ブックマーク / gendai.media (695)

  • 国が見捨てた就職氷河期世代の絶望…バブル崩壊後の30年間で何が起きたか(小林 美希) @gendai_biz

    2021年9月29日に自民党の総裁選が行われ、その後には総選挙が控えている。政治家が「中間層の底上げ」を訴えるが、考えてみてほしい。もとはといえば、中間層を崩壊させたのは政治ではなかったか。 国際競争の名の下で人件費を削減したい経済界は政治に圧力をかけた。不況がくる度に労働関連法の規制緩和が行われ、日の屋台骨が崩れていった。最も影響を受けたのが就職氷河期世代だ。これからを担っていくはずだった若者たちが、非正規雇用のまま40~50代になった。 私が非正規雇用の問題を追って18年――。いったい、何が変わったのか。 大卒就職率6割以下の時代 1980年代には8割あった大卒就職率は、バブル経済が崩壊した1991年以降に下がり始めた。そして2000年3月、統計上、初めて大卒就職率が6割を下回る55.8%に落ち込んだ。大学を卒業しても2人に1人は就職できなかったというこの年に、私は関西地方で大学を卒

    国が見捨てた就職氷河期世代の絶望…バブル崩壊後の30年間で何が起きたか(小林 美希) @gendai_biz
  • 150年前、日本に「性」はどのように入ってきたのか?(斎藤 光)

    前回最後にふれた『造化機論』を今回は扱いたいと思います。 カラー図版も多数入った、アメリカで出版された性についての書物の邦訳です。 この『造化機論』の位置を押さえるために、少しですが、回り道をすることを、お許しください。 日文化圏と西欧世界の初めての接触(鉄砲伝来)は、1543年ですが、この年は、科学史という領域では、「科学革命」というイベントの始まりの年、とされています。 コペルニクスの『天球の回転』とベサリウスの『人体の構造』が、出版されたのが、この年です。その後150年近くかけて、近代科学という自然理解の形式が成立していきます。 では、科学革命の終了は、いつでしょう。 1687年とされています。ニュートンの『自然哲学の数学的原理』が出版されたからです。 革命後は、自然の多くの未開拓領域が、つぎつぎと科学により把握され説明されながら、現在に至っているといえましょう。現在も未知の広大

    150年前、日本に「性」はどのように入ってきたのか?(斎藤 光)
  • 英仏「避妊法は無料」の理由…避妊も出産も育児もお金がかかる日本で思うこと(福田 和子)

    毎年9月26日は、世界避妊デーだ。避妊を必要とする全ての人が、十分な情報をもとに選択し、確実にアクセスできること。それがひとりひとりの「権利」として保障されることの重要性を再認識する日だ。 初めてスウェーデンに留学した22歳のとき、日の避妊法や性教育とのあまりの違いに驚き、2018年5月#なんでないのプロジェクトを立ち上げた福田和子さんに、改めて世界の避妊の最新情報と、「避妊の権利」がなぜ大切なのかを綴っていただいた。 避妊法が公的サポートで無料 「産むか産まないか、いつ・何人子どもを持つかを自分で決める権利」は特に1995年以降、国際的に「性と生殖に関する健康と権利(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ、SRHR)」として認められた。2030年までの達成が目標のSDGsにおいても、SDGs3「​​あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」のなかで「項目

    英仏「避妊法は無料」の理由…避妊も出産も育児もお金がかかる日本で思うこと(福田 和子)
  • 法人税減税は失敗だった? 新型コロナ下で増え続ける企業の内部留保(磯山 友幸) @moneygendai

    格差拡大を表す数字 自民党総裁選挙に立候補した4人が、ほぼ異口同音に「格差の是正」を主張している。アベノミクスによってデフレに歯止めがかかったのものの、その恩恵を受けた層と受けられなかった層が鮮明になり、格差が拡大したというのだ。 「分配」に問題があるというわけだが、「分配論」は伝統的に左派野党の専売特許で、共産党はもとより、旧民主党や立憲民主党などが声高に主張してきた。ところが、それを自民党が真顔で語り始めたのである。 もちろん、総選挙を控えて、選挙民の歓心を買おうとしているだけで、心ではなく、誰が首相になっても自民党では分配政策の強化などできるはずもない、という声もある。だが、自民党議員の多くが「格差是正」を掲げなければ、次の選挙には勝てないと思っていることの証左であると見ることもできる。 それほど、経済格差の拡大が、日社会を大きく揺さぶっている、ということなのだろう。

