何したらいいの
鴻上尚史の人生相談。「今の友達グループに、本当の友達はいない」と相談者。自分はいつも最下層扱いと下を向く相談者に鴻上尚史が提案した「おみやげの渡し合い」とは? 【相談10】本当の友達がほしいです(相談者・17歳 女性 あさひ) 女子高に通っている高校2年の17歳です。相談は、学校があまり楽しくないことです。 2年になって、5人の仲良しグループに入りました。授業の移動もランチも、みんな一緒です。ときどき、放課後にケーキの食べ放題にいったりもします。夏休みもいっしょに海に遊びにいきました。 でも、私は5人のなかで、いてもいなくてもいい感じなんです。遊びの決め事とかあっても私に相談なしに決まっていることもよくあります。夏休みの遊びの計画も知らないうちに先に日程も決まって、「行けるでしょ?」っていう感じでした。4人のうち誰かが話しはじめても、私の方を向いて話すことはほとんどありません。私の意見を聞
あれだけ暑かった夏も、気がつけば一気に秋である。プロ野球は佳境に入り、熾烈な3位争いを経てCS、日本シリーズへと一気に流れていく。プロ野球の醍醐味はここから始まると言っていい。いよいよ本格的に盛り上がる時期にきた。 そして、盛り上がりの裏でこの時期に活発になるのが、「引退」である。これまでにすでに、村田修一、杉内俊哉、新井貴浩、後藤武敏、加賀繁、脇谷亮太、岡田幸文、大隣憲司、浅尾拓也、松井稼頭央、荒木雅博、岩瀬仁紀といった、プロ野球の一時代を築いてきた選手たちが引退を表明した。時代は流れている。急に寒さを増した天気と相まって、寂しさを増幅させる。 寒さを感じるのは、暑い日々を過ごしてきたからである。今日も暑い、暑いものだ、と思って家を出ると、思ったよりも肌寒い。実際はそこまで寒いわけではないのだが、思い込みによるギャップが、秋になったことをより実感させる。そこに当たり前に「ある」と思ってい
※B'zファン以外に向けて書いた文章であり、2曲だけネタバレありますので、注意してください。これまでのネタバレ被害の方、本当に申し訳ありません。 すごいものを見た。誰もがそう思っただろうと思う。 B'zの30周年ライブ in 福岡。 一曲目で所々声が出ない稲葉氏。素人が見てもあからさまに調子が悪い。 でも、認めようとしないかのようにいつものようにシャウト。しかし、すればするほどガラガラ声に。 例えるなら、俺が酒飲んだ後にB'z歌う時みたいな声になった。 B'zファンは稲葉氏のストイックさに誇りを持っていたので、まずそこまで事故レベルの調子の悪さに唖然。 稲葉氏の顔は青ざめる。しかし、歌うのをやめることは絶対にしなかった。お約束のCDよりかなり手数の多いシャウトもサボらなかった。声はガラガラだが。 そのため、ファンはそのガラガラ声のまま、3曲聞いた。 会場は暗転して、どよめいた。 稲葉氏には
独身四十代の孤独は凄まじい。 いい一日でも悪い一日でも、 朝から晩まで孤独なことは同じ。 いくら収入があっても何を持ってても 誰とつるんでも虚しいだけ。 家族持ちの奴らは、 何年も俺に会わなくても何の支障もない。 けど、独身の俺はひたすら動き回ってないと 孤独に追い回される。 趣味の集まりに行っても、 その趣味のことしか話題のない自分が浮く。 なんてつまらない人間なんだろうと泣けてくる。 そのくせ、年だけとるから周りも気を遣う。 なんのために生きてるんだ? 生産性もない、人間性も幼稚、 給料は余計に取るのに若者や世帯持ちほど 真剣に働きもしない。 なんのために生きてるんだ? 世帯持ちに比べて、 独身でいることだけだ心の拠り所だったのに、 それすら足かせと認めてしまったら 俺はどうしたらいいの。
誰かのデカイ車に男5人乗ってさ、それぞれの好きな音楽かけてバカ話すんの。 サービスエリア寄ってクソ高いご当地フード食べてな、値段の割に普通だな!!とか文句言って、 ビデオ回しながら車内カラオケ大会してな、 旅館でうめえカニだの牛だの食べて、仕事のグチとか言いながら、温泉入って・・・ 近くのコンビニで酒とつまみを買って、グデングデンになって寝てさ・・・・・・ 朝起きたら5人で釣りしに行くの。 昨日のバカ騒ぎで疲れてるから、みんなボチボチのテンションなんだけど、なんか小魚が釣れたらテンション上がって、 もう海入ろ!とか言ってパンツ一丁で海に飛び込んだりさ。 ほんで腹も減ったから海沿いのデカイ店で海鮮料理食べてさ、車持ってきてくれた奴が全員家まで送ってくれんの。 「今度は女も呼べバカタレ」って悪づかれてさ、送迎のお礼に助手席のコイン入れに札束ねじこんでね。 すげー楽しくて、今度はお前ん家でゲーム
