CDは、レコードと同じようにデジタルデータが円周に平行に記録されています。 レコードは針が通る溝ですが、CDはあのキラキラした面に顕微鏡でも見えないくらいの小さな窪みがいっぱいという形で記録されています。 CDのデジタルデータにはエラーマージンというものがあり、ホコリや小傷で少しくらいデータが読み取れなくても、その部分を補って再生できるように設計されています。 どんなに丁寧に拭いても、付着物等でCD表面に小傷が入ってしまう可能性があります。 その小傷が円周と平行に入ってしまうと、上記の窪みが大量に傷で隠れてしまい、エラーマージンで補いきれない程のデータ欠落になって、再生ができなくなってしまいます。 放射線状に拭けば、もし小傷が入ったとしても円周に平行して記録されているデータの列に対して垂直に傷が入るため、傷で隠れてしまう窪みが少なくて済みます。結果前述のエラーマージンで補うことができ、深い