新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけは、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行されましたが、医療現場では引き続き、患者の受け入れなど対応が求められています。 こうした中、ことし春の完成を目指して大淀町で建設が進められていた専用の「発熱外来棟」が世界的な半導体不足の影響で工事の計画が遅れています。 五條市と吉野郡の医療を担う「南和広域医療企業団」では、新型コロナの感染拡大期に検査や診療を行う専用の発熱外来棟を、大淀町の医療センターの敷地内に整備する計画を立て、去年11月に着工しました。 施設の整備費は3億円あまりで、ことし春の完成を目指していましたが医療企業団によりますと、世界的な半導体不足の影響で空調設備に使う電気基盤の納入が難しくなったことなどから、工事の計画が遅れ、完成はことしの夏以降になる見通しになったということです。 また、最近の物価の高騰がさまざまな資材の調達に影響を及