この間、通学途中でどうしても学校に行きたくなくなって、電車で行けるところまでいって、街に繰り出して、本屋やらカフェやらで時間をつぶして適当に帰った。 なんか、ドラマとか映画みたいでワクワクした。ぼっちだったけど。 親は放任主義だし、私の変なところを知っているので理由を説明しても、あまり気にしていなかった。 「新しい本買ったの?よかったねー明日は行くの?」くらい。 担任から電話がかかってきたので、 「急に行きたくなくなったんです」って言ったらこてんぱんに怒られた。 ここで素直に理由を言っちゃった私が馬鹿だったとは思うんだけど、普段はユニークな人なのでそうなんだーと流してくれるかなと思ってしまった。 それを聞いた担任は激怒だった。 「理解できない」「ちゃんと理由があるでしょ。説明して」「いじめられているの?」 そんな言葉ばっかりだった。 「明日は来てよ」と言われたので、「すみません次回から気を
日本人と限らず多くの人がフィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍を賞賛しているなか、こういう意見を述べるのも、悪意のように取られるのではないかと恐れるが、自分としては若い選手の将来を思ってこういう意見もあるという、一つの小さな例として、ためらいながらではあるけど、書いておきたい。繰り返すが、こう思う人もいるというくらいの些細なブログ記事であり、強く望むという大それた主張ではないし、私はたぶん間違っているのだろうという疑念もあるので、そこは理解していただきたいと願う……私は羽生結弦選手は平昌冬季オリンピックに出場しないほうがよかったと考えていた。 理由は、NHKスペシャル『羽生結弦 五輪連覇への道』を見たおり、昨年11月の怪我が深刻なものに思えたからだ。同番組では「自らの限界を超えて五輪に挑もうとする羽生結弦」というトーンで推していたが、そしてそれ自体はスポーツ選手として素晴らしいことではある
前回と今回は、元プロレスラーのキラー・カーンさん(本名・小澤正志)を取材した。1970年に大相撲を廃業し、71年に日本プロレスに入門。73年に新日本プロレスに移籍後、191センチ、135キロの大型選手として頭角をあらわす。 77年からは海外武者修行でメキシコへ、79年からアメリカで試合を繰り返す。アンドレ・ザ・ジャイアントやジャック・ブリスコ、ダスティ・ローデス、ハルク・ホーガンなど、当時の全米トップレスラーと激戦を展開。 ヒール(悪役)として広く知られ、アメリカでは人気・実績で日本人レスラー・ナンバー1になる。 日本では、新日本や全日本のマットで活躍するが、87年に突然、プロレス界から姿を消した。現在は、飲食店「キラーカンの店 居酒屋カンちゃん」(新宿区大久保)をJR新大久保駅そばで営む。歌手としてもデビューし、2017年には『"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝』(辰巳出版)を著し、突然
うーさー @wooser 最近25〜30歳の若者に「ここからどんどん仕事が楽しくなってやり甲斐が出てきてつい仕事ばかりをしてしまうだろうけど30〜35歳までに仕事の合間を縫って結婚しないとその先一気に一人で生きていく以外の選択肢がなくなるぞ」「孤独死したくなければ誰でもいいから籍を入れろ」と強く言って回っている 2018-01-14 12:45:31 うーさー @wooser 大抵のことを金で解決できる経済力が身に付いてしまう前に、他人と共に支え合って生きる意義や価値を理解する訓練をしておかないと一人で生きていく方が楽で自由に感じてしまうけど、突き詰めると金で買えないものもやっぱり色々あって、その必要性に気付く頃には相手を見付ける方法がなくなってるんや 2018-01-14 12:50:28
実家にいるほうが便利なのに。 お金もかからないし、家族と手助けし合える。 お互い駅まで送り迎えしたり、スポーツを楽しんだり。 病気の時でもすぐサポートできる。 手間のかかる家の手入れも家族で分担すればすぐ終わる。 家を出ないと自立していない、自立していないと大人として駄目と時々聞くけど、一体何が駄目なんだ。 親兄弟に注いでいるリソースをもっと社会に注げってことなのか。 自分が家を出ても家のデッドスペースが増えて、家族全員の負担が増えるだけなんだよなあ。
