今各所で話題の「シン・ゴジラ」を見てきた。なかなかよかった。レビューとかはあちこちで書かれているし、さまざまな読み解きものもいろいろな角度で出ていてそれぞれ面白いが、それを後追いしてもつまらないので、世の中の評価やら作者の意図やらとは一切無関係に、一観客としての個人的な感想を手短に書くことにする。以下ネタばれありなので観た人向け。 この映画、監督のせいかエヴァンゲリオンを引き合いに出す方が多くて、確かに類似点とかオマージュっぽいのとかいろいろあるのだろうが、あまり詳しくないし正直あまり興味もないので触れない。あと、これまた各所で話題の、みんな大好き尾頭さんについては書きたいこともないではないが、これも本題とずれるのでここでは触れない(ご興味のある向きはこちらをご参照)。 見ながら思い出していたのは初代、つまりシリーズ第1作である1954年(昭和29年)公開の『ゴジラ』だった。もちろんリアル