誰もが気軽に情報発信できる環境が整ってきたが、歓迎ばかりしていられない。ブログやSNSで頻繁に“炎上”が起きたり、東日本大震災時にはデマ情報が飛び交うなど、ネットを使い慣れない人が引き起こすトラブルが目立ち、そのリスクが浮き彫りになった。 また、ネットが一般家庭に普及したここ15年で、人類史上かつてないほどの速度で情報量が増加した。その結果、個人では処理しきれないほどたくさんの情報が、日々リアルタイムでソーシャルストリームに流れるようになった。氾濫する情報の海から、自分にとって必要な情報を選ぶ手間と技術が、現代人には必要だ。 ネットを利用する全ての人に高いネットリテラシーが求められる時代になった。多くの人が気軽に使うmixiやTwitter、FacebookなどのSNSですら、炎上の危険をはらみ、注意が必要なうえ、膨大な情報の中から必要なものを取捨選択しなければならない。その危険性と難しさ
海上自衛隊員による会員制SNSでの情報流出が止まらない。Facebook上では、現役海上自衛隊員の投稿により、潜水艦の行動のみならず、水上艦艇、航空部隊の行動、海上自衛隊員の人事、隊員間の人脈、考え方など、かつて各国の情報関係者が収集に難儀したであろう情報が、実に容易に読み解けてしまう状況だ。 ●名札をつけなくなった子どもたち…… 地域によって多少の違いはあるかもしれないが、今、小中学校の生徒が胸に名札をつけて校外を出歩くことはない。都市部では、もはやこれは常識だ。 少なくとも10年くらい前までは、この年代の子どもたちは、必ず学校名と学年・組を示した名札をつけていたものだ。しかし今、彼らの胸元には名札はついていない。その理由について神戸市教育委員会に尋ねると、次のような回答が返ってきた。 「不審者対策のため、に尽きます。名札、すなわち実名とは重要な個人情報。不審者が児童・生徒の実名を知るこ
photo credit: miguelavg via photopin cc Facebookユーザーの6割、「承認したくない友達申請受けたことがある」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1211/28/news097.html [ITメディアニュース] Facebookを使っていると、一度はぶつかる問題ですね。 セミナーなどの質疑応答でも「どうすればいいでしょうか?」と、よくいただく相談です。 対処する方法としては、 まず“承認しない”のか、それとも“承認する”のかで大きく別れますが、 いくつかあるので、以下順番にまとめて説明します。 まずは 友達リクエストを承認しない 知らない人からは友達リクエスト出来ないようにする でも、承認せざるを得ない場合は、 自分の投稿を見られないようにする 友達の投稿がニュースフィードに流れないようにする やっぱ
欲求とリスクを知って壁を越えろ~やまもといちろう×楠正憲「ネット業界“ソーシャルの次”を本気で考える」(後編) 2012/11/27公開 「ソーシャルってだけじゃ商売にならない、という見方は完全に固まった/ソーシャルゲームが今一番ツラいのは、ゲームで獲得したユーザーが『外』に出て行かないこと」(やまもと氏) 「業界が成熟してくると、倫理規定づくりは必ず通らなければならない道」(楠氏) 「ネット社会は作り手が考えたシナリオで進むものではない」(やまもと氏) こうした言葉で、ソーシャルWebの現在地について議論してくれた2人の対談前編は、これからのWeb業界への期待で締めくくられた。 そこで次に聞きたいのが、各種ネットサービスやアプリの作り手たちは、どう今後のソーシャルWebと向き合っていけばよいのかという点。 今年5月に編集長インタビューに登場してくれたLINE然り(記事はコチラ)、ユーザー
