強制わいせつの元保育士に実刑 静岡地裁沼津支部判決 勤務先の保育園で女児にわいせつな行為をした上、裸体を撮影したとして強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた神奈川県湯河原町、元保育士の男(29)の判決公判で静岡地裁沼津支部は3日、懲役5年6月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。 判決理由で室橋秀紀裁判官は、犯行態様は悪質、身勝手で「自己の性的欲求に赴くまま犯行を繰り返し、常習性も顕著」と認定。被害女児は18人に上り「本来、児童らを保護するべき保育士という立場を悪用した」と厳しく非難した。 弁護側は被告が小児性愛と診断されたと主張していたが、室橋裁判官は「(被告は)自身の性的嗜好(しこう)を認識し、欲求充足のために一貫して合理的に自身の行動をコントロールしていた」と述べた。 判決などによると、被告の男は昨年6月7~29日、県東部の保育園で13歳未満の女児18人にわいせ