メダカはインド亜大陸に乗ってやって来た~メダカ科魚類の網羅的系統解析~ 琉球大、東北大、長浜バイオ大、和歌山高専、神戸大、OIST、国際農研ら国内外の20の研究機関から成る国際共同研究チームによる研究成果が、生物学の学術雑誌「Biology Letters」誌に掲載されました。 <発表のポイント>◆世界中からメダカ科魚類を収集し、網羅的系統樹の推定に成功した。 ◆メダカ科魚類の共通祖先はインド亜大陸に起源し、ユーラシア大陸に衝突した後にアジアに分布を拡大していった。 ◆メダカの共通祖先は、インド亜大陸上で、恐竜たちも絶滅した中生代末の大量絶滅を生き残った。 セトナイメダカOryzias setnai <発表概要> ① 研究の背景 童謡「めだかの学校」に謡われるように、メダカは日本人に馴染みの深い魚の代表格と言えます。日本のメダカ(ミナミメダカとキタノメダカ)を含むメダカ科魚類は、これまでに