だって「正しい歴史」なんて幻想じゃん 鎌倉幕府が1192年から1185年になったとかガバガバすぎるでしょ こんな曖昧な情報を覚えて僕らに何のメリットがあるの? って中学生の甥が言ってたけど何も言い返せんかったわ
Point ■レトロゲームには容量不足や技術的制約を解決するため、現代の我々から見ても解析できない謎の技術が使われていることがある ■今回、ATARI2600から82年に発売されたゲーム『Entombed』に、全くロジックが不明の迷路自動生成プログラムのコードが発見された ■迷路の壁を完全ランダムに配置すればクリア不能になってしまうが、このプログラムがなぜ通行可能なパターンで迷路を生成しているかは、まったくの謎だという ほんの数十年前、コンピュータ関連の技術が飛躍的に向上しました。 特にデータ容量の向上はめざましく、現代の若い人たちにとって容量の単位は「ギガ」が標準になっています。 しかし初代のスーパーマリオの全ゲーム容量は40KB、初代ドラゴンクエストの全容量は64KBでした。 これはこの記事のトップに貼られている画像の容量よりも遥かに小さい容量です。 レトロゲームの開発は、そんな小さな
プリキュア大投票、結果発表 大人気アニメ『プリキュア』シリーズの中から自分の好きな作品、キャラクター、歌に投票して順位を決めるNHK「全プリキュア大投票」の結果が9月14日、NHK BSプレミアム『発表!全プリキュア大投票』生放送内にて発表されました。 「全プリキュア大投票」に投票いただいたみなさん、そして生放送をご覧いただいたみなさん、本当にありがとうございました。ランキングは出ましたが、大切なことは順位ではなく、一人一人の心のなかにあるベスト・プリキュアですよね。#全プリキュア https://t.co/vumwynktD6 — NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2019年9月14日 「全プリキュア大投票」は、子供向けアニメーション『プリキュア』シリーズから作品42作品、プリキュア60人、サブキャラクターは約900、歌は約150曲という莫大な数から投票することができ、2
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。先日の『チコちゃん』でシュウマイの問題が出題されてて笑っちゃいました。シュウマイまでぶっ壊そうとしたあいつへのあてつけかな。 あいつと同類じゃないかと誤解されるのは迷惑なので、はっきりさせておきます。じつは私も以前、NHKはニュースと天気予報以外をスクランブルしたらどうかと提案したことがあります。 参考記事:ホットコーヒー裁判の真相 このブログ記事を読んでいただければおわかりになるはずですが、私はNHKに好意的です。私がぶっとばしたいのは、本当は見てるくせに、見てないから受信料は払わないとウソついてる連中です。 さて、先週だったか、NHKの『クローズアップ現代』で改名についてやってました。最近は、トランスジェンダー関連や、親につけられたキラキラネームで生活に支障をきたしているなどの理由で改名するひとが多いのだとか。 正式に改名するには裁判所に申し立て
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。こんなご時世だからこそぜひ読んでいただきたい良書を紹介します。木村幹さんの『日韓歴史認識問題とは何か』(ミネルヴァ書房)。 この本の特徴は、日韓両国の新聞など文献資料をきちんと踏まえ、根拠のある事実をまとめている点にあります。といわれて、そんなのはあたりまえじゃないかというひとは、まるでわかってません。そのあたりまえの作業をやらずに偏見を述べてるひとが圧倒的に多いのですから。 韓国を目の敵にしてる日本人のほとんどは、韓国語が読めません。日本を目の敵にしてる韓国人のほとんども、日本語が読めません。彼らはいったい何を根拠に互いを攻撃し合ってるのでしょう? 彼らが頼りにしてるのは、自国語だけの伝聞と報道です。相手の国民がどんなことを考え、どんな主張をしてるのかを、自分で確かめる能力のないひとたちが、根拠のあいまいな政治イデオロギーで誹謗中傷合戦を繰り広げて
はんどう・かずとし/昭和5(1930)年生まれ。東大文学部を卒業後、文藝春秋入社。専務取締役を経て文筆業に。『日本のいちばん長い日』は終戦の日を描いたベストセラーとなり、映画化もされている。『ノモンハンの夏』『昭和史』『文士の遺言』など著書多数 「昨年、当時の天皇陛下の侍従から、『秋篠宮悠仁(ひさひと)殿下に、太平洋戦争はなぜ起こったのかを、わかりやすく話してください』という依頼があった。ですが、私は最初断ったんです。だって相手は小学校6年生の坊やですよ。そんな幼い子に単純明快に話せるようなことじゃない、無理です、と。だけど何度もお願いされて、じゃあさわりだけでも話しましょう、と出かけていったのが、8月15日でした」 秋篠宮悠仁親王は、まさに次代の天皇家を背負って立つ。その進講役として白羽の矢が立ったのが、昭和史研究家でもある作家・半藤一利氏(89)だ。秋篠宮家の”家庭教師”になったのが「
