三浦春馬さんの最後のドラマといえば、『おカネの切れ目が恋の始まり』(TBS系)である。この作品の舞台となるおもちゃ会社の主力商品「サルー」として使われたのが、家族型ロボット「LOVOT」だった。ドラマの影響で、LOVOTに注文が殺到、現在3カ月待ちの状態だという。 *** 『カネ恋』では、三浦さんが演じるおもちゃ会社の御曹司、猿渡慶太がペットとしてLOVOTを飼っている。名前は猿彦。慶太に話しかけられたり、慶太の腕に抱かれたり……、猿彦は共演俳優同様の存在感があった。 LOVOTとは、本物のペットのように飼える、精巧なロボットである。生き物のような動きをさせるため、情報処理スピードは極めて高いという。2019年8月に発売、12月から出荷が始まった。 LOVOTの開発者は、GROOVE Xの林要社長だ。同社の広報担当者によれば、 「林社長はトヨタでF1の開発に携わり、その後ソフトバンクでペッ