タグ

ブックマーク / ohtabookstand.com (11)

  • 依存症を引き起こすのは、トラウマ?ADHD?それとも?(横道誠)[第17回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。 今回は、マコトのギャンブル狂騒曲と物語の力、希死念慮について。 マコト版ギャンブル狂想曲  トシ、これまでにも増して気合いの入ったお手紙を、ありがとうございます。今回私はまずは、最近の出来事から書いておこうと思います。 最近、私たちの共通の知り

    依存症を引き起こすのは、トラウマ?ADHD?それとも?(横道誠)[第17回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2024/03/19
    “どこからどこまでが先天的なもので、どこからどこまでが母の人格を一部であれ強制的にダウンロードせざるを得なかった結果なのか、じぶんでも判断がつきません。”
  • 自助グループはハームリダクションされた宗教!? 画期的な自助グループ観とこれから

    自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡「酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医の往復書簡」もいよいよあと一往復! そこで最終回を前に特別編をお送りします。『あなたも狂信する――宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究』を刊行した横道さんと松さん、ふだんはお手紙のやりとりをしているおふたりに、「依存と宗教」「自助グループの未来にあり方」について対談形式でとことん語り合ってもらいました。その模様を前後編でお送りします。前編の今回は、画期的な自助グループ観が提示された前編をお届けします。 トシ 『あなたも狂信する』、最初はどんなふうに展開していくんだろうか、と思って読み進めていった

    自助グループはハームリダクションされた宗教!? 画期的な自助グループ観とこれから
    u-li
    u-li 2024/03/06
    “僕ら依存症業界の人たちは、いわゆる宗教2世と言われている宗教に傷ついた方たちがAAに行ったらどんなふうな思いをするか、なんて全く想定してなかったような気がする”
  • 『あなたも狂信する』刊行記念! 往復書簡特別編(後編)を公開[特別編(後編)] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する文学研究者・横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡「酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医の往復書簡」もいよいよあと一往復! そこで最終回を前に特別編をお送りします。『あなたも狂信する――宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究』を刊行した横道さんと松さん、ふだんはお手紙のやりとりをしているおふたりに、「依存と宗教」「自助グループの未来にあり方」について対談形式でとことん語り合ってもらいました。その模様を前後編でお送りします。後編の今回は、回復における「物語の力」といまのマコト(横道さん)のお酒との付き合い方の現在地について。 語らうことへの希望と「物語の安易さ」への疑念トシ 宗教2世の

    『あなたも狂信する』刊行記念! 往復書簡特別編(後編)を公開[特別編(後編)] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2024/03/06
    “親の脅威がなくなって、安心できる環境になると、心に余裕ができたぶん、そこにフラッシュバックが荒れ狂っていく” “「神」や「ハイヤーパワー」が口にされる段階になると、いつも同じ話になっちゃう”
  • つながり再考――依存症家族支援と強すぎないつながり(松本俊彦)[第16回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。 今回は、連載の前半で話題になった「ひととのつながり」と依存症の回復の関係を再考します。特に最も身近な他者――家族との関係について。 はじめにマコト、お手紙ありがとう。 前回のマコトの手紙を読んで、「なるほど」と膝を打ちました。マコトは過集中を利

    つながり再考――依存症家族支援と強すぎないつながり(松本俊彦)[第16回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2024/02/15
    “下品なたとえですが、相互に相手の急所を掴みあって均衡する変態的関係、あるいは、一方の傷を他方の傷で塞ぐような、傷を介してつながる境界曖昧な関係――それが家族です”
  • アクセサリーが突然わかった日[第3回] 人生最後の瞬間に何を着るか 断崖絶壁のファッション

    「あの服も、この服も納得がいかない……私がほんとうに着たい服ってなに?」 世間は色々な問題を投げかけてくるけど、どれもこれも肝心なこと、漠然とした問いかけの先にある根的な問題には触れていないような気もする。今のファッションが退屈でしっくりこない、悩めるすべてのみなさまへ。 こちらは、まだ誰も言葉にしていない違和感を親切に言語化する“ポップ思想家”の水野しずさんによる、トレンドを追うよりも、納得のいくスタイルを発見していくためのファッション論考の連載です。「着るという行為」について、一緒に考えていきましょう。 既存在権益=一度存在が認められたものは存在していることそのものの是非を問われにくいという社会通念 粒ショップ=宝飾品店に対する筆者の偏見を含んだ感想 粒バレ=一般的にお求めやすい価格で流通する宝石のサイズ感に対する筆者の感想 アクセサリーがわからない 衣服についてはわかるのに、アクセ

