中国電力島根原発(松江市)をめぐり、島根県出雲市の飯塚俊之市長は25日、市議会全員協議会で島根2号機について「最大限の安全対策が講じられている」とし、再稼働への同意を表明した。 事故に備えた住民避難計画の策定が必要な30キロ圏に入る島根、鳥取の2県6市のうち、丸山達也島根県知事以外の首長全員が25日までに同意を表明。今後、丸山知事の判断が焦点となる。 また出雲市議会は25日、再稼働の是非を問う住民投票実施の条例案を反対多数で否決した。同市の市民団体が約8800人分の有効署名を集めて市に直接請求していた。島根原発をめぐっては30キロ圏に入る松江市、鳥取県米子、境港両市の計3市議会でも条例案を否決している。