Joyner Lucas & Jelly Roll Explore The Complexities Of Addiction On New Song “Best For Me”
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2020年代に入り、メインストリームの音楽市場は完全にアメリカからグローバルへと開かれた。2012年、PSYの「江南スタイル」がYouTube経由で世界的ヒット。同時期に、ダディー・ヤンキーを筆頭にグローバルでのレゲトン・ムーヴメントが始まり、「外国語」のポップスを世界が許容し始めた。グローバル化以降のK-POPに限って言えば、フックありきのソングライティングがメソッド化し、「インダストリー・プラント」となった10年間であったが、BTSは今や世界最大のボーイ・バンドとなり、BLACKPINKはコーチェラのヘッドライナーを務めるなど、国家戦略としても促進されてきたこのカルチャーは、大成功と言える形で一つの周期が終わりを迎えたと言っていいだろう。 そんな中、2022年7月にNewJeansは「Attention」のMVと共に文字通り彗星の如くデビュー。BTSも所属する、韓国最大手のレコード会社
友人が「Apple Musicでチャイニーズ・シューゲイザーというリストをレコメンドされて気になったんだけど、見失ってしまった」というので手動で作ってみた。 中国では欧米と同じくドリーム・ポップがシューゲイザーの隣り合った場所にあって、ローカルではドリーム・ポップの勢力が強い。シーン・ローカルで相互に影響を与えあったバンドと、初期からグローバルの影響下にあったバンドでは明確に音像がかわる。完全な偏見だが、ドリーム・ポップはローカル、My Bloody Valentine直系のシューゲイズはグローバル、と言っていいのではないか。 しかし、黎明期のローカルを支えたThe White Tulipsがインディー・レーベル・生煎唱片を、そして生煎唱片が新世代のバンドを世界へ送り出している。そこにはあきらかな世代のつながりと洗練がみえる。 初期の中国インディー・シーンはサラ・レコードから影響をうけた手
アニメ「うる星やつら」の主題歌「ラムのラブソング」の作曲、編曲を手がけたことでも知られる小林泉美さん。1970~80年代に発表したアルバムが再発売され、11月には「ラムのラブソング」のリブート(再起動)版を発表するなど再注目されている。小林さんの経歴は異色だ。1977年にデビューし、作曲家、スタジオミュージシャンなどとして活躍したが、1985年に突如、英国に渡る。スタジオミュージシャンなどとして海外で活躍しただけでなく、コーディネーターとして英国と日本のクラブミュージックシーンの架け橋となった。小林さんは再注目されているが“過去の人”ではない。今もなお最前線を走り続けている。その異色の経歴に迫る。
そもそも僕がロックを聴き始めた理由は、歌謡曲が嫌いだったからだ。 日常の些細なドラマ、恋愛、日々の後悔やささやかな願いなどをわかりやすいメロディーで歌う歌には興味がなかった。 だからロックを聴いた。 世界の終わりや、宇宙や、巨大な欲望や、恋愛を超えた愛を、聴いたことのないビートやメロディーで歌うロックに興味があった。 でも、やはり日本は歌謡曲の国だ。 僕が子供の頃からずっとそうだし、今でもそうだ。 スタイルとしてのロックやポップがこれほど根付いても、結局日本人の耳と心に深く広く沁みわたるのは歌謡曲のメロディーだ。 時代によってどれだけ音楽スタイルの流行りが変わろうと、歌のメロディーはいつだって歌謡メロである。 今の時代も、スタイルはロックやポップやヒップホップだとしても、そこに乗って流れているのは歌謡曲のメロディーであり、そのメロディーの大衆性こそが今でもヒットの最大の要因になる。 この傾
2020.08.29 Sat Sponsored by フィオナ・アップル『Fetch the Bolt Cutters』 この記事には2つの目的がある。フィオナ・アップルという不世出の音楽家が生み出した『Fetch the Bolt Cutters』から溢れるエネルギーの正体について、複数の視点から思いを巡らせること。もうひとつは、フィオナ・アップルに対する日本語での批評を未来に手渡すこと。フィオナの場合は特に次作がいつ出るのかもわからないわけだが、その来たるべき未来のために、5つの視点からなる2020年時点でのフィオナ・アップル評を、彼女と人生を共にしてきたリスナーのために、フィオナのことをこれから深く知っていこうとするあなたのような人のために残します。 本稿の指針となったのは、『CROSSBEAT』誌1999年12月号と2000年6月号。そこには、純真かつチャーミングで、そして透徹し
2019.07.13 15:05 暗闇でも人は踊れる “怒り”や“恐怖”、“悲しみ”を表現するヒットソングの増加と、時代の気分 近年、欧米のチャートを賑わせるヒットソングの傾向にとある顕著な変化が見られることが、2つの研究調査で判明した。それは、歌詞や曲調に”悲しみ”や”怒り”など、ネガティブな感情を表現した曲が過去に比べて増加したというものである。 現代のポップミュージックにおけるネガティビティ増加の原因とは一体何なのだろうか。そして、最新のアーティストたちはネガティブな感情に乗せどんなメッセージを発信し、リスナーはどのようにそれを享受しているのだろうか? ヒットソングの傾向”暗くて踊りやすいトラック” ローレンス工科大学のLior Shamir氏は、1951年から2016年までの間にHot 100にチャート入りした6,150曲のシングルの歌詞を収集、それらの内容を分析した。この調査に使
シティポップ・AOR好きのディガー集団の共同ブログ。1986年~2006年ぐらいの年代のシティポップを紹介します。This is a collaborative blog by the Digger Collective of city pop and AOR enthusiasts, introducing city pop from 1986 to 2006. 今年も夏が来た。もしかしたら、今年は夏が来ないんじゃないかと思われもした。もし来たとしても、それは「夏」と呼べないなにかなんじゃないかとも。しかし、様々を通り抜けながらも、夏はこうしてやってき(てしまっ)た。 今や、シティポップが(本当に)シティポップであった時代は、どんんどんと遠のいていくようだ。しかし、それだからこそ、その残り香は今一層芳しく感じられてならなくもある。先だって『レコード・コレクターズ』誌上で、「シティ・ポップ
