まずはこの動画をご覧下さい。縦に6個、横に4個の、合計24ブロックを持つ板チョコがありますね。これをまず、映像のように切り分けてから、配置換えしてみると……、あら不思議! 板チョコのブロックは24個のまま変わらないのに、新しいブロック1つ生まれているではありませんか!! やった! これを繰り返せば、永遠にチョコレートが食べらるね!! と考えてしまいそうにもなりますが、残念ながらそんな夢のような話はありません。 冷静に考えてみると、ブロックを1つ切り取った後の板チョコは、縦の長さが短くなっているはずですね。短くなった部分の面積が、切り取られた1ブロックと等しくなっているのです。当然これを何度も繰り返せば、板チョコの縦の長さはどんどん短くなっていきます。ただし、1回程度ではブロックの数に変化が見られることはないため、まるで新しいブロックが1つ生まれたかのように感じられてしまうというわけです。