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societyとdesignに関するtskkのブックマーク (70)

  • ウェブ制作に活かすユニバーサルデザインの視点

    この記事は、2019年12月7日に名古屋で開催された WCAN 2019 Winter での登壇内容をテキスト化したものです。アクセシビリティ Advent Calendar 2019 の 9日目のエントリーです。 当日使用したスライドは SpeakerDeck で公開しています。 ウェブ制作に活かすユニバーサルデザインの視点|SpeakerDeck はじめに 「ユニバーサルデザインとウェブ」と聞くと、あまり馴染みがないように思われるかもしれません。しかし実は、ウェブは生まれながらにユニバーサルな性質を持っています。ワールド・ワイド・ウェブの考案者ティム・バーナーズ=リーは、次のように述べています。 The power of the Web is in its universality. ウェブは、世界中の誰もが、自分の好きな場所で、好きなデバイスで、好きな時にアクセスすることができます。

    ウェブ制作に活かすユニバーサルデザインの視点
  • 一般色覚者にはほぼ分からない“小さくて大きな違い” JIS改訂で「日本社会における色のルール」はどう変わったのか

    道路工事中の赤ランプ、踏切、非常口のマーク―― 2018年4月、JIS(日工業規格)の改訂に伴い、こういった場所に使われている「安全色」が変わったことをご存じでしょうか。 設備の入れ替わりに時間がかかるため、ひょっとしたら、まだ“新色版”を目にしていない人もいるかもしれません。ですが、仮に見ていたとしても、多くの人は気付かないままでしょう。というのも、一般的な色覚を持つ人には、“小さな違い”しか分からない調整が行われているからです。 上下どちらが改訂前、改訂後なのか分かりますか? しかし、この改訂により、あるタイプの色弱者には「色味が感じられなかった標識がカラーになる」など“大きな変化”があるのだといいます。安全色に起こった小さくて大きな変化とは、どのようなものなのか。CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)副理事長・伊賀公一氏に話を伺いました。 記事はテーマ別に分けた3編構成となり

    一般色覚者にはほぼ分からない“小さくて大きな違い” JIS改訂で「日本社会における色のルール」はどう変わったのか
    tskk
    tskk 2018/12/31
    自分は濃い緑と濃紺と黒の区別がつきにくいんだよなー。聴力も、特定の周波数には敏感過ぎて、別の周波数はほとんど聞こえなかったり。むずい。
  • 048 退会届 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    東京アートディレクターズクラブ 会員のみなさまへ 東京五輪エンブレム問題に関して、東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)はいっさい発言せず、クラブとして沈黙を貫きました。東京ADCが沈黙し、無策であったということは、会員である佐野研二郎さんや博報堂出身者に集中したバッシングや加熱報道の状況をクラブとして黙認したことになります。 東京ADCが「クラブ」という組織体勢を理由に無策であったことを正当化しようとしても、東京五輪エンブレム問題の当事者や関係者(審査委員、入賞者、招待作家、出品者、組織委員会の仕事を請け負う広告代理店関係者)の大多数が東京ADCに属する会員であったという厳然たる事実の前では、無策が社会的責任の放棄であることは否めません。 東京五輪エンブレム問題は佐野さんひとりの問題ではないにもかかわらず、その人のイメージだけが鮮烈に記憶されましたが、あのとき東京ADCが組織力をも

  • 「俺より受刑者の方が絵がうまい」受刑者の緻密な漫画背景を販売する「漫画家本舗」 絵の指導者に話を聞いた

    漫画背景を販売するサイト「漫画舗」がネットで注目を集めています。山口県の刑務所「社会復帰促進センター」の受刑者の更生作業として描かせた背景が販売されており、サイト自体は4月に公開されたものですが9月初頭にSNSで一気に拡散されました。 販売されている絵は、車、バイク、部屋の風景、建物の外観、ビル群といった漫画の背景に使用されるもの。救急車の内装や、ビルの造形など、いずれも細部まで描き込まれているのが分かります。漫画家の育成ではなく、あくまで更生作業の一環として行っているという作画作業ですが、SNSではその完成度の高さから「受刑者になれば絵がうまくなるの?」といった声も挙がるほど。 絵の指導を行っているのは、24歳で週刊少年マガジンの新人賞を受賞してから35年以上漫画に携わってきたという美祢友善塾代表の渋谷巧さん(漫画家としてのペンネームは「苑場凌」)。なぜ刑務所で絵の指導を行うようにな

