「なんでこの子だけなかなか体重が増えないのか気になっていた。食事も満足に取れない施設に入園させてしまい申し訳ない思いだ」 「わんずまざー保育園」の不正が発覚した19日、次男(2)を通わせていた母親(39)は、声を絞り出した。 母親によると、次男を通わせ始めたのは、同園が私立認定こども園に移行した平成27年4月。最近では週5回、午前8時から午後5時まで預けていた。次男の体重はなかなか増えず、夕方になるとおなかをすかせている様子だったという。 母親は、同園で栄養バランスや食事量が不適切な給食を食べさせられていたとは思いもしなかったといい、「この子は給食が少ないと伝えることがまだできない。気づいてあげられず悔しく情けない気持ちでいっぱいだ。園長には、自分の子供にもそんなことができるのかと問いたい」と語気を強めた。 1つの茶碗に米飯やおかず 一方、姫路市は先月、県とともに抜き打ちの特別監査を実施。