日食の観察には危険が伴います。金環日食の最中も含め、どんなに太陽が欠けた状態でも太陽をそのまま直視しては、絶対にいけません。直接日食を観察する場合には、必ず「日食専用グラス」を使用してください。 また、日食専用グラスの代用品として以前から使われてきた下敷き、すすを付けたガラス、色ガラス、サングラスやゴーグル、感光したカラーネガフィルム、カメラ用のND(減光)フィルターなどを通して、太陽を直視することは極めて危険です。目には見えない有害な光が目の奥に届いて網膜を傷つけ、その結果、失明をする恐れもあります。過去の日食でも、上記のような危険な方法で観察したために、「日食網膜症」など、網膜が傷ついてしまった等の事例が報告されています。今回の日食でも、危険な方法では絶対に観察しないよう、細心の注意を払いましょう。 また、日食の起こる時間が、朝の通学・通勤の時間帯にかかるため、日食に気をとられて思わぬ