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日本語と歴史に関するlaislanopiraのブックマーク (205)

  • パリ在住フランス人研究者が「日本語の起源」を追究する理由。文字なき時代の古(いにしえ)の姿はここまでわかった! - 社会 - ニュース

    週プレNEWS TOPニュース社会パリ在住フランス人研究者が「日語の起源」を追究する理由。文字なき時代の古(いにしえ)の姿はここまでわかった! 「日語の祖先は、朝鮮半島から海を渡ってもたらされた説が有力です」と語るペラール氏 日語は、大昔はどのような姿だったのか? 文献の記録がない時代はどんな発音で、どんな単語があったのか? そんな疑問に答えるが出た。それが『日語・琉球諸語による歴史比較言語学』だ。 われわれが話す日語の祖先の姿に迫る画期的な方法をまとめたこのの著者のひとりは、なんとパリ在住のフランス人、トマ・ペラール氏。異国の言語学者が明らかにした、日語の古の姿とは? ■日列島にはいろいろな言語があった ――なんだか難しそうなですが、タイトルの「歴史比較言語学」ってなんですか? トマ・ペラール(以下、ペラール) 異なる言語どうしを比較したりすることで、言語がたどった歴

    パリ在住フランス人研究者が「日本語の起源」を追究する理由。文字なき時代の古(いにしえ)の姿はここまでわかった! - 社会 - ニュース
  • 読んでおもしろい辞典『隠語辞典』をよむ

    世の中には「隠語を集めた辞典」という辞典もある。 昭和時代にまとめられた『隠語辞典』を見てみたら、かなりおもしろかったので紹介したい。 『隠語辞典』を読もう 国語辞典や百科事典など、よく使う、見かけるものだけでなく、ちょっと変わった切り口やテーマの辞典(事典)は盛んに作られている。 特に、そういったたぐいの書籍は東京堂出版がよく出版しており『年齢の話題事典』だとか『日奇術資料大事典』といった、内容が気になるものもけっこうある。 今回は、そんな東京堂出版が、1956(昭和31)年に出版した『隠語辞典』を見てみよう。 『隠語辞典』(東京堂出版) 隠語と言えばつまり、いろいろな分野で使われる符丁だとかスラングというものだろう。 隠語としてパッと思いつくものは「ヤバい」という言葉が挙げられるかもしれない。ヤバいはもともと泥棒や盗賊の隠語だったものが、一般化して、いまや褒め言葉にまでなっているとい

    読んでおもしろい辞典『隠語辞典』をよむ
  • オタクはなぜ大げさな表現を好む?文学部教授に「待って、無理」「5万回言ってるけど」などの“オタク構文”について教えてもらった - ソレドコ

    「待って無理」「〇〇しか勝たん」「5万回言ってるけど」などなど、推しへの愛を叫ぶときに使うことの多い“オタク構文”。SNSでもしばしば取り上げられ、日々新たな言い回しが誕生しています。 私たちはなぜ、推しへの愛を語るときに特別な言葉を使いたくなるのでしょうか? 今回は日語の歴史を研究する明治大学 文学部 教授・小野正弘さんに「オタク構文」がどのようにして生まれ、オタクたちの間で受け入れられていくのかについて、一緒に考えていただきました! お話を聞いた人:小野正弘さん 明治大学 文学部 日文学専攻教授。専門分野は日語史。日語の各単語の意味がポジティブなものになったり、ネガティブな意味を持ったりする“変化”について、その背景や要因などの研究に取り組む。著書に『オノマトペ 擬音語・擬態語の世界』(角川ソフィア文庫)などがある。 HP:小野研究室のホームページ 私たちはなぜ“大げさな表現”

    オタクはなぜ大げさな表現を好む?文学部教授に「待って、無理」「5万回言ってるけど」などの“オタク構文”について教えてもらった - ソレドコ
  • 「泥のように眠る」の「泥」は生物のことなのか?

