[CEDEC 2012]開発経験なしのディレクターが20万本超のヒットを生んだ。「TOKYO JUNGLE」のスタッフが開発の裏側を語ったセッションをレポート 編集部:荒井陽介 人間がいなくなった近未来の東京で,動物たちが弱肉強食の争いを繰り広げるという世界観が話題になり,20万本を超えるヒットとなったPlayStation 3用ソフト「TOKYO JUNGLE」。同作における開発の裏側を紹介する興味深いセッションがCEDEC 2012で開かれたので,その模様をお届けしよう。 このセッションは「TOKYO JUNGLE 〜経験ゼロの若者による企画立案から発売までのサバイバル術〜」と題されたもので,TOKYO JUNGLEのプロデューサーであるソニー・コンピュータエンタテインメント(以下,SCE)の山際眞晃氏と,ディレクターを担当したクリスピーズの片岡陽平氏が登壇した。 山際眞晃氏 片岡陽平