「平成も終わろうとしているのに何故カセットテープ?」。27日投開票の山梨県知事選をめぐり、視覚障害者の男性がツイッターに投稿した内容が話題を呼んでいる。選挙のお知らせが郵送されてきたが、再生する機器がないのだという。誰が送ったのだろうか。 知事選が告示された8日後の18日に投稿された。送られてきたカセットテープの中身を聞くことができない――。「時代の流れに置いてかれている感……」「横浜市はCDですよ」と反応が相次ぎ、23日までにリツイート(転載)は5千回を超え、まとめ記事は約8万7千回も閲覧された。 県選挙管理委員会によると、カセットテープは候補者の政策を紹介する音声版「選挙公報」。県選管が視覚障害者を支援する社会福祉法人「山梨ライトハウス」(甲府市)に委託して製作、郵送している。「デイジー」と呼ばれる視覚障害者用のCDと点字の冊子もあり、山梨ライトハウスに登録している人に送られる。今回は