妊婦の市販弁当の摂取回数などを調べたアンケート用紙(手前)と、死産と市販弁当などの関連について発表した論文(奥)=2022年5月10日、兵藤公治撮影 市販弁当や冷凍食品を頻繁に食べる妊婦は死産の確率が2倍以上になるとの分析結果を、名古屋市立大の杉浦真弓教授(産科婦人科)や玉田葉月特任助教(栄養学)らの研究チームが発表した。杉浦教授は「死産が多くなる原因について、さらに詳しく研究する必要がある」と指摘している。 研究チームは環境省が実施するエコチル調査で得られた妊婦9万4062人のデータをもとに、市販弁当、冷凍食品、レトルト食品、インスタント食品、缶詰食品それぞれについて、妊娠結果との関連を分析した。分析の際には母親の年齢や体格、喫煙・飲酒歴、収入など妊娠結果と関連があることがエコチル調査で判明した要因の影響を取り除く統計処理をした。 その結果、市販弁当、冷凍食品の摂取頻度と死産との間に関連
東京オリンピック・パラリンピック選手村内覧会であいさつをする選手村の川淵三郎村長=東京都中央区で2021年6月20日午後2時29分、竹内紀臣撮影 東京オリンピック・パラリンピックの選手村(東京都中央区晴海)の報道陣向けの内覧会が20日行われ、村長を務める元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)が「不満もあるだろうが、大会に協力を」と述べ、大会の成功に向けて報道各社の協力を要請した。 川淵氏は内覧会でのあいさつで「この数カ月間、日本で大会開催のいかんについてマスコミを通じて相当な議論があった」と切り出した上で、「国民の大半は開催に賛成していなかったが、ここに来て『オリンピックはしょうがないかな』という形で…
毎日新聞と社会調査研究センターは19日、全国世論調査を実施した。東京オリンピック・パラリンピックに関して、政府が国内の観客を入れて開催する検討をしていることについて「妥当だ」との回答は22%にとどまった。「国内の観客も入れずに無観客で開催すべきだ」は31%に上った。5月22日の前回調査で「無観客で開催すべきだ」は13%だった。「中止すべきだ」は30%で前回(40%)より10ポイント減少し、「再び延期すべきだ」は12%で前回(23%)より11ポイント下がった。「中止」と「再延期」を合わせて4割超となった。「わからない」は5%(前回3%)だった。 菅義偉首相は東京五輪について「安全・安心な大会を実現する」と繰り返している。安全、安心な形で開催できると思うかとの問いでは、「できると思う」は20%にとどまり、「できるとは思わない」は64%に上った。
毎日新聞と社会調査研究センターは13日、全国世論調査を実施した。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、女性を蔑視する発言をした責任を取って辞任を表明したことについても聞いた。「辞任は当然だ」との答えは69%で、「辞任する必要はなかった」は21%、「わからない」は10%だった。 男女別では、「辞任は当然だ」との回答は…
クマが侵入したと通報があったショッピングセンター。警察がクマの捜索を続けている=石川県加賀市作見町で2020年10月19日午後0時半ごろ、深尾昭寛撮影 19日午前7時50分ごろ、石川県加賀市作見町のショッピングセンター「アビオシティ加賀」の搬入口からクマが侵入したと従業員から110番があった。県警によると、クマは施設内に潜んでいたとみられ、約13時間後に施設内の倉庫で射殺された。けが人はいないという。侵入当時は開店前で、施設側は従業員を屋外に避難させた上で臨時休業とし、県警や猟友会のメンバーらが捜していた。 施設の周囲には規制線が張られ、この日は防護盾を持った警察官や麻酔銃などを手にした県職員らが慌ただしく出入りした。店内の防犯カメラやドローンを使って施設内を捜索。市によると、午後9時ごろ、猟友会が倉庫内にいたクマを射殺した。
月1回、一緒にバレーボールを楽しむ益子直美さん(左)と斎藤真由美さん=2019年11月27日午後0時24分、山本浩資撮影 「監督は絶対に怒らないでください」。スポーツ界で指導者の暴力やパワハラが問題になる中、元バレーボール女子日本代表でタレントの益子直美さん(53)が「指導者は怒ってはいけない」をルールにした小学生大会を企画した。「引退するまでバレーがずっと嫌いでした」。現役時代の苦い経験をきっかけに、福岡と神奈川で大会を開催している。なぜ、嫌いだったのか。【山本浩資】 「25年もプレーしていなかったので体が動かない。この前は顔面でレシーブしちゃって」。益子さんは初めて自分で買ったというバレーボールを手に苦笑いした。「マコさんの弟子のマッチョです」と話す斎藤真由美さん(48)は元日本代表のチームメートで、益子さんの顔にボールをアタックした張本人。「ハエが止まるような緩いボールでした」と2人
2018年8月に徳島県松茂町の国道11号交差点で、赤信号を自転車で横断しようとした女子高生が車にはねられ死亡する事故があり、徳島地裁は22日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた乗用車の男性(49)に「過失を認めることはできない」として無罪判決を言い渡した。求刑は罰金30万円だった。
記者会見で頭を下げる(手前から)大阪大の池田三喜男教育・学生支援部長、小林傳司副学長、小川哲生副学長=大阪府吹田市で2018年1月6日午後5時2分、幾島健太郎撮影 大阪大は6日、昨年2月に実施した一般入試(前期日程)の物理で、出題と採点にミスがあったと発表した。合否判定をやり直した結果、不合格とした30人を追加合格とした。また、本来は第1志望の学科で合格していたのに、第2志望の学科に入学していた学生も9人いた。大阪大は追加合格者の入学を認め、金銭的な補償を行う方針。昨年6月以降、外部から複数の指摘を受けていたが、3回目で初めてミスを認めた。 追加合格となるのは、理学部4人▽医学部2人▽歯学部1人▽薬学部2人▽工学部19人▽基礎工学部2人--の男性28人、女性2人。第1志望の学科で合格していたのに第2志望の学科に入学したのは、理学部1人と工学部5人、基礎工学部3人の計9人。
海水浴客を狙った置き引きが多発し、福岡・東署が福岡市東区の奈多海岸に水着姿の私服警察官を初めて投入している。これまでに窃盗未遂容疑で男2人を現行犯逮捕するなど成果は上々で、真夏のビーチで“海パン刑事”が活躍中だ。 8月11日午後、奈多海岸では、バーベキューや海水浴を楽しむ家族連れらでごった返していた。その中に水着やタンクトップ姿で音楽を聞きながら日光浴をする若者グループの姿があった。一見海水浴客のようだが、実は東署の捜査員。この日は14人が、不審者がいないか周囲に警戒の目を光らせていた…
「週休4日には何をするか」「週3日で仕事の効率を上げるには」。ワークショップで討論する参加者=東京都中野区で2014年9月18日、長谷川直亮撮影 「人生、仕事のためじゃない」…使い捨ての懸念も 慶応大特任助教、若新雄純(わかしんゆうじゅん)さんが提案する「ゆるい就職」が話題だ。若者に「週休4日で15万円」の仕事を紹介する人材派遣サービスという。若者の正社員志向や安定志向が高まっていると言われる今、「ゆるい就職」が若者を引きつけるのはなぜなのか。【小国綾子】 「今どき、若い世代が正社員で働くのって『負け』だと思うんです」。正社員で長時間労働に苦しむシステムエンジニアの男性(23)が発言すると、会場に集まった約60人の若者から賛意のどよめきが起こった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く