「取り急ぎお礼まで」というメールの結びは失礼という意見について。私も、失礼というのは可哀相だな、と思います。「略儀ながらメールにてお礼申し上げます」がよりよいとする意見の理由は、「~ます」と言い切る形だからでしょうか。でも、丁寧な礼状でも「取り急ぎお礼まで」は常用されます。
最近、「目上に『了解しました』を使うのは失礼なので避けるべきである」という言説 (以下、「了解」失礼説) に対して、「2009年頃に、とあるフリーライターが創作した偽マナーである」という意見をネット上でよく見るようになりました。 「了解」失礼説が広まったのは、実際ここ10年前後のことなのかもしれません。しかし、説そのものは昭和の時代から存在します。また、この説はフリーライターやマナー講師だけが唱えているものではなく、日本語の専門家のなかにも同調している方々がいらっしゃいます。今回の記事では、そうした情報をご紹介します。なお、当記事は「了解」失礼説の適否について結論を出すことを目的とするものではありません。 昭和時代からあった「了解」失礼説 1970年代から1980年代にかけて書かれた、言葉に関するマナー本をいくつか見てみたところ、 相手の要望に応えるときには、「承知しました」「かしこまりま
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