    法人税減税は失敗だった? 新型コロナ下で増え続ける企業の内部留保(磯山 友幸) @moneygendai
  • コロナ感染→肺炎で入院…私をさらに苦しめた「誹謗中傷」と「後遺症」(歩 りえこ)

    これまで1年半以上、感染対策もきちんとしていて、コロナに感染することもなかったので、「まさか…」と思ったそうですが、体のだるさを感じ始め、3日後には呼吸がうまくできない状態にまでなった旅作家の歩りえこさん。 歩さんは、FRaUweb連載「世界94カ国で出会った男たち」で毎月2回、世界各国を旅していた当時を振り返り、現地の様子や各地で出会った人々について綴っていただいています。8月はその連載が休載、歩さんが新型コロナウイルスに感染したのです。 前編では、倦怠感、発熱、味覚障害などコロナの代表的な症状といわれている不調が次々と起こり、呼吸困難にまでなった経緯、そして何度も諦めずに電話をし続け、運よく病院に受け入れてもらえることが決まったところまでをお伝えしました。 後編では、病院へ行くと肺炎であると診断され即入院、その日から退院までの様子、SNSで感染を公表した後に受けた誹謗中傷、退院から1ヵ

    コロナ感染→肺炎で入院…私をさらに苦しめた「誹謗中傷」と「後遺症」(歩 りえこ)
  • 高度成長期に大ブーム…反戦平和教育と共存した「戦争漫画」の遺産(神立 尚紀) @gendai_biz

    戦争によって焦土と化した日が、徐々に復興し、高度成長期を迎えた頃、少年たちを熱狂させたのは、その戦争を題材とした漫画だった。 学校では、反戦・平和教育が徹底されていた時代に、なぜこのような「戦争漫画」ブームが起こったのか。その興亡からは、戦後日の複雑な容貌が見えてくる。 ON、大鵬とともに表紙を飾った「零戦」 かつて、1960年代をピークとして、少年漫画誌に太平洋戦争中の日海軍の戦闘機「零戦」や陸軍の戦闘機「隼」が飛び交い、「紫電改」が乱舞する時代があった。 軍用機だけではない。当時の少年誌を眺めて見ると、戦艦「大和」、戦車、自衛隊、忍者、馬賊(旧満州で暴れ回った賊。日人の頭目もいた)……といった、いまでいうミリタリーや歴史を題材にした活劇風の絵が、当時大人気だったプロ野球の長嶋茂雄や王貞治、大相撲の大鵬などとともに表紙を飾っている。 当時の子供たちがどんなものに関心を持っていたか

    高度成長期に大ブーム…反戦平和教育と共存した「戦争漫画」の遺産(神立 尚紀) @gendai_biz
  • 日本企業で「出世する人」たちが「保身クズ野郎」ばかりになってきた“意外なワケ”(藤岡 雅,成毛 眞) @moneygendai

    人事権を握る経営トップ層の顔色をうかがって、組織の暴走が止まらなくなる――。いまそんな不祥事があちらこちらの日企業が噴出するようになってきた。 象徴的だったのは、積水ハウスの地面師詐欺事件だろう。現場の中にはその契約の危険を察知して止めようと行動した幹部もいたが、取引が止まることなく約56億円という巨額の被害を出す前代未聞の事件に発展した。 ほかにも、東芝のガバナンス無視の株主総会や関西電力の金銭受領問題はもちろんのこと、政官界間に目を広げてもトップ層主導による不祥事が後を絶たない。日の優秀なサラリーマンたちは、上層部から理解の及ばない仕事をさせられて、ただただ組織に埋没するだけでしかいられないのか。そこに処方箋はないのか――。『保身 積水ハウス、クーデターの深層』の著者が、ベストセラー『2040の未来予測』の著者で、元マイクロソフト社長の成毛眞氏に聞いた。 日企業は「保身オヤジ」ば