太く短く生きたい若者が、細く長く生きたい中高年層になる瞬間について 「あんまり長生きなんてしたくないんだよね。若い頃にしっかりと人生を楽しんで、太く短く40歳ぐらいで死ぬ方が、細く長く生きるよりも全然いい」 こういう事をいう若い人は結構多い。僕も若い頃はこんな感じの事をよく言っていた。 ところが働き始めた後、ある程度年配の方と接するようになってみて、この世に未練がある人が驚くほど多いという事がわかり非常に驚いた。 この人達に詳しく話を聞いてみると、この人達も若い頃は太く短く生きるのが理想だったけど、実際に自分が40~60になってみると昔は忌み嫌っていた細く長くの生き方に執着するようになってきたというのだ。 これは、私よりも一回り若い医師ブロガーの、高須賀さんによる文章だ。 アラサー時点の気付きを書き綴った文章として、共感できるものだった。たぶんだけど、この気付きだいたい当たっていると思う。
「お絵描き文化」の特異な発達を遂げた国、日本。「人は何のために絵を描くのか」、「人はなぜ描くことが好きに/嫌いになるのか」、「絵を描くとはどういうことなのか」――。さまざまな形で「絵を描く人々」と関わってきた著者が改めて見つめ直す、私たちと「お絵描き」の原点。 絵を描く人々 第11回 絵を描くおばあさん 数年前のことだが、近くの喫茶店に一人でやって来るおばあさんがいた。歳の頃は80代半ばくらいだろうか。小柄で髪は真白。私の住んでいる地方の小さな街は老人が多いが、一人で喫茶店に来る女性は珍しい。 それとなく観察していると、彼女はコーヒーを注文した後、ラックから写真週刊誌を持って来た。次に、手提げ袋からお絵描き帖と色鉛筆のケースを取り出して、テーブルに並べる。 週刊誌をめくってしばらくあちこちのページを眺めていたが、あるところに目を留め、そこに載っていた女性タレントの顔を、色鉛筆でお絵描き帖に
先ほど、長年勤めた会社を辞めてきた。計画性も展望もなく、完全に勢いで辞めた。20年にわたる会社員生活に一旦グッドバイ。志半ばで投げ出してしまうかたちになってしまい500人の部下には申し訳ない気持ち…はほとんどなく、というかあらゆる感情よりも清々とした気分が勝っている状態だ。《42歳で統括部長という事業のトップ、オンリーワンのナンバーワンまで登り詰めたのに勿体無い》《定年までタラタラやればいいではないか》という考え方もあるし、それが利口なやり方だし、じっさい昨日までの僕もそう思っていたけれども、突如、蘇生した僕のロックスピリットがそれをヨシとしなかった。勿体ない、というが、そもそも同族経営でのトップなどナンバーワンでもオンリーワンでもない、ただの尻拭い役にすぎない。安心していただきたいのは、仕事をボイコットするようなよろしくないカタチの退職ではなく、お互い存分に話し合ったうえでの怨恨退職であ
もう時効だと思うし、この話をこれ以上胸に秘めておきたくないので書いておく。 おっぱいが大きくて悩んでる皆様、そして会社員を辞めて好きなことをしたい皆様に贈ります。 追記 2018年11月21日、書籍化しました。 2011年の7月、私は渋谷のITベンチャー企業をやめてポールダンサーになった。 辞めたいことを伝えた6月上旬、上司との面接で「どうして辞めたいの?」と聞かれて、「ポールダンスに専念したいので辞めます!」と言った。上司は困り顔と笑い顔の中間みたいな顔をしてた。そりゃそうだ、入社からまだ半年しか経ってない。 確かに、私はそれまで趣味で1年半ほどやっていたポールダンスをもっと頑張りたい!と思っていた。折しも311、東日本大震災の直後。自分が受け持っていたウェブマガジンやSNSの運用と言った仕事は、地震の直後にあっという間に中止や延期になり、会社の中での自分の存在意義を危うく思った。命の儚
とある初老の男性に人生の目標を尋ねられたので、 「自分は身の丈にあった暮らししたいですね。今の年収をキープして、細々と生きていきたいです」と言ったら、 えらい剣幕で叱られた。「若いのにそんな低い意識でどうする。もっと多くを望め!」だそうだ。 若いといっても、自分は今年で30代中盤だし、これ以上人生に大きな変化が起きるとは思えない。 年収は平均よりも結構低い。仕事は辛い。幸い非正規ではないけど、将来に明るい展望があるわけでもない。 だから、いつの間にか無駄に夢を見るよりも、今の年収で身の丈にあった暮らしを続けていきたいな、と思うようになっていた。 そういえば、昔から親に「テストで100点獲ったら欲しいモノを買ってあげる」と言われても、 100点獲るのは面倒だからと、欲しいモノを諦めるという子どもだった。 自分の兄妹は100点を獲ろうと頑張る性格だったから、自分の諦め癖のようなものは親の遺伝と
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