IT(情報技術)を活用した法律関連サービスを手掛けるリーガルフォース(東京・中央、角田望社長)は4月下旬、人工知能(AI)を使って契約書の形式上の誤りなどを自動で見付けられるソフトウエアの提供を始める。法律事務所や企業の法務部などの業務効率化に役立てる。京都大学と共同開発した、自然言語を処
ノーベル賞科学者・山中伸弥氏と史上最強棋士・羽生善治氏が「10年後、100年後の世界」について語る「予言の書」が『人間の未来 AIの未来』だ。本書の中から「AIと将棋の未来」について書かれたパートを特別公開する。 なぜ将棋のソフトが急激に強くなっているのか 山中 人工知能(AI)の「AlphaGo」(アルファ碁)が世界トップクラスの囲碁棋士イ・セドルさん(韓国)に四勝一敗で圧勝したことが話題になりましたね。 羽生 はい、2016年3月のことでした。その年の2月、私がNHKの番組[NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」2016年5月放送]で人工知能を取材したとき、グーグルの傘下にあるイギリスのディープマインド社で、アルファ碁を開発したデミス・ハサビスさんにお会いしてお話を伺いました。囲碁は少なくとも十年は人間に追いつけないと言われていたので、大きな挑戦と思えました。おそら
内視鏡画像による胃がんの診断を支援する人工知能(AI)を開発したと、さいたま市の民間クリニックやがん研究会有明病院(東京都)などのチームが米専門誌「ガストリックキャンサー」に発表した。2000枚以上の画像を1分もかからずに判定し、胃がん発症の有無の正答率は9割を超えた。 胃がん検診で内視鏡医の作業の負担を減らすだけでなく、検査をしながらリアルタイムでAIに画像を判定させ、疑わしい部分をより丁寧に調べるなどの活用が期待される。 開発したのは、「ただともひろ胃腸科肛門科」の多田智裕院長ら。チームは、同クリニックやがん研有明病院などに保管されている胃がんの内視鏡画像1万3584枚を、ディープラーニング(深層学習)という手法を使ってAIに学習させた。そのうえで、患者69人の内視鏡画像2296枚について診断させたところ、胃がんの発症の有無の正答率は92・2%だった。
『iNTERNET magazine Reboot』に寄稿させてもらった「マストドンと分散型サービスへの回帰 ~米国プラットフォーマーによる独占から日本を解放せよ~」が、ウェブで全文公開された。前週には、村井純さんの「30年かけた準備が終わり、これからが本番」が掲載されていて、これはぜひともネットに関わる人すべてに読んでほしい内容である。 私の原稿は、今年4月にこのコラムで書いた「マストドン」に関してだが、その背後にあるのは“ネットの集中”である。インターネットマガジン創刊編集長でインプレスR&D代表取締役の井芹昌信さんが書かれているとおり、キーワードは本来ネットがそうである「分散」というわけだ。そして、私の原稿に編集部がつけてくれた副題が「米国プラットフォーマーによる独占から日本を解放せよ」である。 なんとなく米国プラットフォーマーを目の敵にしたようなモノ言いになってしまっているが、これ
富士通が人工知能(AI)などを活用し、システム開発プロセスの改革に本腰を入れ始めた。システム構築・運用支援のツール群を「KIWare(ケーアイウェア)」として体系化し、2017年11月に50件の開発プロジェクトに本格適用を開始した。時間を浪費しがちな開発業務をAIで効率化し、システムエンジニア(SE)が、開発業務の様々な作業や成果物の品質の向上に充てる時間を捻出する狙いである。 富士通がAIの活用に本腰を入れる背景には、開発プロジェクトの作業や成果物の品質の低さが課題になっていることがある。「品質を現場の人任せではなく、技術で底上げする。それによって品質が原因の不採算の案件を減らしたい」(富士通の粟津正輝サービステクノロジー本部 本部長代理 兼 先端技術統括部長 兼 SE変革推進室長代理)。 システム開発において、不採算案件につながる要因は様々だ。設計書の不備による手戻りが発生したり、ソー
Googleは年次開発者会議「Google I/O 2017」において、一連の興味深い技術革新をGoogleの世界に向けて披露した。Appleは恐怖で震えているはずだ。 Googleは「Google Assistant」を通してAIを、「Google Lens」を通して画像の検索と検出を、「Instant Apps」を通してウェブ検索を、「Google for Jobs」を通して検索を大幅に進化させている。 言い換えると、Googleのエコシステムは、Appleのエコシステムよりうまくやってのける状態まで来ている。ソフトウェアとハードウェアが緊密に統合されているAppleのエコシステムは、「Siri」やVR、スマートホーム、自動車のダッシュボード(これらについては後で詳しく説明する)に関して言えば、技術革新のペースという点でGoogleに後れをとっている。 ディープな情報データベースを活用
過去に自分がしてきた行為・仕事・創作活動、あるいは思考や発言などは、多くの場合、「若気の至り」に満ち溢れた大言壮語だったりする。すでに十分、大人(?)なはずの筆者でさえ今これを書いている自分を数年後の自分が観察したら、つまらない駄文書きやがったな、と感じるだろう。未来の自分が観察する現在の自分は、常に恥ずかしくて間違っている。私たちは、死ぬまで間違い続ける存在なのかもしれない。少なくとも筆者自身は、間違いなく間違い続けるだろう。 20年以上勤務した会社を離れて会社を作るという判断は本当に正しいのか、辞めて後悔しないのか、などと自問自答していた42歳の頃の筆者も、今となっては過去の存在である。些細なことで悩んでいた過去の自分は愛おしくもあり懐かしくもあるが、統合失調症の権威でもある東京都医学総合研究所 病院等連携研究センター長の糸川昌成氏によれば、人間の脳にダメージを与えやすいのは「反省と後
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