    日本企業で「出世する人」たちが「保身クズ野郎」ばかりになってきた“意外なワケ”(藤岡 雅,成毛 眞) @moneygendai
  • ウーバーイーツ配達員男性が絶望…「インボイス制度」で「手取り収入」はこんなに激減する(本多 慎一) @gendai_biz

    「そんな制度、全く知りませんでした。自分はリストラにあって再就職もコロナで決まらず、仕方なく今年からウーバーイーツの配達員をやっています。今でもカツカツなのに、今以上に収入減となればどうすればいいのか」 こう途方に暮れるのは再来年から始まる「インボイス制度」の中身を聞いた増さん(49歳・仮名)だ。 消費税が増税されてから間もなく2年がたつ。コロナ禍もあって増税分の負担が増す消費者だけでなく、売り上げに打撃が出る事業者にとっても負担は大きいが、じつは2年後には多くの個人事業主にとって、とりわけて負担の大きい制度変更が追い討ちのように迫っている。 それが2023年10月から始まるインボイス制度(適格請求書等保存方式)である。 納税分、実収入が減る インボイス制度とは何か。 消費税の納税には、「仕入税額控除方式」という方法が使われている。これは消費税の課税事業者が、年間売上高の消費税分から、年

    ウーバーイーツ配達員男性が絶望…「インボイス制度」で「手取り収入」はこんなに激減する(本多 慎一) @gendai_biz
  • 新型コロナで判明した「かかりつけ医」の根本的な「システム不備」(井高 恭彦) @moneygendai

    露呈した「かかりつけ医」の“希薄さ” 新型コロナに感染したかもしれない。そんな時、あなたは、どこに相談すればいいのか?――これまで国や自治体、有識者は保健所とともに「かかりつけ医」を推奨してきた。しかしながら、「かかりつけ医って一体、何?」「私のかかりつけ医はどこ?」と困惑する人が大半だろう。 それは当然のこと。「かかりつけ医」は法律や公的な制度に裏打ちされた呼称ではない。広義の一般名称でしかないのだ。何度か通った病院、診療所の医師を、あなたが「かかりつけ医」だと思えば、たった今から、その医師があなたの「かかりつけ医」になり、そう思うのをやめたらその時点で「かかりつけ医」ではなくなる。そのくらい曖昧なものなのだ。 新型コロナの感染拡大は、保健所や医療現場に混乱をもたらした。ただ、もし、「かかりつけ医」の所在が明確だったら、混乱は今より小さくできたのではないだろうか。 日医師会(日医)はホ

    新型コロナで判明した「かかりつけ医」の根本的な「システム不備」(井高 恭彦) @moneygendai
  • ウレタンマスク・布マスクユーザーが語る「なぜ私は不織布マスクをつけないのか」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    一時よりは新規感染者数が減ったとはいえ、新型コロナウイルスのデルタ株は相変わらず猛威を振るっている。従来よりも圧倒的に感染力が高いこの株が蔓延するなかで、いままで以上に浮き彫りになっているのが、「感染に敏感な人」と「そうでもない人」のすれ違いだ。 とりわけ、そうしたすれ違いが如実に現れるのが職場である。 実際のところ、職場ではどのようなすれ違いが起きているのか。 【前編】「「ウレタンはやめて」「密室で会議しないで」…コロナ感染「敏感な人」と「そうでもない人」のすれ違い」では、リスクに敏感な人たちが、ウレタンマスクや布マスクの着用、マスクのつけ方が気になっていることを紹介したが、では、他方で、ウレタンマスクや布マスクを利用している側はどのような意識でいるのか。 ウレタンはカッコいい 半々くらいの割合で、ウレタンマスクと不織布マスクを使い分けて出社しているというEさん(29歳・男性・ゲーム会社