    「俺より受刑者の方が絵がうまい」受刑者の緻密な漫画背景を販売する「漫画家本舗」 絵の指導者に話を聞いた
  • エアコンのリモコンが高齢者に難しすぎる定期

    高齢者向けのエアコンのリモコンあるじゃん?あれでも全然ダメ。 エアコン効きすぎてるからって暖房つけたり、暑いからって即18℃に設定したりするのよ。 涼しい、少し涼しい、少し暖かい、暖かいの4つくらいのボタンにしておくべき。 そんで夏場は暖かいボタン使えなくするとかして。 家電メーカーの人高齢者の面倒見たことないんじゃないの。

    エアコンのリモコンが高齢者に難しすぎる定期
    tskk
    tskk 2016/08/06
    あと、高齢者世代には「エアコンは体に悪い」「エアコンは電気代がものすごく高い」という誤解が根強くはびこっているので、体調を考えてエアコンを使ってもらうだけでも骨が折れる
  • 034 負の連鎖……を断つために | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    言葉は事実に則ってこそ言葉の力を発揮することができるのであり、発信元が不都合な事実を隠蔽したり、情報操作のために言葉の力を利用したとしても、前回コンペの記者会見がそうであるように、どこかで矛盾が生じたり、論旨が破綻してほころびが見えてくるものです。そしてそのような詭弁を鵜のみにするほど国民は愚かではありません。故に五輪エンブレムの決定を祝福する空気は感じられません。国民の意見を聞くと言いながら、その実、そのことが反映されていないと見受けられる結果に対して説明責任を果たさなかったことで、信頼回復の最大のチャンスを自らの判断によって自らの手で失ったのだと思います。 折しも東京都知事による政治資金規制法違反疑惑が浮上しましたが、都知事の会見の背景には、決定したばかりの五輪エンブレムが連続的に配置されたインタビューボードが使用されているために、イメージの拡散と認知促進を目的としたバックパネルによる

  • 新エンブレム「A案ありき」の見方を否定 宮田委員長「腹立たしかった」(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

    2020年東京五輪・パラリンピックの新しいエンブレムに、「組市松紋」をあしらった野老朝雄(ところ・あさお)さんのA案が選ばれた。 【写真】新東京五輪エンブレム発表(全文2・質疑応答1)クリアな透明性の下で選んだ エンブレム委員会では、選考が閉鎖的と批判された旧エンブレムの反省から、「参画」と「透明性」をキーワードに開かれた選考を意識して行なってきた。同委員会は昨年9月以来、新しいエンブレムを決めた25日を含めて15回開かれ、計110時間をかけた。デザイン審査は一部をライブ配信し、最終候補4案については約4万人から11万件の意見をが集まり、それらも参考にして選定したという。 五輪組織委の武藤敏郎事務総長は、「IOC、IPC歴史の中でこうした取り組みは初めて。今後のモデルになるではと自負している」と、今回の選考のあり方に胸を張った。 ただネット上など一部では、今回の選考について「A案ありきだ

    新エンブレム「A案ありき」の見方を否定 宮田委員長「腹立たしかった」(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
    tskk
    tskk 2016/04/26
    個人的にはA支持だったけど、それとは別の話として、BCD案のみが残っていたのに、突如A案が最終選考に敗者復活で加わったプロセスと、敗者復活という仕組みがあらかじめ明文化されていたのかどうかは知りたい
  • 032 1対3の構図 - 「A案」VS「BCD案」 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    発表された4案が、「A案」と「BCD案」というふたつのグループに分けられる理由と根拠を記します。 (1)色彩 「A案」は、エンブレムと「TOKYO 2020」のロゴタイプを日の伝統色の藍色のワントーンで表現。無彩色に近い色相による落ち着いた印象。 「BCD案」は、赤と金を基調色とし、緑や青などの有彩色を加え、五輪マークの色彩の印象を登用し、祝祭感を表現している。 第一印象として色が与える影響はデザイン要素の中で最も大きいと言える。そういった意味で、「B案」「C案」「D案」3案の色の印象が近いため、ワントーンで落ち着いた色の「A案」が差別化して見える。 (2)基形状 「A案」は、正円。オリンピック・エンブレムは左右対称形ではないものの、左右対称形のような印象に見える。パラリンピック・エンブレムは左右対称形。 「BCD案」は、多様で有機的。左右非対称形。 前回コンペの選考では、パラリンピッ

