トカラ列島群発地震(トカラれっとうぐんぱつじしん)は、鹿児島県十島村(吐噶喇列島)付近で2021年(令和3年)4月から約1か月間で264回の有感地震が観測された群発地震である。また、2021年(令和3年)12月に発生した群発地震についても扱う。 なお、2021年12月4日頃から発生した群発地震については、4月の活動との間の明確な関連性は不明であるものの、過去に同年内で複数回の群発地震が見られた経緯があることから別々の活動として扱うこととする。 概要[編集] トカラ列島近海では2021年4月9日頃より地震活動の群発化の様相を見せ、最大震度4を複数回観測していた[2]。同年4月下旬頃にかけて沈静化していき、5月には顕著に群発的な地震は確認できなくなった。しかし、同年12月4日午前11時頃[注 1]より再び活発化し始め、有感地震を4日から14日にかけて295回以上観測した。無感地震も含めれば15