    ウレタンマスク・布マスクユーザーが語る「なぜ私は不織布マスクをつけないのか」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 日本人はなぜ「人権」をうまく理解できないのか、その歴史的理由(森島 豊) @gendai_biz

    の「特殊な人権」 日人に人権意識は根付いているようで、どうも違うと感じることがある。一方では社会の中に平等意識が強く、自由と平等が確保されているように見える。教育機関や社会でも性別やハンディキャップに関係なく均等な機会の確保が求められている。 他方で、民意を無視した政治があり、力によって一方的に現状が変更されても、国民は欧米のような抵抗運動を起こさない。2015年政府は集団的自衛権の行使をめぐる平和安全法制を、憲法審査会に招致した憲法学者が全員「違憲」としたにもかかわらず、国民の反対を押し切って成立させた。 国民は政府が強引なやり方を行使しても、一旦決められたら反対運動を起こさない。人権は守られているようでありながら、欧米とは意識が違っている。どこが違うのか、なぜ違うのかはっきりしない。これが日の不思議だ。 実は、「人権」は万国共通の理念と思われがちだが、日には欧米と異なる人権理

    日本人はなぜ「人権」をうまく理解できないのか、その歴史的理由(森島 豊) @gendai_biz
  • 死者を「土葬」する…そのとき遺族がやらなければならない「壮絶な仕事」(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    では、まだ“土葬”してもらうことが可能らしい。 講談社現代新書『土葬の村』(高橋繁行・著)に、そのことが詳しい。 衝撃的な内容がちりばめられた新書である。 いまの日では“火葬”がふつうである。 死ぬと、火葬場で焼かれ、骨となる。 それがふつうだとおもっている。 でもそれは「いまの日」だけのふつうである。 日以外の国では火葬はいまだにそんなにふつうではない。 また、昔の日でもふつうではなかった。 かつての日では土葬も多かった。 それ以前には風葬もあった。 土葬は土に埋めるもの、風葬は焼かず埋めず自然のなかに置いておくもの、である。 新書『土葬の村』は、タイトルから想像できる内容を越え、もっと原初的な形態だとおもわれる“風葬”や、野天で遺体を火葬する“野焼き”についても詳しく書かれている。 そのあたりが衝撃である。 土葬の手順 そもそも“土葬”はどういう手順で進められるのか。 詳

    死者を「土葬」する…そのとき遺族がやらなければならない「壮絶な仕事」(堀井 憲一郎) @gendai_biz
  • 「硫酸男」スピード逮捕のウラで…実はJRが「顔認証カメラ」を導入していた(週刊現代) @moneygendai

    悪用されても気付けない 「駅名は明かせませんが、約110の駅のコンコースなどに設置したおよそ5800台の監視カメラの一部に、顔認証機能を搭載しました。マスクをつけていても、不審者の顔を判別できる能力があります」(JR東日広報) JR東日が、ひっそりと「顔認証監視カメラ」を導入したことをご存じだろうか。駅利用者の顔と、登録されている犯罪容疑者や不審者の顔をリアルタイムで照合し、検知しているというのだ。 五輪開幕に合わせて、7月から導入していた。顔データの出元や最終的な情報提供先は「答えられない」と言うものの、警察とみて間違いない。 先月24日夜、東京・港区で男性に硫酸をかけた男は、JR品川駅から新幹線に乗って逃走した。男は28日にスピード逮捕されたが、この捜査にも顔認証監視カメラが活用されたとみられる。 捜査に役立つなら、問題ないと思うかもしれない。しかし、顔の画像を無差別に収集されるの