トップページ > コラボ > やまもといちろう×楠正憲「ネット業界“ソーシャルの次”を本気で考える」(前編)~楽しさだけを突き詰めても先はない 「話題のソーシャル○○が誕生」、「日本生まれのソーシャル○○アプリがリリース」。 そんな見出しのニュースがネット業界を騒がせてきたここ数年。中には、このムーブメントを“ソーシャルバブル”と表現する記事もあり、もう死語となりつつある「Web2.0」に続く業界の新トレンドとして扱われてきた。 しかし、ここに来て、その流れに陰りが見え始めている。FacebookやZyngaのIPOが不調だったことや、スマートフォンのような新デバイスの普及を受けて、マーケットは「次の展開」を求め出した。 バブル期の終わりは、新たなフェーズの始まりである。各種ネットサービスの作り手たちは、これからのソーシャルWebとどう付き合い、何を変えていくべきなのか。 古今東西のネット
っていうか自前の活動で一番収益を上げられる部分をみすみす他社に明け渡すというのは凄い! と思うんですけれども。なんか一時期栄えていた地方資本の地方都市スーパーにイオンがPB商品を卸すようになり地元名産品が一掃されたでござる、という雰囲気がして、お前らは何のためにいままで独自のソーシャルグラフを抱えていたのか問い詰めたい気持ちで一杯です。 株式会社ミクシィとのソーシャルゲーム事業における業務提携に関するお知らせ http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr1/tdnetg3/20121122/7sdwfp/140120121122041045.pdf 恐らくmixiにとってはmixiゲームを単なる「デジタルコンテンツ売り場」としか考えておらず、ユーザーが交流するための共有体験を育む場だとは露とも思ってないんだろうなあと確信しました。これはm
LINEのSNS化発表時に表現の問題で話題になった植原正太郎さんの下記の記事。 ■LINEのソーシャルネットワーク化の先にあるもの – SNS難民は救われ、mixiは死ぬ(訂正後:LINEのソーシャルネットワーク化の先にあるもの) 自分の取引先をディスるのが正しいかどうかは別として、記事自体は悪くないな・・・と思ってました。特に下記の図の内容は理解できます。というか図が超絶見やすいです。 (画像引用:little_shotaro’s blog) でもね。今のトコうまくいってないんですよ。LINEのSNS化。 (画像引用:RBBTODY) 「LINEのタイムラインを毎日閲覧する」が10%しかいませんからね。 僕の端末でもかなり過疎ってます。友達は少ないのですが、知り合いは多く、女子高生等もたくさんLINEの友達にいるのですが、誰もタイムラインに何もアップしません。 LINEのアクティブユーザ
世界最大の交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックが、ことし7月から9月までの四半期決算を発表し、売上高は伸びたものの、事業を拡大するための費用が増えたことから、最終損益は日本円で47億円の赤字となりました。 フェイスブックは23日、ことし7月から9月までの四半期決算を発表しました。 それによりますと、売上高は交流サイト上に表示する広告の収入が伸びたため、前の年の同じ時期より32%増えて12億6200万ドル(日本円で1000億円)となりました。 一方で、事業を拡大するための研究開発費や人件費が増えたことから、最終損益は5900万ドル(日本円で47億円)の赤字となり、2期連続の最終赤字となりました。フェイスブックは、ことし9月の時点で利用者が全世界で10億700万人にまで増え、拡大基調にあるとされる一方で、引き続き利益をどのようにしてあげるかが課題となっています。 このため、利用者の60
インターネットをやっていると、ときどき「twitterってバカ発見器だよね」という表現を見かけます。辛辣すぎる表現ですが、確かに、過激な表現を繰り返しているうちに分別を失っていくような人、ジャンヌ・ダルク気取りの人、唯我独尊になってしまっている人は、twitterでチラホラ見受けられるように思います。タイトルのような「バカ」は言い過ぎとしても、「唯我独尊」「ジャンヌ・ダルク気取りの人」に遭遇しやすいツールであろう、とは言えると思います。 とはいえ、これはインターネット全体についてもある程度は言えます。日本だけでも何千万人もネットユーザーがいるんですから、そりゃ色んなタイプの極端な人が目に飛び込んでくるでしょう。本来なら「大衆居酒屋の勇者」みたいな人で済んでいたはずの大言壮語が、インターネットによって「twitterの勇者」へと可視化され、極端な声を上げている人達が目立つようになってしまった
