東京都板橋区は20日、区納付案内センター委託事業者の職員が、動画配信アプリを通じて区民の個人情報を流出させたと発表した。最大28人の氏名や住所、住民税の未納額などが流出した可能性があるという。 区によると、職員は、税未納者へ連絡する業務の管理者。12日午後5時から同7時半ごろにかけて、スマートフォンの動画配信アプリを起動したまま勤務し、オペレーター3人が電話で未納者とやりとりする会話を配信した。 同日午後7時半ごろ、視聴者からの通報で気付いた職員が配信を停止。動画データを削除してアプリを退会したが、区に報告していなかった。視聴者からの連絡を受けた区が職員に確認したところ、流出を認めたという。(長竹祐子)