中国・福建省出身の日本人姉妹の親族とされる中国人48人が日本に入国直後、大阪市に生活保護を大量申請した問題で、大阪入国管理局が全員に認めていた「定住者」の在留資格を剥奪(はくだつ)する方針を決めたことが20日、分かった。来日後の就職先を虚偽申告していたことが理由。 変更の対象となるのは、大阪市以外に居住した中国人5人も含む計53人。 大阪市も今後、すでに生活保護費を支払っている26人に対し、計644万円の全額返還を求めていく方針。 大阪入管は、この中国人らが昨年5~6月に来日した際、内定していない企業を雇用予定先として虚偽申告していたことを重視。虚偽申告をして入国許可を受けた場合、在留資格を取り消すことができるとする入管難民法の規定に基づき、在留資格の取り消しも含めて調査を進めてきた。 最終的には、全員が生活保護の申請を取り下げたことなどに配慮。今年5~6月の在留資格更新時に、定住を前提と