社会と歴史と書評に関するtaro-rのブックマーク (6)

  • 保阪正康『戦場体験者 沈黙の記録』 - 紙屋研究所

    40数年もかけて4000人から話を聞いたということ、戦友会の抑圧構造が一般兵士の戦場体験証言の少なさに結びついているという新聞広告を見て書を手にとった。 兵士としての戦場体験を直接聞けたのは、ぼくの父方の祖父と、つれあいの父方の祖父の2人だけである。しかし、どちらからも詳しい戦場体験を聞くことはできなかった。一、二度、アウトラインのようなものを話してもらってそれで終わりだった。こちらも「お話につきあう」程度の心構えだったので、当然である。どちらも鬼籍に入ってしまい、もう後の祭り。取り返しがつかない。いかに貴重な機会を失ったかを今さらながら思い知る。 子どもとして空襲の被害に遭ったなどの「戦争体験」を語れる世代はまだ残っているが、保阪正康が書で書いているとおり、2015年現在、戦場を体験した人は90代以上ということになり、 戦後七十年という節目の年、実際の戦場体験は今では語れる人がいなく

    保阪正康『戦場体験者 沈黙の記録』 - 紙屋研究所
    taro-r
    taro-r 2015/08/20
    日本は戦争責任を日本軍のものとした。それまで英雄視されていた存在から反転犯罪者になったわけで,語りづらいのじゃないかな?…という気がする。
  • 【読書感想】そして、メディアは日本を戦争に導いた ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    そして、メディアは日戦争に導いた 作者: 半藤一利,保阪正康出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/10/11メディア: 単行この商品を含むブログ (15件) を見る Kindle版もあります。 そして、メディアは日戦争に導いた 作者: 半藤一利,保阪正康出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2013/11/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 軍部の圧力に屈したのではなく、部数拡大のため自ら戦争を煽った新聞。ひとりよがりな正義にとりつかれ、なだれをうって破局へ突き進んだ国民…。昭和の大転換期の真相を明らかにし、時代状況が驚くほど似てきた“現在”に警鐘を鳴らす。 「昭和史」の大家である、半藤一利さんと保阪正康さんの対談形式の「太平洋戦争とメディア」。 この対談で、おふたりは、「現在の日から、当時のメデ

    【読書感想】そして、メディアは日本を戦争に導いた ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    taro-r
    taro-r 2015/08/09
    マスコミは社会をどうしたい,じゃなくて儲けたいから書いている…という視点で見るのがいいと思う。/貧しさ…は,やばい。だから豊かさを負うのは大事だと思っている。
  • 【読書感想】江戸しぐさの正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 作者: 原田実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/08/26メディア: 新書この商品を含むブログ (47件) を見る 内容紹介 「江戸しぐさ」とは、現実逃避から生まれた架空の伝統である書は、「江戸しぐさ」を徹底的に検証したものだ。 「江戸しぐさ」は、そのネーミングとは裏腹に、一九八〇年代に芝三光という反骨の知識人によって生み出されたものである。そのため、そこで述べられるマナーは、実際の江戸時代の風俗からかけ離れたものとなっている。芝の没後に繰り広げられた越川禮子を中心とする普及活動、桐山勝の助力による「NPO法人設立」を経て、現在では教育現場で道徳教育の教材として用いられるまでになってしまった。 しかし、「江戸しぐさ」は偽史であり、オカルトであり、現実逃避の産物として生み出されたものである。我々は、偽りを子供たちに教え

    【読書感想】江戸しぐさの正体 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    taro-r
    taro-r 2014/09/16
    嘘も方便の異常な進化の結果だと思う。自分が良かれと思うことのために嘘を重ねるのは,後戻りが出来ない危険な場所に入り込むことがありえる。
  • 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」 - H-Yamaguchi.net

    このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日)。 「もはや戦後ではない」

    「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」 - H-Yamaguchi.net
    taro-r
    taro-r 2011/01/04
    読んでみたい。/ここでいう日本人とは,現政権を選んだ日本人と似たようなものじゃないか。今の日本人が現状を自分達が選んだ,という意識があるかどうか。
  • 横山光輝『ウイグル無頼』 - 紙屋研究所

    中学校のときに、横山光輝の『三国志』にハマり、学校にもちこんでブームをつくったのは何を隠そうこの俺である。そのあと『横山光輝三国志事典 おもしろゼミナール』という困ったタイトルのが出たくらいだから、自分の学校を起点として全国的ブームとなり、その火付け役はひそかにぼくだと思っていた。のは高2くらいまでかな。 その中学時代に、とにかく横山の歴史系マンガを友人みんなで集めて持ち寄ったりしたわけだが、今みたいにAmazonがあるわけでなし、片田舎だから古屋なんていう気のきいたものも利用できないし、カネもない。 それでもけっこう集まったものだったが、中でも異色を放っていたのが『戦国獅子伝』だった。 『戦国獅子伝』は中国の戦国時代が舞台の話。辻真先が原作なんだな。 辻真先なんて田舎の中学生は知りゃあしないから、同じマンガを穴の空くほど読んでいた慣習上、名前だけは覚えてしまった。すると日曜日の晩、「

    taro-r
    taro-r 2010/09/27
    女性が強くなった,とまとめても間違いじゃないのかもしれないけど,それは何故なんだろう?という気もする。
  • [書評]お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!(加納明弘、加納建太): 極東ブログ

    太平洋戦争が1945年に終わり、二、三年後、ベビーブームと呼ばれるが、新しい日人が多く生まれた。その子供たちが青春を迎えた1960年代後半は、日歴史においても特異な時代となった。戦後のリアルな貧困は体験しているものの、戦争を知らずに育った多数の若者たちは、その時代、親の世代や、因習と米国に盲従する日というシステムに反抗した。 戦後世代の反抗。そう概括することはたやすい。現在からあの時代を記録のような大著にまとめることも、簡単とは言えないまでも、難しい作業とは言い難い。難しいのは、あの時代に生きて、その反抗の総括をその後の人生において成し遂げること。「お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!(加納明弘、加納建太)」(参照)は、その見事な達成だった。 昨今のネット時代では、1957年生まれの私なども爺扱いされ、団塊世代とごっちゃにされることがあるが、私はポスト全共闘世代で、それなり

    taro-r
    taro-r 2010/08/29
    本は面白そう。そうか今の政府は全共闘が作ったのか。/「脳死」するのも「異議申し立て」するのもその世代の空気に従ってるだけじゃないのか?という気がする。
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