    まず、土と水の混合物という意味での「泥」(以下「ドロ」と書く)ではない、生きものとしての「泥」(以下「デイ」と書く)については、中国の沈如筠が書いた『異物志』という書物で紹介されているという。 泥为虫名。无骨,在水则活,失水则醉,如一堆泥。 泥は虫の名である。骨がなく、水に在ればすなわち活き、水を失えばすなわち酔う、一堆の泥のごとし。 『能改斎漫録』『夜航船』などにも同様の記述がある。なぜ「水を失えば酔う」のかといえば、言い伝えによると「デイ」は身体から酒を分泌しているので、周囲に水が無くなると自分の酒で酔って、ドロのようになって死んでしまうかららしい(が、この言い伝えのソースも不明なので信用できるかどうか)。おそらくナマコかクラゲのようなものを指しているのではないかと思われる。 「酔如泥(泥の如く酔う)」という表現の初出は『後漢書』の周沢伝だ……という説が一般的なのだが、現在の『後漢書』

    「泥のように眠る」の「泥」は生物のことなのか?
  • 平安時代でも「先」と言えば「未来」を指していた

    これ面白くて、未来が自分の後ろ側にあった時代には矛盾がなかったんですよ 我々現代人は普通「未来が前、過去が後ろ」なのが当たり前だと思ってますが、昔は過去が前、未来が後ろにあったんです 全く日独自のことではなく、古代ギリシャやソマリ語など世界の地域/言語であった/あることらしいですが https://t.co/3iG9Uaqgae pic.twitter.com/hkoAEAJjB0— 重藤小藤太 (@Kotouta_Sige1) February 18, 2024 この言説は正しいのだろうか。この場合、過去に書かれた文学などにおいてどのような用法があったかを確認すればいいだろう。というわけで『源氏物語』から「先」が未来をあらわしている箇所を引用する。 わが御世もいと定めなきを、ただ人にて朝廷の御後見をするなむ行く先も頼もしげなめることと思し定めて、いよいよ道々の才を習はさせ給ふ。 「私の

    平安時代でも「先」と言えば「未来」を指していた
  • 漢文不要論を聞く度に漢文という外国語を外国語のまま自国語にして読むゲキヤバ技術は残しておきたい話

    そくらてす @7danmoroboshi 漢文不要論を聞くたびに「漢文とかいう外国語を外国語のまま自国語にして読むとかいうゲキヤバ技術は当然残しとかないとアカンやろ」というお気持ちになる 2024-01-16 14:00:34

    漢文不要論を聞く度に漢文という外国語を外国語のまま自国語にして読むゲキヤバ技術は残しておきたい話
  • 相手の刀をdisするとき「なまくら」って言葉を見ますが、浄瑠璃で「赤鰯(あかいわし)」って言葉を見つけ『めっちゃ煽ってるやんけ~~~~~~~!!!!!!!!』って思った

    soubi@原稿中 @soubi422 小説とかで、 相手が持ってる刀のことをdisするとき「なまくら」って言葉を使われてるのはしばしば見ますが、 浄瑠璃の台で「赤鰯(あかいわし)」って言葉を見つけて めっちゃ煽ってるやんけ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!って思った 2024-01-03 21:10:20

    相手の刀をdisするとき「なまくら」って言葉を見ますが、浄瑠璃で「赤鰯(あかいわし)」って言葉を見つけ『めっちゃ煽ってるやんけ~~~~~~~!!!!!!!!』って思った
  • 『「日本語」の文学が生まれた場所: 極東20世紀の交差点』(図書出版みぎわ) - 著者:黒川 創 - 黒川 創による前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:黒川 創出版社:図書出版みぎわ装丁:単行(608ページ)発売日:2023-12-11 ISBN-10:4911029048 ISBN-13:978-4911029046 いまある日語の文学は、どのように書き継がれていったのか―― この度、『鶴見俊輔伝』で第46回大佛次郎賞を受賞した黒川創の評論集が刊行されました。書は、2013年に伊藤整文学賞を受賞した『[完全版]国境』の続編ともいえる内容であり、90年代後半から現在に至るまで、黒川創が思索し続けた「国境」と「外地」をめぐる文学史論の決定版です。2015年に河出書房新社より刊行された『鷗外と漱石のあいだで 日語の文学がうまれる場所』に、アンソロジー『〈外地〉の日語文学選』(新宿書房、全三巻、1996年)の解説、書下ろしの「新しい定住者が生みだす世界 金達寿から始まったもの」を加えてまとめた一冊。800人を超える人名索引のほか

    『「日本語」の文学が生まれた場所: 極東20世紀の交差点』(図書出版みぎわ) - 著者:黒川 創 - 黒川 創による前書き | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • 大正時代のお嬢様言葉が可愛いすぎる「ヒスッてる」「私はお菓子を食べイングよ」「チョレてゐらっしゃる」

