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ブックマーク / book.asahi.com (2)

  • 「三体」監修・立原透耶さんインタビュー 中国SF界に現れた、突然変異的なスペースオペラ|好書好日

    文:ハコオトコ 立原透耶(たちはら・とうや)作家・翻訳家 1969年生まれ。ファンタジーなど幅広い作品を執筆。「ひとり百物語」シリーズ(メディアファクトリー)など著作多数。華文SFの翻訳も長く手掛け、最近も中国語圏の作家の作品を翻訳した『時のきざはし 現代中華SF傑作選』(新紀元社)を出版。 戦後、ソ連の影響を受けた中国SF ――翻訳・監修に多くの人が携わった「三体」シリーズ邦訳版ですが、立原さんは主に和訳された文章と中国語の原書と乖離が無いか、固有名詞やルビのミスが無いかなどをチェックする「総監修」を担当しました。華文SFに造詣が深く、翻訳も長く手掛けてきた立原さんですが、まずは三体の背景にある中国SF事情、歴史を教えてください。 第二次世界大戦後、中国ではソ連のSFが最初に(大々的に)影響したと思います。同じ共産国として中国の目指す科学技術立国、「頑張ったらこんな良い未来があるんだよ

    「三体」監修・立原透耶さんインタビュー 中国SF界に現れた、突然変異的なスペースオペラ|好書好日
  • 恨み言びっしりの絵馬、ロリータ服の水子地蔵……現代日本に息づく奇妙で真剣な信仰に迫る 小嶋独観「奉納百景」|好書好日

    文:ハコオトコ 写真:斉藤順子 あの世での“バーチャル結婚式”描く「ムカサリ絵馬」 ――書では小嶋さんが全国の神社仏閣、ちょっと分類不能な宗教施設にまで訪れて取材したいろいろな「奉納物」を紹介しています。メジャーな絵馬から帽子などの日用品、動物の骨に至るまで奉納された光景はいずれも奇妙で荘厳でもあります。普段私たちが参拝する際にあまり気にしていない奉納物を追いかけるようになったきっかけは何でしょうか? もともと変わったお寺を巡るのが好きでした。以前は仏像や建物といった面から寺社を面白がっていましたが、奉納物に注目するきっかけとなったのが、20年近く前に出会った「ムカサリ絵馬」です。これはショッキングだった。 ――若くして未婚で亡くなった我が子のために、親が「結婚式の様子」を描いた絵を奉納する山形・村上地方の風習ですね。書には絵の絵馬だけでなく、どこからか切り取ってきたような大人の花嫁と

    恨み言びっしりの絵馬、ロリータ服の水子地蔵……現代日本に息づく奇妙で真剣な信仰に迫る 小嶋独観「奉納百景」|好書好日
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