おがわさとし 東京在住。音楽系出版社に6年間勤務し、月刊誌や楽譜の編集、コンサートの企画などを手がける。独立後は「地球の歩き方」の取材で中国・新疆ウイグル自治区へ行くなど、活動分野を拡大中。音楽、文学、美術、自然などをテーマに旅行をするのがライフワーク。これまでに20ヵ国を訪問。好きなお酒はビールと焼酎とウィスキー。 ふらっと入館するだけでも楽しい大英図書館 大英図書館の外観 大英図書館は蔵書数1400万冊、新聞・雑誌や録音物、ビデオなど非図書資料なども含めた総収蔵数は1億7000万点にものぼる、世界有数の国立図書館です。同時に、一般の観光客でも簡単な荷物チェックだけで入れたり、無料の常設展と有料の特別展、カフェやギフトショップなどがあったりと、非常にオープンな雰囲気の施設でもあります。常設展ではマグナカルタの原本やシェイクスピアの初版本、バロック時代以降のクラシックからビートルズまで数百
自宅で手稿を眺めるアブデル・カデル・ハイダラさん。トンブクトゥでジハード主義者たちの手から救った、値がつけられないほど貴重な古い手稿が、保管箱一杯に詰まっている。(Photograph by Brent Stirton, Getty Images/National Geographic) 2012年、ムアンマル・カダフィ政権崩壊後のリビアで手に入れた武器で武装したジハード主義者たちは、マリ北部を侵略し、厳格なイスラム法に基づく政府をトンブクトゥにつくり上げた。古来、知識と文化の中心地と言われたトンブクトゥには当時、詩や百科事典をはじめ、値が付けられないような貴重な手稿が大量に保管されていた。その大切な財産を守るため、スパイ映画さながらの作戦によって、手稿は町の外に運び出されたのだった。 ヨシュア・ハマー氏の著作『The Bad-Ass Librarians of Timbuktu: And
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く