古代ローマ史には「人類の経験のすべてがつまっている」と言われる。 ではブルマの歴史には何がつまっているだろうか? ブルマを覗くと慣習との戦い方が見えてくる。 束縛するファッション ここしばらく「#KuToo」の記事をよく見た。 スーツも革靴も嫌いな俺としては、この風潮を歓迎する。ハイヒールやパンプスのような非合理的なファッションは、労働の現場から消え去ったほうがいい。そもそも会社の指定した靴により足腰を痛めたならば、それは労災である。労災のリスクが高い服装を強制するのはどう考えてもおかしい。 しかしながら、この時代にまだハイヒールやパンプスを強制してくる会社の意識を変えるのは難しい。合理的な思考をする会社ならば、すでに靴を自由化しているか、逆にかかとの高い靴を禁止しているはずだからだ*1。今も頑なにハイヒールを求めるということは、そこにある種の信仰を見出しているのだろう。 どうしたら非合理
浦上 早苗 [経済ジャーナリスト/法政大学IM研究科兼任教員] Jun. 03, 2020, 10:40 AM 国際 173,759 学生の民主化運動を中国共産党指導部が武力弾圧した天安門事件から6月4日で31年。 インターネットやSNSが普及する一方で、中国政府による情報統制はこの数年さらに厳しくなっている。日本では「技術革新で国民監視がしやすくなり、事件のことは気軽に話せない」「事件がなかったことにされているため、若者はそもそも天安門事件を知らない」といった報道がされているが、実際はどうなのか。 「中学時代に天安門事件の動画を見た」と話す「90後」(1990年代生まれ)の20代前半の男性に聞いた。 ※この記事は2019年6月4日に公開した記事を一部編集して再掲載しています。 僕が1989年の天安門事件を知ったのは約10年前、中学生のときです。 10歳近く年上で「80後」(1980年代生
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ヘアケア製品のブランド・パンテーンが、新学年がはじまる時期に合わせて「この髪どうしてダメですか」というキャンペーンをはじめたとのことで。 https://pantene.jp/ja-jp/brandexperience/school-hair 髪の色や髪型を校則で決めることは本当に必要なのか。中高生や教師やその他オトナたちに問いかけるもので、私のところにも協力の依頼が来ました。あ、べつに金品などは一切もらってないですよ。 なんで私に話が来たかというと、昨年発売した『歴史の「普通」ってなんですか?』という著書で、茶髪・長髪・パーマが日本で迫害を受けてきた歴史を取りあげたからです。 ぶっちゃけ、この本読んでください、学校の図書室に購入依頼を出してください、で終わらせたいところですが、今回は中高生のみなさんが不毛な議論で潰されないためにも、本の内容から抜粋
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。最近にわかに、児童虐待を防げ! という大合唱が湧き起こってますけど、あなたがた、ついこないだまで、体罰禁止なんてきれいごとだ、とかいってませんでした? それともあれは、斜に構えてよのなかを見てシニカルなことをいう自分に酔ってただけですか? ニュースなどを見て気になったのは、近年児童虐待が急増しています、みたいな伝えかたばかりだったこと。それだと絶対、誤解を招きます。 案の定、「むかしは家に年寄りがいたから児童虐待なんてさせなかった。いまは核家族が進んだから虐待が増えたのだ」などと妄想歴史ファンタジーを垂れ流してるヤツがいました。寝ぼけたこといってんじゃないよ。むかしの年寄りは虐待をしつけとして黙認してたんですよ。 虐待が近年急増したように見えるのは、警察や行政が積極的に対応するようになったことで、統計数値として表に出てくる数が急増したというだけのこと
欧州原子核研究機構(CERN)の技術コンサルタントだったティム・バーナーズ=リー氏らが1990年に開発したHTMLエディタ「WorldWideWeb」は、世界初のウェブブラウザといわれています。そんなWorldWideWebをウェブブラウザ上で完全に再現したサイトが、WorldWideWebを生んだCERNのサーバーで公開されています。 CERN 2019 WorldWideWeb Rebuild https://worldwideweb.cern.ch/ Adactio: Journal—WorldWideWeb https://adactio.com/journal/14821 CERNの公開ページにアクセスして、「Launch WorldWideWeb」をクリックします。 WorldWideWebはこんな感じ。NeXTコンピューターのOSであるNeXTSTEPのHTMLエディタとして
ホメオパシーは「同種療法」とも訳され、さまざまな物質を限りなく薄く希釈することで治療効果が得られるとされている代替療法の一種である。ホメオパシーで処方される「丸薬」は、原料の物質を1分子も残っていないほど希釈したのちに乳糖もしくは蔗糖にしみ込ませて作られる。通常の薬理学的見地からは、ただの「砂糖玉」と変わらない。臨床的にも効果はプラセボと変わらない。そんなわけでホメオパシーは「由緒正しいニセ科学」とみなされている。 さて、とあるブログ経由で、ナイチンゲールがホメオパシーに言及していることを知った。なんでも、「ホメオパチー療法は素人女性の素人療法に根本的な改善をもたらした」のだそうだ。「この用薬法はまことによく出来て」いるともある(強調は引用者)。ナイチンゲールがホメオパシーについて言及した"Notes on Nursing: What it Is and What it Is Not"(看
