【4月13日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が起こり、世界中でスポーツイベントが止まる中、その流れに逆らうかのように台湾で野球の新シーズンが開幕した。 中国と距離的に近く、交易でも関係の深い台湾だが、新型ウイルスが世界をのみ込む中で、これまでのところウイルスの封じ込めに成功している。 政府は感染拡大が明らかになると、すぐに出入国を制限し、検査や接触相手の追跡、隔離を徹底した。こうした策が功を奏し、危機発生から100日ほどがたつ中で感染者数は400人以下にとどまり、死者はわずか6人。宗教行事などの大規模集会は中止になったが、学校やオフィス、レストラン、バーはおおむね開いている。 そうした中で12日、31回目の台湾プロ野球(CPBL)のシーズンが開幕し、中信兄弟(Chinatrust Brothers)と統一セブンイレブン・ライオンズ(Uni-President 7