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考察と文学に関するwhite_roseのブックマーク (2)

  • 黄金の心を持った不良というストックキャラクターについて - Commentarius Saevus

    突然だが、日は私が去年の夏からずっと考えていた「黄金の心を持った不良」というストックキャラクターについて簡単なまとめを作成してみたい。 まず前提として、芝居・映画小説のストックキャラクターで「黄金の心を持った娼婦」っていうのがある。売春その他のセックスワークをやってる女性だけどすごく優しいとか慈悲深いとか優れた美徳を持っている女性のキャラクターのことで、古くはマグダラのマリアに遡ると言われている…のだが、聖母であり娼婦ということで男性の性的幻想を一人で全部体現したようなスーパーキャラクターであるのでフェミニスト批評的には非常に批判されているし、はっきり言って「こんなヤツいねーだろ」みたいな陳腐でどーしようもないキャラクターであることも多い(けっこういろいろヴァリエーションあるのでピンキリだけど)。代表例としては『椿姫』のマルグリット/ヴィオレッタ、『哀愁』のマイラ、『スイート・チャリテ

  • 秋吉良人『サド』 - martingale & Brownian motion

    サドというのは、いわば「つまづきの石」である。それは、どういうことか。今まで、サドについて、多くの言説がつむぎだされてきた。多くのポストモダン哲学者が、実に、熱く、サドについて語ってきた。 日においては、澁澤龍彦の翻訳が有名だが、現状、それくらいしかない情況はおもしろい。彼には江戸遊廓のような、耽美的趣味があり、自分の趣味に合うようにみえる部分をひろってきて、どうこう言っているにすぎない(実際、抄訳ばかりだ)。逆に言えば、それだけキワモノだということだ。 サドは、挑発する。しかし、彼の挑発は、丸への直接攻撃だ。同時代のさまざまな哲学者(ホッブス、ルソーや、ドルバック、など百科全書派)の言説を、そのまま、パクりながら、換骨奪胎し、揶揄する。その手際に、みな、イカれる。 たとえば、サドは、ルソーの言う平等の「起源」を疑う。 「自分のしてほしくないことを人にするな」。 彼は、まさに、その逆を

    秋吉良人『サド』 - martingale & Brownian motion
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