    「硫酸男」スピード逮捕のウラで…実はJRが「顔認証カメラ」を導入していた(週刊現代) @moneygendai
  • 日本円の購買力が1970年代に逆戻りしてしまったことの意味とは(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    1990年代に、日人は海外で貴族のような旅行をすることができた。ところが、その後、円の購買力が低下した。最近の購買力は、 2010年の7割程度で、1970年代前半の水準にまで戻ってしまった。 こうなったのは、円高になるとそれを阻止して、円安に誘導する政策が行われてきたからだ。つまり、日は自ら望んで貧しくなったと言える。 この結果 、人材を日に呼ぶことができなくなる。高齢化が進む日にとって、これは深刻な問題だ。 90年代の夢のような豊かさ 1960年代の末、1ドル=360円の時代に、私はアメリカに留学して、貧乏生活を強いられた。当時の私の日での月給は、2万3000円程度だった。ところが、留学先のカリフォルニア大学ロサンゼルス校の周辺にあるアパートは、独身用一部屋でも、すべて100ドルを超えていた。日アメリカの豊かさの差を思い知らされた。 それから20年後の1990年代、事態は一

    日本円の購買力が1970年代に逆戻りしてしまったことの意味とは(野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 「進化は進歩ではない」と言われて、あなたは納得できますか(更科 功)

    エボリューション(進化)の来の意味は「進歩」 数人の友人と夕べていたときのことである。少し酔っていた1人が突然、「向上心のない、進化しないやつは、ダメだっ」と、やや大きめの声で言った。彼は大学の先生で、同僚や学生に対する不満が溜まっていたのかもしれない。 たしかに、向上心があるのはよいことなので、それがない人はダメな人間だという意見はもっともだろう。私などは、向上心がまったくないわけではないが、あんまりないので耳が痛い。人は努力して、向上していく。進歩していく。そういうときに、「進化」という言葉が使われるのを、よく聞くようになった。 「進化」という言葉を「進歩」の意味で使うことは、以前からあった。しかし最近、とくに増えたように思う。スポーツ選手が進化する。カメラが進化する。「進化」と言ったほうが、「進歩」とか「改良」とか言うよりカッコよく聞こえる。なかなか「進化」って、いい言葉だ。

    「進化は進歩ではない」と言われて、あなたは納得できますか(更科 功)
  • 「納得いかない」楽天の独自配送サービス終了で“解約”委託業者が憤る「深刻なワケ」(伊藤 博敏) @gendai_biz

    好調なEC市場 コロナ禍の「巣ごもり需要」もあって、楽天グループの好業績が続いている。 三木谷浩史会長兼社長は、9月2日、「楽天市場」の出店者向けオンラインイベント「楽天EXPO2021」で、「今年、国内のEC流通総額が5兆円を突破する。2030年には10兆円を目指したい」と語った。楽天市場単体のEC流通総額は20年12月期に3兆円を達成。その勢いは止まらず、グループとしての国内EC流通総額は21年中間期(1~6月)で、前年同月比17%増の約2兆2777億円だった。 そんな楽天の“アキレス腱”が物流である。 当初から自前物流倉庫を持っていたアマゾンと違って、仮想ショッピングモールへの出店という形でスタートした楽天は、出店者の配送システムに頼ってきた。その状況を打破、18年7月、エクスプレス事業を強化し、楽天市場の出店者向け商品の保管から配送までを一気通貫で支援するシステムを、全国レベルで構

    「納得いかない」楽天の独自配送サービス終了で“解約”委託業者が憤る「深刻なワケ」(伊藤 博敏) @gendai_biz
  • 中国で「反日ネット炎上」が続発している事情…いま中国人に起きている大変化(高口 康太) @moneygendai

    「日風テーマタウン」に批判殺到 1000億円をかけて、京都の街並みを中国に再現する。 やりすぎ感あふれるテーマタウン、その名も「盛唐・小京都」が8月25日、遼寧省大連市にオープンした。コロナ禍で日旅行にいけないかわりになる……というわけでもないだろうが、現地報道によると多くのお客が集まり、上々のスタートだったようだ。 ところが1週間もたたずして、地元政府の指示により、一時休業に追い込まれた。理由の説明はないが、インターネット上での批判が原因のようだ。 「大連といえば、かつて日がつくった満州国の一部であった。そんな場所に日風の街並みを造るなど許されるのか」 「日企業しか出店できず、売られているのも日商品ばかりではないか」 「江蘇省蘇州市や無錫市に続いての日風ストリートか。このままだと、中国はどんどんい荒らされてしまう」 「自国の文化をもっと愛するべきではないのか」 こうした批

