生徒指導や部活動、増え続ける「〇〇教育」など、学校現場の役割や負担は年々大きくなっていく。風船のように膨張する公教育をこのままにしていいのだろうか。横浜市立中川西中学校の平川理恵校長と、北海道の私立高校、札幌新陽高校の荒井優校長は、共にリクルート出身の民間人校長という共通点がある。 Teacher’s Lab.代表理事の宮田純也氏がコーディネーターとなり、学校の外と内の両方の視点から、膨張する公教育に風穴を開ける2人の学校経営にスポットを当てる。全5回。 民間人校長が見た「学校」と「先生」先生は職人、校長は職人のまとめ役コーディネーターの宮田氏――今回は、民間から見た学校現場ということで、女性初の民間出身の公立中学校長の平川理恵さんと、同じく民間出身で校長としては最年少クラスである荒井優さんに、「膨張する公教育」というテーマで、お話を伺います。まず、民間と学校では当然違うところは多いと思い