最終更新: 2024年4月14日 “うす汚い”や“汚れた”という意味を持つ“grungy”を語源とし、その名詞化 “grunge”(グランジ)。 断言しておこう。カート・コバーンと「Smells Like Teen Spirit」という曲無くして、グランジロックの誕生はなかった。 Nirvanaについてはまたの機会に詳しく語るとして、その証明にカートの死後、グランジロックは衰退しリバイバルも起きていない。 Dinosaur Jr.やThe Smashing Pumpkinsといった同時代のモンスターバンドが未だに精力的に活動し、活躍しているのにも関わらず――。 今回はそんな一瞬の光のように輝き消えていったグランジロックについてと特徴、そして“グランジ”という言葉の語源と新人バンド7組を紹介させていただく。 グランジロックとは グランジロックは1989年頃にシアトルから広がっていった。 当時
レコファン渋谷BEAM店が閉店セールを開始しました。 大切なおしらせです。当店RECOfan渋谷BEAM店。 閉店セールのスタートとなります。 今後各種セールなど企画しております。 皆様のご来店を日々お待ちしております。 宜しくお願い致します。#recofan #渋谷レコファン #26年間ありがとう pic.twitter.com/lRuAMRmBGg— RECOfan渋谷BEAM店(公式) (@recofan_used) June 13, 2020 閉店日はまだ具体的に発表されてはいませんが、恐らく閉店セールの売上と在庫の状況を見ながら判断することになるのでしょう。 ここんところの自粛等による影響で、実際の閉店も多少早まったとは思うのですが、レコファンは2014年に一部の期間限定店舗を除いて横浜西口ダイエー店とのメガショップ2店舗体制にまで縮小していて、その横浜の店舗も2019年1月に閉
松下哲也 @pinetree1981 ラブライブの歌はねえ、たぶん「圧縮音源を安物のイヤフォンで聴く」という環境に合わせて音作りをしているんだろうと思うけど、それなりのヘッドフォンで聴くとガチローファイのクソ音質で最高にヤバいんだよ。スラム街の悪い人がやってる音楽の音がする。 2020-04-05 07:39:27 松下哲也 @pinetree1981 これはべつにラブライブの歌に限ったことではなくて、一般論として、アニソンの音質は非常に悪く、おしなべてスラム街のギャングがやってる音楽の音がする。 2020-04-05 07:46:57 松下哲也 @pinetree1981 ラブライブの歌は、メタラー的に言うと、「田舎の兄ちゃんがMTRで録音した音源をそのままCD-Rに焼いた90年代の辺境デスメタル」よりよっぽど邪悪な音がします。なのでメタラー的には最高にヤバい歌である。 2020-04-
A Club Called Rhonda - Michael Mendoza and David Arellanes Drag - John H Runway Entrance at the Paradise Garage - Paul McKee Disco Sucks - Diane White Robert Williams, Frankie Knuckles, Queen - Tasya Menaker Males at the Warehouse - Robert Williams Drag balls - Darrell Berry Terre Thaemlitz - Hannah Briley Sallys - Sallys Hideaway Jennifer Cardini - Gaetan Tracqui Johannesburg - Niko Knigge
著者: 宇野維正 , 田中宗一郎 レディー・ガガ、ラップミュージック、スポティファイ、ネットフリックス、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)、『ゲーム・オブ・スローンズ』など、2010年代のポップ・カルチャーを総括する新刊『2010s』(2020年1月30日発売)。音楽から映像作品、メディアに至るまで、〝社会の映し鏡〟としてのポップ・カルチャー、その進化と変容、時代精神に迫ります。 同書の制作意図や動機、内容についてまとめた、宇野維正氏による「はじめに」を掲載します。 2010年代に入って、北米を中心とするポップ・カルチャーはテクノロジーや経済や政治や社会全体の変化に敏感に対応して、あるいはそれらに先んじて、歴史的に何度目かのピークを迎えてきた。一方、21世紀になって、文化受容(それだけではないが)において加速度的に内向きになっていった日本では、その興奮がそれまでの時代と比べても
石丸元章 『危ない平成史』 #01 絶望から始まり絶望で終わった平成の音楽産業・前編 Guest|sinner-yang a.k.a. 代沢五郎 from O.L.H. GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。第一回のテーマは音楽産業。ゲストはX-RATEDノワールファンクバンド〈Only Love Hurts a.k.a. 面影ラッキーホール〉の主催者・sinner-yang。 平成前期のアンダーグラウンドに異形の花を咲かせたバッドテイスト・カルチャー。その立役者のひとりであるGONZO作家・石丸元章が、毎回、ひと癖もふた癖もある客人を招いて、過ぎ去りし平成の「危ない歴史」を(曇りまくったサングラス越しに)振り返らんとする当シリーズ。記念すべき第一回のテーマは音楽産業史、ゲストはX-RATEDノワールファンクバンド〈Only Love Hurts a.k
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