    中国で「反日ネット炎上」が続発している事情…いま中国人に起きている大変化(高口 康太) @moneygendai
  • 「親ガチャ」という言葉が、現代の若者に刺さりまくった「本質的な理由」(土井 隆義) @gendai_biz

    不満感から不安感へ 親ガチャという言葉が示唆するように、今日の日社会では経済格差の固定化が進みつつある。しかしその一方で、とくに若年層を中心に生活満足度や幸福感は高まっている。矛盾しているかのように見えるこの二つの現象の裏には、日社会がすでに山登りの時代を終え、いまや高原化しているという実情がある。経済格差の固定化もその帰結の一つであるし、期待値が低下してきた理由の一端もここにある。 しかし、近年の満足感の高さの背後にあるのは、このような成長率の変化だけではない。そこには人間関係の変化もある。そびえ立つ山を見上げながら登っていた時代には、明確な理想や目標を掲げやすかったが、高原を歩くようになった現在では、ただ闇雲に進んで行けるような行先を措定しづらい。それが人間関係のあり方に変化をもたらしているのである。 明確な目標を掲げ、その頂上へ向かってひたすら山を登っている最中には、一緒に歩んで

    「親ガチャ」という言葉が、現代の若者に刺さりまくった「本質的な理由」(土井 隆義) @gendai_biz
  • 「左翼政党は“エリートのための党”になった」は本当か? その問題を考えるための「様々な前提」(網谷 龍介) @gendai_biz

    『21世紀の資』で一躍世界的に有名になったフランスの経済学者トマ・ピケティの新著『資とイデオロギー』の刊行後、現在の先進国社会における政治的対立の構図をめぐる議論が盛んに行われている。 このエッセイでは、ピケティの著書そのものを議論する前提として、近年の比較政治研究において明らかになっているいくつかの事実と論点を紹介しておきたい。ピケティの著書は、彼独特の大規模なデータ収集と独自の分析によっているものの、比較政治研究の蓄積とのかみ合わせに意が払われているわけではない。 また、これらの議論が多分に政治的関心とともに行われているため、議論はしばしば単純化された路線対立の形をとり、経験的研究が明らかにしているニュアンスが捨象されがちである。しかし、十分に腑分けされた知見を基礎としなければ、政治的主張も誤ったものになる。そこでエッセイでは「ピケティを読む前に」「ピケティをより良いかたちで理解

    「左翼政党は“エリートのための党”になった」は本当か? その問題を考えるための「様々な前提」(網谷 龍介) @gendai_biz
  • インド洋はどのように誕生したのか? 地球上で最も長い“直線地形”の秘密(蒲生 俊敬)

    太平洋や大西洋に比べ、インド洋は一般に馴染みの薄い海かもしれません。一方、それだけに、インド洋には、アラビアンナイトから連想されるようなエキゾチックな魅力があり、なにかふしぎなことがたくさん隠れているのでは?……と、好奇心をくすぐられる方も多いのではないでしょうか? まさにそのとおり、インド洋は、知れば知るほど面白い海なのです! 稿では好評発売中の『インド洋 日の気候を支配する謎の大海』から、知られざるインド洋の魅力をご紹介します。 インド洋の誕生前夜 インド洋の歴史を遡っていくと、地球上にかつて存在した巨大な大陸が、バラバラに分裂して現在にいたる一部始終が見えてきます。ダイナミックな地球の演じてきた、じつに興味深いドラマです。 前編で、中央海嶺という海底の裂け目でつくられた新しい海底(プレート)が、拡大軸の両側に拡がっていくという、プレートテクトニクスの基概念をお話ししました。大陸

    インド洋はどのように誕生したのか? 地球上で最も長い“直線地形”の秘密(蒲生 俊敬)
    taron
    taron 2021/09/04
    へえ。東経90度海嶺って、南北に続く海山列があるんだ。世界で一番長い直線地形。で、ホットスポットの火山活動が変わって消滅。栄枯盛衰がおもしろい。