  • 東京五輪エンブレム:作品A「組市松紋」に…作者は野老氏 | 毎日新聞

    新たに決定した東京五輪・パラリンピックのエンブレム=東京都港区で2016年4月25日午後3時26分、喜屋武真之介撮影 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、東京都内で理事会を開き、旧作品の白紙撤回で選び直した公式エンブレムを「組市松紋(くみいちまつもん)」がタイトルの作品Aに決めた。アーティストの野老朝雄(ところ・あさお)さん(46)の作品で、江戸時代に「市松模様」として広まったチェッカーデザインを日の伝統色である藍色で描いた。形の異なる3種類の四角形を45個組み合わせて違いを示し、国や文化・思想を超えてつながり合う多様性も表現した。野老さんは「とても長く時間をかけて作った。我が子のような作品」と喜びを語った。 有識者で作る組織委のエンブレム委員会が同日、最終審査を行い、委員21人による1回目の投票で、野老さんの作品が13票の過半数を獲得して決まった。デザイナーの久野梢さ

    東京五輪エンブレム:作品A「組市松紋」に…作者は野老氏 | 毎日新聞
    tskk
    tskk 2016/04/25
  • エンブレム最終候補作の見せ方は不適切? 旧審査委の平野氏「A案ありきのプレゼンテーション」と分析

    2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は4月8日に発表した五輪エンブレムの最終候補4作品について、白紙撤回となった旧エンブレムの審査委員を務めたグラフィックデザイナーの平野敬子氏が自身のブログで、「『A案』ありきのプレゼンテーション」だと指摘している。 最終候補作 公開された4つのデザイン案を見て「デザインの特徴から『A案』と『BCD案』という1対3の構図に見えました。4案の中で1案を選ぶという方法論において、先頭に配置された1案だけが際立つ見え方は不適切」と平野氏。その理由として「色彩」「基形状」「造形モチーフ」「コンセプト」の面から「A案」が差別化されているという。 平野氏がブログで指摘 また、「記号の順列が心理に影響を及ぼし調査結果に影響する」ことから、「A・B・C・D」や「1・2・3・4」という順列を示す記号は用いることはないと説明。例えば「K・G・l・M」

    エンブレム最終候補作の見せ方は不適切? 旧審査委の平野氏「A案ありきのプレゼンテーション」と分析
    tskk
    tskk 2016/04/11
    平野氏は前回のエンブレム選考がいかに不誠実であったか、特定の作品に有利になるように選考が行われていたかを告発し続けているので、本当に頭が下がる
  • 032 新聞寄稿文への異論 - vol.3 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    ブログ030章、031章からひき続き、グラフィックデザイナーの原研哉氏の発言への異論を軸に、五輪エンブレム問題について考察したいと思います。 2015年12月18日に公表された調査報告書によって、組織委員会の担当者と審査委員代表による不正審査が認定され、新聞、テレビ、インターネットとあらゆるマスメディアで記事化されていた最中のこと、原氏はツイッターで、『東京五輪エンブレムの審査委員は、もう一度全員で顔を揃えて、審査経過と結果について、応募者104名を前に、詳細な説明会を開いてもらえないだろうか。経緯の解説責任は審査委員にあるはず。(2015年12月22日19:14 原氏ツイッターより)』と発言されました。入賞作品の画像や招待作家要請の依頼状の情報までマスコミに流出し、週刊誌に理不尽な形で次点作品を掲載されるという、考えられない被害を受けた出品者のひとりとして、10月5日の新聞寄稿文でも『

