「島尾敏雄旧居」復元し公開 2012年7月27日 00:56 カテゴリー:九州 > 鹿児島 旧鹿児島県立図書館奄美分館長住宅の6畳の書斎兼寝室。島尾敏雄が愛用した座椅子と小さな机がある一般公開が決まった分館長住宅の外観 鹿児島県・加計呂麻島(瀬戸内町)に旧日本海軍特攻隊長として赴任、戦後に私小説「死の棘(とげ)」などを残した作家島尾敏雄(1917~86)が10年間暮らした鹿児島県奄美市の旧県立図書館奄美分館長住宅が、約2年の復元作業を経て一般公開されることになった。 分館長住宅は65年建築の平屋で、6畳一間と4畳半二間の約60平方メートル。初代分館長だった島尾は75年に退職するまで家族4人で暮らした。 島尾が書斎兼寝室に使った6畳の部屋には米軍兵士用の折り畳み式ベッドやリンゴ箱を重ねた書棚、小さな机などが当時のまま復元された。 島尾は自らの不倫がきっかけで心を病んだ作家の妻ミホさん(1