8月22日、中国は今年、脱炭素に向けて再生可能エネルギーによる発電能力を過去最大規模で増やす狙いだ。江蘇省連雲港市の港で2018年7月撮影(2022年 ロイター) [上海 22日 ロイター] - 中国は今年、脱炭素に向けて再生可能エネルギーによる発電能力を過去最大規模で増やす狙いだ。ただ、ウクライナ危機を背景とするエネルギー安全保障上の懸念から、石炭使用量を前倒しで減らす可能性は小さくなっており、ピーク時の炭素排出量が計画より大きくなる恐れもある。 習近平国家主席は昨年、石炭使用を「厳しく抑制」すると約束。2026年からは使用量を減らし始め、二酸化炭素(CO2)排出量が2030年より前にピークを迎えるようにすると表明した。中国のCO2排出量は世界最大。