すこし愛して。ゆる~く愛して 自治体や経済団体などのマスコットキャラクター「ゆるキャラ」が全国各地で大人気だ。素朴でかわいい姿がうけ、イベントでの集客力はアイドル並み。特産品の宣伝や記念行事のPRに活躍し、名前やデザインはもちろん、趣味、特技といったプロフィルまで、なかなかのこだわりようだ。各都道府県から、記者の独断と偏見で選んだ“ご当地ゆるキャラ”を一挙に紹介する。 昨年、思わぬ形で「ゆるキャラブーム」を盛り上げたのが、2010年に奈良県で開かれる「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターたちだ。 最初に登場したのは、主催する記念事業協会が考えた「せんとくん」。これが「かわいくない」などと批判を受け、市民団体が「まんとくん」を提案、寺院団体も「なーむくん」を相次いで発表した。その乱立ぶりがむしろ話題となり、昨年10月、滋賀県彦根市で開催されたイベント「ゆるキャラまつり」で、せんとく