日本人においてインターネットを使う「ふつうな人」と「ふつうな人ではない人」の違いは、インターネットに対して「反応してくれる人への期待値」の差ではないかと思う。 最近話題の例だと、クローズドなLINEにタイムラインがついて不要と言う人は、そこに期待する抽象的なサークルがないからだけだし、逆に、LINE上に本人にとって不特定に近いサークルができてくれば、あいまいなコミュニケーションのためにタイムラインは必要になっても良いだろう。(LINEのタイムラインの難しさはパーソナルとグローバルの両方が混在してしまうことなんだろうけど。フォーマルとカジュアルというか) メッセンジャーというのは、特定の人への連絡手段なので、基本的に返信を期待しているし、目的も明確だ。だからユーザーにハマると強固なアクティブ率を誇るわけだが、タイムラインというのは、もう少し不明瞭なコミュニケーションのバッファ的役割になる。
最近、表題のようなことをよく考える。 年配の人達、特にインターネットにあまり詳しくない人達にとって、SNSのたぐいは現代風コミュニケーションというよりも、コミュニケーション不全の象徴とうつる、らしい。 確かに、ネトゲ中毒やソーシャルゲーム中毒のような状態が、青少年の精神的成熟を促すとはちょっと考えにくいし、一部のネットユーザーがtwitter上でみせている悲喜劇を見るにつけても、twitterが人を成熟させる例よりも、twitterが人を堕落させたり、退行させたりする例のほうが多いようにすら見える。とかく、ネットの使い方は難しい。 その一方で、青少年のコミュニケーションに占めるオンラインの割合は確実に増えている筈だし、なにがしかのネットコミュニティ・クラスタに所属している時間も増えている筈である。ということは、現代の若い世代は、思春期の多感な時期に、ネットコミュニケーションやネットコミュニ
「はてなブックマーク」の開発者であり、またGREEにてソーシャルメディア開発を指揮した経験も持つ伊藤直也さん。この10年、日本のWeb業界の第一線を走り抜けてきた彼は、「ソーシャルメディア」というものをどのように捉えているのだろうか? 日本のソーシャルメディアを牽引してきた、トップエンジニア。 伊藤直也―。この10年、日本のインターネットビジネスの第一線で活躍しつづけてきた紛れもないトップエンジニアの一人だ。「はてな」の屋台骨を支えるCTOとして主要サービスである「はてなブックマーク」を開発。その後、フィールドを「GREE」に移し、ソーシャルメディア統括部長としてソーシャルゲーム・プラットフォーマーとしての急成長をエンジニアリングの面から支えた。 一方で、現在の「ソーシャルメディア全盛」の状況に対しては、やや懐疑的な立場をとることもあるのだという。それは一体なぜなのか?エンジニアとしてのキ
「LINE、やらないの?」 最近、よく訊かれることです。ご存じのようにLINEは、NHN Japanが提供する無料通話とチャットができるスマートフォンのアプリ。音声通話をネット経由のデータ通信で行うのですが、音声データは比較的容量が小さいため、かなり長く話したとしても定額制のパケット料金内に収まってしまいます。 ゆえに、実質的に通話料金がかかってこず、「無料通話」と言われるわけです。そこで、小遣いが限られていたり、少しでも通信費を安く抑えたい若年層や留学生などを中心に、爆発的に迎え入れられました。見ず知らずの他人にアドレス帳を預けたくない なにしろ、サービス開始から約1年で、我が国での利用者が2000万人、アジアを中心に世界ではユーザーが4500万人を突破しているというのですから、あなどれません。 と思っていたのですが、よくよく話を聞いてみたら、人気の最大の理由は少し違う部
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く