    道民の人(廃墟・ひなびた風景) 名古屋コミティア(3/24)E-48 @North_ern2 日各地を旅をしながら廃墟、ひなびた風景、不思議な伝承など「人の生きた記憶」を記録・著作しています。廃墟/路地裏/街並み/建築/旅館/医療/民俗学/たまーにポトレ。 調査・原稿依頼など連絡はDM/メールから:polaris453121@gmail.com)fantia.jp/fanclubs/34782 focusite.booth.pm 道民の人(廃墟・ひなびた風景)@12/31冬コミ東3ク-26b @North_ern2 大正時代の医師会誌読んでたら、当時女学校に出入りしてた医学者が書いた「関西の現代女学生が用いる隠語抄録」があってこれ面白い。女学生は今の中高校生くらいの年代だが、この頃から「ヒスる」ってあったんだね…。そして袴とかおやつとかお雑煮とか「~ってよ」とか出てきてまあ当にかわいい

    大正時代のお嬢様言葉が可愛いすぎる「ヒスッてる」「私はお菓子を食べイングよ」「チョレてゐらっしゃる」
  • 「津」は「港」のことではなかった…!日本各地の「地名」を構成する「言葉」が持つ、「もともとの意味」(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    いまの日語につながる「おおもとの言葉」 木村紀子の新書『地名の原景』(平凡社新書)にはサブタイトルが「列島にひびく原始の声」とついていて、このサブタイトルが実に言い得て妙である。 古く、ヤマトに王権ができる以前の、この列島の人たちの言葉について、いろいろ考えをめぐらした書物である。 日語そのもの、ないしは、文献以前のこの国の姿について興味ある人には、めちゃめちゃおもしろいだとおもう。 書で扱っているのは、「いまの日語につながるおおもとの言葉」についてである。 万葉集を始めとして、日書紀や古事記、風土記などの、もっとも古い日語の文を読み解くことによって、さらに古い時代の言葉を探ろうとしている。 それはたとえば「野(ノ)」「山(ヤマ)」「川(カハ)」「海(ウミ)」「原(ハラ)」という言葉はどこから来ているのか、どういう感覚でそう呼ばれるようになったのか、そういうことを探るところか

    「津」は「港」のことではなかった…!日本各地の「地名」を構成する「言葉」が持つ、「もともとの意味」(堀井 憲一郎) @gendai_biz
    laislanopira
    laislanopira 2023/12/08
    ???
  • 「ヤバい」 | 分け入っても分け入っても日本語 | 飯間浩明 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    「ヤバい」という形容詞の由来は、江戸時代の「やば」という語に遡る、ということまでは分かっています。 その「やば」とは何か。滑稽「東海道中膝栗毛(ひざくりげ)」に、上方(かみがた)の人のせりふとして、 〈おどれら、やばなこと働きくさるな〔=お前ら、ヤバいことするな〕〉 というのが出てきます。つまり、当時の関西方言で「危ない、法に触れる」ことを「やば」と言ったようです。これが江戸・東京に入って「ヤバい」になったのです。 語源を考える上では、さらに「やば」は何に由来するか、ということにも関心が向きます。でも、これは今のところ不明と言うしかなさそうです。 松尾芭蕉(ばしょう)の門人に志太野坡(しだやば)という人がいます。江戸時代前期に生涯を送りました。この人、最初は俳号を「野馬(やば)」と言ったのですが、後に「野坡」に変えました。つまり、俳号の文字にはあまり意味がなく、「やば」という音を重視した

    「ヤバい」 | 分け入っても分け入っても日本語 | 飯間浩明 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 『日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち』(みすず書房) - 著者:今野真二 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    語の始原の姿を突き止めることで「日の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字であ… 日語の始原の姿を突き止めることで「日の始め」を明らかにしようとした、4人の国学者たち。 契沖(1640-1701)がたどりついたのは「漢字」だった。仮名発生以前、中国語をあらわす文字である漢字によって、日語はどのように文字化されていたのか。 賀茂真淵(1697-1769)は「音」に言語の根幹を見いだす。「語を意味を有する各音に分解する」という真淵の方法は、音節、五十連の音の気づきをもたらした。 言語化されたことばを精緻に読み解くことで上代の人間のこころを知ろうとした居宣長(1730-1801)。その先に結実した係り結びの研究、漢字の字音研究は、今日までその価値を失っていない。 「異端の国学者」

    『日本とは何か――日本語の始源の姿を追った国学者たち』(みすず書房) - 著者:今野真二 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • 「なるほど」って目上の人に使うと失礼ですか? 国語辞典の編纂者・飯間浩明さんに“本当のところ”を聞いてみた​​ - ミーツキャリアbyマイナビ転職

