このブログは以下に移動しました。旧記事も見ることができます http://mushi-sommelier.net 前編では現状では生食できる昆虫は存在しないこと 中編では、味覚センサーを使って生食が美味しい昆虫の探索は既に技術的に可能であることを 紹介しました。 最後に 後編では法的な概念である「家畜」を生態学的に再解釈して、 「生食できる昆虫」のための衛生管理や法整備を提案していきましょう。 更に「生食できる食品は生食すべきか」という食の倫理まで考察してみます。 先に、 危険性には、ハザードとリスクがあることを説明しておきます。 ハザードは予見可能な危険性を示します。 社会的影響力の強さで評価されます。 リスクはハザードに対し、危険な状態となる確率を掛けあわせたものです。 リスクから見ると、 ヒトには感染防御機構があるので、 食品を少し生食したからといって、重篤な感染症になる確率は低いの