカにいても日の方を向いており数年で帰ることの多い日人と、 現地で同胞同士のコミュニティーを作っ

    gologo13
    gologo13 2011/03/17
    その発想はなかった
  • アカデミックとインダストリーの狭間で - Willyの脳内日記

    My Life in MIT Sloan の Lilac さんがブログを再開した。 再開を心から歓迎したい。 いつの間にかタイトルもMy Life `after' MIT Sloan に変わっている。 在学中の彼女のブログを読んで初めて MBAプログラムの面白さを理解できたが、 卒業後のブログではどのようなトピックを扱っていくのか 今から楽しみである。 再開後はじめのエントリー(「私が人生の進路変更をした当の理由」)は アカデミックとインダストリー(企業部門)の間の進路選択に関して 多くの示唆を与えていると思う。 労働市場の閉鎖性をもち、 アカデミックとインダストリーの垣根が高い日社会は アカデミックを志す人にとっては非常にやりにくい。 Lilac さんの決断は結果として正解だったように思えるが、 不確実性のなかで決断したことに変わりはないだろう。 私が数学科の学生であった頃、 アカデ

  • 英語が上達したと思うのはどんな時か?~基礎編 - Willyの脳内日記

    英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。 完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。 英語環境がととのっていれば、そのうちに、英語も上達する。 我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。 それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしがなりたたない。 日の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境がととのはないからである。 一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。 日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。 日の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。 それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。 国民も政治指導者も、英語の使用を日人のあるべき姿と考えることが大切である。 国際社会において、我が国を代表する

    gologo13
    gologo13 2011/01/05
    「to は未来に向かうことを表す前置詞。have to だったら 未来に向かって何かすることを持っているということです。」
  • アメリカ大学院留学までのスケジュール - Willyの脳内日記

    謹賀新年。 新年に目標を立てる方も多いと思うので、 今日はアメリカ大学院留学を目指す人のスケジュールについて書きたい。 周りに経験者がいないと留学のスケジュール感を掴むのは案外難しい。 例えば日国内の大学入試で、高校3年の1月になってから、 「東大に入りたいのですけど」と真顔で予備校の窓口に 相談に来る人はいないだろう。 しかし留学に関しては情報不足からそういう事が起こりがちである。 全てのスケジュールは最終目標から逆算して考えるべきだ。 2012年9月から大学院に留学したいとしよう。 準備期間を考えると渡米は7~8月あたりだろう。 ビザの申請は6月くらいで、そのためには5月上旬くらいには 大使館の予約をした方が良い。 そのためには4月中に進学先を決めるのが理想的だ。 通常、一流校の願書締め切りは前年末だから11年12月だ。 合格発表は2012年の2月から4月上旬頃となる。 願書のフォー

  • 英語が上達したと思うのはどんな時か?~米国生活編 - Willyの脳内日記

    先日、日で最初に卒業した大学のOB会で、 在米2年弱の駐在員の方から 「英語が上達したと思うのはどんな時か?」 という話題を振られた。 はっきり言って、 英語圏は英語を勉強するところではなく 英語で生活するところなので、 はっきりと英語の上達を意識する機会は少ない。 今、TOEFLを受けさせられたとして スコアは予想もつかないが、おそらく 留学開始時と大差ないのではないかと思う。 そんななか、これまでの生活を振り返ってみると、 実践的な英語力が少し上達したと思うのは、 どうしても自分でやらなければいけないことをやった時だ。 主な例をいくつか挙げてみる。 1.出願・入学手続き(留学前) 留学する多くの人にとって出願や入学手続きは、 初めて「きちんと」英語を理解しなければいけない経験だ。 難解なところは多くないが、間違えれば自分に跳ね返ってくる という意味で、試験の英語とは異なるはじめの貴重

  • 高校時代に一番印象に残った授業 - Willyの脳内日記

    先日の記事のコメント欄で日の中等教育の話をして、 自分の高校時代の事を少し思い出した。 以前に少し書いたことがあるが、私の高校は 卒業すれば全員が大学に進学できる仕組みだったので とてものんびりした高校時代だった。 そんな中、授業が後々の人生に影響を与えたのは 往々にして雑談の部分だったように思う。 一番印象に残っているのは高校3年のドイツ語の読解の授業だ。 この授業は、"Wissen ist Macht (知は力なり)" という哲学書の ような文章を一年間かけて読むという授業である。 僕はドイツ語が一番の苦手で全く分からなかったので、 文系のO君が作ってくれた日語訳を暗記して なんとか落第点を取らないように努めた。 難解なので、日語訳を一度読んだくらいでは意味が分からない。 2度、3度と読むうちにおぼろげながら意味が分かる、 そんな感じのだった。 こんな感じの一節があった: 「科

    gologo13
    gologo13 2010/12/12
    ふとしたきっかけが人に影響を与えるってのはあるよな
  • 楽天の英語公用語化がビミョーな理由 - Willyの脳内日記

    楽天が2012年末までに社内で英語を公用語にすると発表した。 オーナー経営者の三木谷社長の強力な意向で決まったのは想像に難くない。 確かに、製造業を除く日企業の海外進出がなかなか進まない現状を見ると、 言語面を強化しなければならないという問題意識は良く分かる。 英語を公用語化することには以下のようなメリットがあると思われる。 1.海外からの人材獲得が容易に 今後アジア市場などを開拓するにあたって、 優秀な幹部を雇用するには言語環境が英語である事は重要だろう。 現在、アジア域内で優秀な人材の多くが 米国・シンガポール・香港に集まってきている事実はこの事を裏付けている。 バックオフィス部門を海外、例えばインドなどに移管する際にも 社内が英語化されていれば障壁が低くなる 一方で、楽天は雇用慣行も米国を意識したものに変える必要がある。 採用のトップ画面が、「新卒」「中途」「MBA」なんて分類にな

  • 1