    「なるほど」は目上の人に使っちゃダメだよーー。こんな指摘を上司や先輩に受けたことのある方も少なくないでしょう。 昨今は、言葉遣いに関するビジネス書やWebサイトでも、しばしば同様の意見に出会います。SNSなどには、特に目上の人と話すとき、どんな相づちを使えばいいのか判断に困ってしまう、といったビジネスパーソンの声も数多く寄せられています。 そもそも「なるほど」ってそんなに「失礼」な表現なのでしょうか。「なるほど」に代わる便利な相づちってあるのでしょうか。そんな素朴な疑問を、今回は国語辞典の編纂者で言葉のプロである飯間浩明さんにぶつけてみました。 インタビューで語られたのは、「なるほど」の語源から、言葉や表現一般に対する飯間さんのスタンスまで、実に幅広いトピックです。この記事を読んで、日々の言葉遣いを振り返るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 飯間浩明(いいま・ひろあき)さん。1967年

    「なるほど」って目上の人に使うと失礼ですか? 国語辞典の編纂者・飯間浩明さんに“本当のところ”を聞いてみた​​ - ミーツキャリアbyマイナビ転職
  • 『三省堂国語辞典から 消えたことば辞典』(三省堂) - 著者:見坊 行徳 - 永江 朗による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:見坊 行徳出版社:三省堂装丁:単行(256ページ)発売日:2023-04-05 ISBN-10:4385366241 ISBN-13:978-4385366241 内容紹介: 歴代の三省堂国語辞典から削除された1,000項目を当時の紙面のまま拡大して収録。 全項目に脚注を付し、「コギャル」「メーンエベント」など15項目には時代背景を大活字で解説。 巻末に版数別の削除項目2,000。 国語辞典が改訂されるたびに新たに採録されたことばが話題になる。だが改訂で削除されることばもある。使われなくなったり、編集方針が変わったりして。書は歴代の『三省堂国語辞典』とその前身『明解国語辞典』から削除されたことば1000項目を集めたもの。 懐かしいことばがたくさん並んでいる。「こギャル」「地味婚/派手婚」「ニュートラ」「握り金玉(ぎんたま)」……。情報通信に関することばには、世の中の変化の激しさを

    『三省堂国語辞典から 消えたことば辞典』(三省堂) - 著者:見坊 行徳 - 永江 朗による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • 化学を「ばけがく」と読むみたいな言葉一覧・完全版

    科学と化学が、同じようなシーンで使うのに、どっちも「かがく」という読みであり、伝えにくい……こういうことって、よくありますよね。 でも、大丈夫。化学の方を「ばけがく」とわざと読む読み方があるんです! これは便利! こういう言葉って他にどんなのがあるのか気になったので、調べてみた。 「説明読み」と言われているらしい 化学と科学が紛らわしいので、化学の化をわざと訓読みして、ばけがくと読むみたいな言葉。ウィキペディアを調べると「説明読み」と呼ばれているらしい。(武部良明「二字漢字語の音訓読み分けについて」) 正しい読みかたではないけれど、紛らわしさをさけるため、わざと読みを変える。 すぐ思いつくのは、私立と市立の読み分け。私立を「わたくしりつ」、市立を「いちりつ」と読み替える例だろう。 テレビのニュースなどでは、なんの説明もなく「わたくしりつの学校で〜」というふうに普通に読み上げるので、もはやこ

    化学を「ばけがく」と読むみたいな言葉一覧・完全版
  • 「円」も「丁寧」も実は略字だった。漢字のプロに聞いた略字のあれこれ

    変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:天使が吹いてる長いラッパを吹きたい。できないから代わりにシャボン玉を吹く > 個人サイト 海底クラブ 「傘」という漢字の略字がほぼ絵 私が見つけたおもしろい略字というのがこれだ。 「傘」の略字。ほぼ絵じゃん。 京都市内のとある公共施設でこの「傘」を見つけて衝撃を受けたのである。「こんなんでいいのか!」と感動したのだ。 しかも帰ってから調べてみると、この「傘」は略字としてはそこそこメジャーな存在だというではないか。今まで知らずに生きてきたとは......。 きっと世の中にはまだまだ知らない略字があるにちがいない。そこで、私と編集部石川さんに前述の竹澤さん、さらにDPZで文字に関する企画といえばやはりこの人だろうというライター・西村さん(竹澤さんとつないでくれたのも

