Code4Lib JAPANカンファレンス2018,長野にて開催<報告> 2018年9月1日から2日にかけて,県立長野図書館にて「Code4Lib JAPANカンファレンス2018」が開催された。6度目の開催(E1964ほか参照)である今回は,90人が参加し,2015年の東京開催に次ぐ参加者数となった。2件の基調講演のほか,口頭発表11件,ライトニングトーク12件が行われた。本稿では,開催概要や印象に残った発表の一部を紹介し,報告としたい。 基調講演(1日目)は,兼宗進氏(大阪電気通信大学)より「データ教育の出番!2020年度からはじまる小中高の情報教育」と題して行われた。学習指導要領の改訂(CA1934参照)に伴い,小学校から高校におけるプログラミングの必修化が注目されている。本講演では,情報教育の新教育課程の概観が紹介されたほか,デモ動画にて日本語のプログラミング言語「ドリトル」を利用