  • 031 新聞寄稿文への異論 - vol.2 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    『公』の媒体における発言行動への考察という観点から、グラフィックデザイナーの原研哉氏の新聞寄稿文に対する異論をブログ030章から3回にわたり記述するなかで、新聞寄稿文とともにツイッターでの発言についても公の媒体との理解から同等に扱いましたが、対話形式で形成され、他者との関係性から導き出された言葉や文章の場合、新聞媒体での発言とは責任の重さや意味が異なる特性となることを文章公開後に気付きましたため、ブログ031章と032章の文章を修正すべきであると判断し、急遽、下ろすことを決めました。この度のことは私の認識不足によるものです。いちど公開した文章を取り下げるという方法を行使しましたことを、そして再更新まで時間がかかりましたことを、心よりお詫び申し上げます。 改めまして、ブログ030章からひき続き、原氏の『公』の場での発言への異論を軸に、五輪エンブレム問題について考察したいと思います。 『‥‥門

  • 030 新聞寄稿文への異論 - vol.1 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    『‥‥参加者の立場で言うと今回の「公募」は開かれていたと感じている。1964年の東京五輪に始まり、札幌五輪、愛知万博などは全て、数名の指名コンペだった。それに対して今回は、応募資格を満たす104名ものデザイナーで競われた。閉じているどころか前代未聞の開かれたコンペだったのである。‥‥(毎日新聞 東京夕刊)』この文章は、旧東京五輪エンブレム・コンペの招待作家のひとりと公表され、2位案作者だったグラフィックデザイナーの原研哉氏が毎日新聞に寄稿した、『コンペ、明快な基準を─五輪エンブレム、不可欠な専門性』の一部です。(全文は毎日新聞デジタル版及び原氏の会社ホームページ上に公開されています。) 『前代未聞の開かれたコンペであったのである。』と、あたかも健全なコンペが行われたかのような錯覚を誘導する発言や、『さらに今度は特定のデザイナーへの参加要請が不当な行為であったかのように報じられ始めた。』との

  • 029 審査委員として知り得た情報のすべて | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    この報道を受け、伝えきれていない未公開の情報を章に記載することにいたしました。重要な情報であるにもかかわらず、いままで公表しなかった理由について説明させていただきます。2015年9月1日に行われた旧エンブレム案の使用中止に関する記者会見の中で、「リエージュのロゴに似ているかどうかってことについては、‥‥訴訟の手続き上、訴訟の弁論が行われる前にいろいろなものを出していくのは控えた方が良いのではないかという、訴訟を実際に対応しておる法律家からのご忠告もありました。(聞文読報より転載)」という、組織委員会の武藤敏郎事務総長の発言を聞き、裁判への影響を考えて公表を控えた方が良い情報だと判断したためですが、リエージュ劇場に続き、ドビ氏も訴えを取り下げたことが発表されましたので、遅きに失するとのおしかりを受けることを覚悟のうえで、ここに記述いたします。 いまから記す情報は、組織委員会のクリエイティブ

  • 028 無責任主義の村 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    ギャラリーの30周年を記念する展覧会「30年30話」への作品出品の要請が、展覧会開催初日の10日前にありました。奇しくも、このギャラリーの創設者といえる亀倉氏が、1964年の前回オリンピックのシンボルマークやポスターをデザインし、日のグラフィックデザインの発展を目指したギャラリーの30周年を記念する展覧会で、日のグラフィックデザイン界の信頼を世界的に失墜させた、2020年東京五輪エンブレム問題の関係者が多数参加する展覧会が行われるとは、何という皮肉な巡り合わせなのでしょう。 送られてきた企画書を読み、五輪エンブレム問題について、相変わらず無責任な態度を貫く人々と同じ空間に作品を展示することに対して著しく違和感を覚えましたし、何ひとつ解決していない現状において、そのような企画に参加すべきではないと判断し、理由を伝え、即日に展覧会への不参加の意向を伝えました。同じく審査委員であった長嶋りか

