片山事務所への相談後、X氏は、私設秘書の南村氏から文書を受け取っているが、そこには次のように記されていた。 〈着手金100万円を、至急下記にお願い申し上げます。ご確認後、国税に手配させて頂きます〉 100万円振り込みの指示書 この指示通り、X氏は7月10日に南村氏が代表を務める税理士法人の口座に100万円を入金。しかし約2カ月が経っても進展がなかったため、X氏はY氏らと共に議員会館を訪れ、片山氏に直談判したのだ。 磯脇氏は、こう証言する。 「X氏やY氏が議員会館に来た日のことは、私もその場にいたので覚えています。事情を聞いた片山氏が『南村に直ぐ連絡して! (こっちに100万円を)振り込ませなさい』と怒り始めたため、私が南村氏に連絡したのですが、あいにく繋がりませんでした。私は彼女の口から100万円という数字を聞いて『随分高いな』と思ったことを覚えています」 だが片山氏は、この議員会館での面