白い砂浜で知られる和歌山県白浜町の白良浜(しららはま)が3日、海開きした。安全を祈る神事の後、テープカットを合図に海水浴客らは一斉に海へ駆け込み、初泳ぎを楽しんだ。南紀白浜観光協会によると、本州で最も早い海開きで、海水浴場は8月末まで開かれる予定としている。 家族4人で訪れた大阪市の小学5年、山下星那(せな)さん(10)は「泳ぐのは苦手だけど、めっちゃ楽しい」と笑顔。大阪府豊中市から来た三宅多佳良(たから)さん(41)は「子供たちも遊ばせやすいので毎年来ています」と話した。 白良浜は米ハワイのワイキキビーチと姉妹浜で、長さ約620メートル。南紀白浜観光協会の藤田正夫会長(71)は「世界に誇る白良浜を町全体で盛り上げていきたい」と意気込んだ。