    「円」も「丁寧」も実は略字だった。漢字のプロに聞いた略字のあれこれ
  • 「ハレンチ」が褒め言葉だった頃の話|ちゆ12歳

    前置き先月、『三省堂国語辞典』の編集委員の飯間浩明さんが、「ハレンチ」についてツイートしておられました。 URLそんな感じで、「破廉恥」という言葉には、次のような変遷があります。 (1)元は「恥知らず」の意味 例:「貴様は国体のいかむを解さない非義、劣等、怯奴きょうどである、国賊である、破廉恥、無気力の人外にんがいである」(泉鏡花『海城発電』1896年) (2)1968年前後に「イカス」「カッコイイ」みたいな意味で流行る 例:「ことしの夏はハレンチルックで行こう!! 大人たちの常識を打ち破るハレンチ族の超個性的スタイルとは」(『週刊平凡』1968年5/23号) (3)『ハレンチ学園』の流行と前後して「エッチ」の意味で使われることが多くなり、現在に至る 例:「海から来たのはハレンチ人魚姫!!? 異種族交配擬人化ラブコメディー!」(すめしお『ネノちゃんは××したい!!』2020年) ※補足:「

    「ハレンチ」が褒め言葉だった頃の話|ちゆ12歳
  • 老人役割語の形成について論文検索してみた

    anond:20230819190310 不正確な記憶でブコメ書いた上に、憶測を加えてしまったが、それが違っていたようだ。 Ciniiで役割語、老人などで出てきた論文にちょうどそのことを論じているものがあったので勉強もかねて増田に書いてみた。 論文1だけで断言的なことは言えないかもしれないが、参考にはなるんじゃないかと。 老人の役割語の形成については金水敏氏の研究があるそうだ。 『「役割語から考える自称詞 「わし」 の方言性と出現時期』黒崎佐仁子 (2011)からの孫引きになるが、以下のような理由らしい。 金水(2007)は,「そうじゃ,わしが知っておる」のようなアニメやマンガに登場する博士および老人の言葉の特徴を以下のようにまとめている。 ⑸ 「A=B」の関係を表すとき,標準語では B の後ろに「だ」をつけるが,老人語・博士語で は「じゃ」をつける。また否定を表す表現として,標準語では

    老人役割語の形成について論文検索してみた
  • 何で漫画やアニメのお爺さんは語尾に『じゃ』をつけるのか

    何で多くの爺キャラは、語尾に『じゃ』『じゃよ』をつけるのだろう。 私が知る限りは現実に語尾じゃ爺は見たことも聞いたこともない。 語尾じゃ爺キャラは昭和から存在していたので、戦前か戦中のご老人は語尾に『じゃ』をつけていたのだろうか。 由来は何だろう、老人だけ方言を話しているのはよく見かけるので、どこかの方言だろうか。 東京かもしくは、東京に移住してきたのが特別多い地域の方言な可能性が大きいか。 そもそもいつ頃から語尾じゃ爺は出てきたのだろう。 サザエさんとか出てきたかな…波平は普通だった気がするが、意地悪ばあさんも話し方は普通だった、磯野家の裏のおじいちゃんとかどうだっただろう、思い出せない。 スネ夫のお母さんが話すザマスが遊郭言葉だったように、何かしらの由来はあると思うんだが、何なんだろうあれ。

    何で漫画やアニメのお爺さんは語尾に『じゃ』をつけるのか
  • 【令和5年度】予備試験の一般教養の和歌問題を国語教材の編集者が解いてみた【難問】 - チャウコンのブログ

    こんにちは。チャウコンです。 こんな話題が回ってきたので、見てみます。 まず一言、難しい笑 早速考えていきます。 枕詞「むばたまの」なので、黒・髪・夜・月・夢などが続きます。 真っ黒なヒオウギの種(ぬばたま・むばたま)が、由来です。 まちの植物はともだち←こちらの記事で大変分かりやすく説明されています。 ポイントは、黒を核にして訳が派生していくイメージで、黒→夜→夢という風に連想ゲームが起きていることです。一気に黒→夢は、流石に連想できませんからね笑 なので、 夜(又は髪)だけ覚えている人が多いようですが、一つだけ覚えるなら、オススメは黒です。 さて、実際の解き方ですが、 和歌の内容から上記の候補(黒・髪・夜・月・夢)を当てはめていくのが一般的な解き方だと思います。 ちなみに、普段和歌に触れている人間でも、3と4の和歌はあまり見ないので一発では選べません笑(たぶん) 多数派に何が当てはまる

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