    tskk
    tskk 2016/02/07
    つらい話
  • 24時間Tシャツ 通信販売

    tskk
    tskk 2015/12/07
    リリー・フランキー氏デザイン
  • 016 表現におけるモラリティと表現者のモラル | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    公的機関では裁かれませんでしたが、民意によって裁かれました。半世紀ぶりのオリンピックという、国家規模のイベントに関連することでしたので、国民の大きな関心事であり、特別な洞察力とスキルとセンスを持った、匿名の民間人の手によって、デザイン作品の模倣性が短期間に調査され、具体的な根拠や証拠が示されて、デザインのアイディアや表現の出所についての異議が申し立てられました。このような、民間人の調査力がなければ、五輪エンブレムの1位案の白紙撤回はなかったことかもしれません。このことが約1ヶ月という短い期間のなかで行われましたので、その実行力とスピード感は、驚異的なレベルの高さだと思いました。故意ではなかったかもしれませんが、結果だけみると、あきらかにアンフェアな方法であったことは間違いのないことで、当事者たちが認めないことを、客観的に確認するための、民間人による新たな方法論が確立したのではないかと思いま

  • 015 金銭感覚と敬意の相対性 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    審査員謝礼について、私の個人的な考えとして、このような役割に対して対価することをよしとしないポリシーをもっているために、辞退したい旨を伝えましたところ、難色を示されたため、『公』の決まり事に対して秩序を乱すことになるのではないかと考え直し、時間の猶予がないという状況もあり、お受けすることにいたしました。審査員謝礼の金額は、1日23,200円と設定されており、審査会3日分の69,600円(交通費含む)という金額が定められておりました。それを受け取るにあたっては、用意された「承諾書」、「審査員謝礼について」、「口座振替依頼書」を含む、合計4枚の書類の指定箇所に署名と押印をし、すこし手間がかかると思いましたが、かえってこのやりとりで、お金の扱いをきっちりとしているという良い印象を抱きました。このような事象ではありますが、これからのオリンピックまでの長い道のりを考えますと、門外漢でありながら、会計

  • 014 最終の審議 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    審査会当日のことを言及するにあたり、審査内容を記述することの意味や是非について、時間をかけて考えました。現時点では、組織委員会から審査の経緯や内容について公表の目処はたっていませんし、組織委員会が行った記者会見の発表内容を読みますと、真実が適正な方法で公表されるという確証はないように思われます。しかし、この度の審査は、五輪エンブレムを決めるための、『公』の仕事であり、『私』のことがらではありませんので、その意味を考えますと、審査委員として体験した審査内容を記録するという結論に至りました。 審査は8名の審査委員によって行われたため、審査会の内容に関する記述の方法については、守秘の倫理に基づき、基的に、記名による投票内容や具体的な発言についての記述は控えます。道義的観点により記述可能な範囲であると判断した内容についてのみ記します。 初日の審査で14作品に絞られたのちの2日目の審査は、ひとり1

  • 013 判断の論拠 | HIRANO KEIKO’S OFFICIAL BLOG

    作品選択には判断の論拠があります。デザインの審査では、造形の良し悪しの問題だけではなく、目的性の解析、機能性への視点、技術面への考察など、多様な着目点が必要になります。なぜならば、デザインは鑑賞作品ではなく、機能目的を前提とした造形物だからです。「機能的造形物」という文言で表現してもいいかもしれません。ですので、いつも審査が難しいと思うのは、デザインにおける機能目的という視点を重要視するものの、造形物であるが故に、最終的には鑑賞に耐えうるか否かという、視覚的考察による造形的判断が重要になるからです。いまからデザインの審査を行う際に、判断の基軸とする着目点を記します。ここに書き記している内容は、デザイン開発時の考察点でもあります。 [美しさ] [造形性の観点] [デザインコンセプトの観点] [公共性の観点] [独創性の観点] [新規性の観点] [機能性の観点] [技術面の観点] [コストの観

    tskk
    tskk 2015/11/15
    IOCデザイン規定の難しさ。また、作者名を伏せての審査では「独創性や作家性に基づく考察」ができないという指摘も