通信販売大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は26日、長崎市のJR長崎駅前に建設中の複合施設「長崎スタジアムシティ」のサッカー場「ピーススタジアム」を報道公開した。10月開業に向け、約2万席を今後設置する。全席に飲料置き場を設け、一般席も最大幅60センチとするなど余裕ある構造を心がけたという。 ピーススタジアムは高さ約28メートルで、ピッチと客席の近さが最短約5メートルと臨場感のある造りが特徴。雨を避けるため、観客席上部は屋根で覆った。サッカーチームV・ファーレン長崎の本拠地となる。内部ではこの日、重機を使った工事や溶接作業が進んでいた。 一方、三菱重工長崎造船所工場跡地の約7・5ヘクタールの広大な土地を活用した長崎スタジアムシティ全体では工事進捗率が3月末で約81%に達した。サッカー場に加え、アリーナや県内最大級のオフィスビル、ホテルが整備される予定。