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。日本の伝統文化を捏造する輩があとを絶たないのは困ったものです。歴史にフィクションも思想も要りません。必要なのは事実だけ。本日は、建国記念の日(旧・紀元節)にちなんで、国旗に関する正しい歴史の事実をお伝えしましょう。 祝日に一般家庭で国旗を掲揚するようになったのは、昭和13年の紀元節からです。それ以前の日本には、一般家庭で国旗を掲揚する習慣も伝統もほとんどありませんでした。やっていたのは、ごく一部の国粋主義者だけ。 大正9年の読売新聞にその手の読者から投書が寄せられました。天長節の日に警視庁が国旗を掲揚してなかったぞ、けしからん! というもの。記者が警視庁に問い合わせたところ、祝日に国旗を掲揚する慣例はないからやってないのだ、との回答。大正時代には官公庁ですら祝日に国旗を掲揚する習慣はなかったのでした。 大正12年か13年の話と思われますが、紀元節にそ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。NHKのニュースサイトに興味深い記事がありました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181225/k10011759511000.html?utm_int=news-life_contents_list-items_006 年賀状を出すのをやめる年寄りが増えているというニュースなのですが、私が驚いたのはそのことではありません。この記事の最後に出ている年賀はがき発行枚数のグラフのほうなんです。興味のあるかたは、とりあえず記事を見ていただけますか。 見ました? 平成15年をピークに、SNSなどの普及によって年賀はがきの発行枚数は減少し、昨年はピーク時の3分の2にまで落ち込んだというのですが、いや、ちょっと待ってくださいよ。ネットもSNSもなかった昭和40年ごろは、さらに現在の3分の1程度しかないじゃないですか。 私の
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。先日、虎ノ門方面に行きまして、久々に東京タワーをわりと間近で見ました。それで、しばらく前に読んだ『昭和ノスタルジアとは何か』(日高勝之・世界思想社)という本を思い出しました。私が読んだのが今年というだけで、本が出たのは2014年です。 この本によると、東京タワーは完成するまで世間からほとんど注目されてなかったようなんです。近年のスカイツリーのときみたいな「完成まであと何日」的なカウントダウンイベントの類もなかったとのことですし。まあ、地元の商店街だけは集客効果を期待して盛り上がってたので、内輪で小規模にやってたのかもしれませんけど。 当時の新聞を確認すると、なるほどたしかに東京タワーに関する記事の少なさに驚きます。スカイツリーという愛称は開業の何年も前に決まってたのに、東京タワーという愛称は、開業が迫った2か月くらい前にようやく決まってます。愛称が決
ベルリン工科大学観光歴史アーカイブに所蔵されているKdFの旅行パンフレット。「休日の旅を 1938」とある=玉川透撮影 ■世界最大の旅行代理店 ナチスが1933年に発足させたこの組織は、「KdF」という略称で呼ばれ、イタリアのファシスト党が組織した「ドーボ・ラボーロ」(労働の後)をモデルとしていた。 「ナチスは、それまで富裕層のシンボルだった『余暇』を、労働者にも手の届くものにしようとしたのです」。ベルリン工科大学観光歴史アーカイブのハッソ・シュポーデ教授(67)は、こう指摘する。 シュポーデ氏によれば、ナチスが政権をとる以前から、ドイツは他国と比べても「休み」を重視するお国柄だったが、それでも多くの企業で有給休暇は年3、4日しか認められていなかった。たとえ休みがとれたとしても、旅行は何カ月分もの給料に相当する費用がかかり、当時の労働者たちには高嶺(たかね)の花だった。 「ナチスの幹部たち
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。新刊『歴史の「普通」ってなんですか?』はおかげさまで高評価をいただけてまして、レビューもじょじょに増えてるようです。 私の本のレビューって、書きにくくないですか? じつは小難しい本のほうがレビューを書きやすいんです。小難しく書かれてる本を読み解いて、そのおもしろさをいかに伝えるかというところに、レビュアーの腕の見せどころがあるわけで。 私の本は難しくないです。読めばわかるおもしろさなんで、それ以上、読み解いたり噛み砕いたりする必要がありません。わかりやすいからこそ、自分が気に食わない事実を真正面から突きつけられるたひとは、反論できずに怒っちゃったりするんですけどね。 それでも誤読するひとがいないわけじゃないんで、まっとうなレビューをしていただけるのは、ありがたいことです。 さて、『歴史の「普通」ってなんですか?』発売記念、「伝統こぼれ話」第3回ですが
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