    アクセサリーが突然わかった日[第3回] 人生最後の瞬間に何を着るか 断崖絶壁のファッション
    u-li
    u-li 2023/12/20
  • 自己開示への障壁と相談できない病(横道誠)[第13回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 最近のマコト状況 トシ、ありがとう。トシに依頼された『「助けて」が言えない』(松俊彦編、日評論社)が無事に刊行されて、喜んでいます。 この記事を書いているいまは九月の終わり頃

    自己開示への障壁と相談できない病(横道誠)[第13回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2023/12/14
    “「じぶんにも他人にも優しく」「他者を否定しない」「説教しない」「助言は提案の形式で」などの項目が規制をかけることによって、「わかった気になった発言」を阻止することができます。”
  • 大麻、少年の性被害、男らしさの病(松本俊彦)[第12回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 薬物乱用防止教室の季節ヘイ、マコト、前回のお手紙をいただいてからずいぶんと長い時間が経ってしまいました。毎年、この夏休み期間、教員向け研修会のラッシュ、連日、国内各地に出向いて登

    大麻、少年の性被害、男らしさの病(松本俊彦)[第12回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2023/11/29
    “被害に遭った後に、あんなに笑って話せるわけがない」……など。それらは伊藤詩織さんの訴えや#Metooのムーブメントにおいて、繰り返し被害女性が投げかけられてきた言葉です。それを「男性の性被害」となると”
  • ヘイ、トシ(再び)(横道誠)[第9回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 ヘイ、トシ! 久しぶりにこの挨拶を使ってみたくなったんです。第1回がオンライン掲載された直後、アノニマス系自助グループのノリなら、むしろ「ハイ、トシ!」じゃないかなっていう指摘が

    ヘイ、トシ(再び)(横道誠)[第9回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2023/10/27
    “昔からあるノックビンとかシアナマイドもそうだけど、服用した人に不快感や苦痛を与えて酒から遠ざけるのって、発想としてどうなんだろうって思いますよ”
  • 人はなぜ何かにハマるのか?(松本俊彦)[第10回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 「『ハイ』か『ヘイ』か」問題最初の書簡で、「ヘイ、トシ?」と呼びかけられたとき、確かに、一瞬、「あれ? ハイじゃない?」って思いました。 でも、「ヘイ」は「ハイ」よりももっと親し

    人はなぜ何かにハマるのか?(松本俊彦)[第10回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2023/10/27
    “人を依存症にさせるのは、物質の薬理作用ではなく、行為を通じた自己効力感の体験――心身に何らかの刺激を与え、身体感覚の変容感を介して気分調節に成功する体験――の方ではないか”
  • セルフケア・セルフラブを取り戻す――資本主義的「ご自愛」への抵抗[第1回] やさしい生活革命――セルフケア・セルフラブの始め方

    「カルチャー ×アイデンティティ×社会」をテーマに執筆し、デビュー作『世界と私のA to Z』が増刷を重ね、新刊『#Z世代的価値観』も好調の、カリフォルニア出身&在住ライター・竹田ダニエルさんの新連載がついにOHTABOOKSTANDに登場。いま米国のZ世代が過酷な現代社会を生き抜く「抵抗運動」として注目され、日にも広がりつつある新しい価値観「セルフケア・セルフラブ」について語ります。当に「自分を愛する」とはいったいどういうことなのでしょうか? 一緒に考えていきましょう。 「セルフケア」の日における受容最近、「セルフケア」という言葉が日でも急速に広がりつつあるが、「セルフケア」という言葉を聞いて、どういうことを想像するだろうか。いつもより少し贅沢な保湿パック、いつもは買わないデパートのチョコレート、シャンパングラス片手に泡風呂、またはちょっと遠くまで一人旅。「自分で自分のご機嫌を取

    セルフケア・セルフラブを取り戻す――資本主義的「ご自愛」への抵抗[第1回] やさしい生活革命――セルフケア・セルフラブの始め方
    u-li
    u-li 2023/10/11
    “資本主義社会において自分を「嫌い」になるように訓練されている我々は、今の自分には「ない」ものを求めて懸命に働き、懸命にお金を使う” “「自分を好きになる」行為は、社会に対する一種の「抵抗」である”
  • 「困った人」は「困っている人」――自己治療と重複障害(松本俊彦)[第8回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

    依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 薬物依存症臨床におけるADHDマコト、お返事ありがとう。 前回の手紙の最後に触れていたADHDの問題、依存症臨床ではすごく大事なことです。 依存症全般がADHDと深い関係がありま

    「困った人」は「困っている人」――自己治療と重複障害(松本俊彦)[第8回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
    u-li
    u-li 2023/09/29
    “あたかも「一般のメンタルヘルス患者は『よい患者』、一方、アディクション患者は『悪い患者』」といった区分があるかのごとく”
  • 1