中央アジアのカザフスタンで続く政府に対する大規模な抗議活動は、最大都市アルマトイなどでデモ参加者と治安当局が衝突し、双方で数十人の死者が出たほか、これまでに1000人以上がけがをしたと伝えられるなど、多数の死傷者が出る事態に発展しています。 カザフスタンでは、燃料価格が大幅に値上がりしたことをきっかけに、政府に対する抗議活動が各地に広がっていて、ロシアメディアによりますと、最大都市アルマトイでは6日、中心部の広場に集まった数百人のデモ参加者の一部と治安当局との間で衝突も起き、銃声も聞こえたということです。 警察当局は「数十人を排除した」としてデモの参加者に死者が出ていると明らかにしたほか、当局側も12人が死亡したということです。 またカザフスタン保健省の情報として、これまでに全土で1000人以上がけがをして、このうちおよそ400人が入院していると伝えています。 現地では、インターネットへの