1971年創業のホストクラブ「愛本店」が入るビルが2020年6月に取り壊されることが分かった。昨年10月に亡くなった“ホストの帝王”愛田武元社長(享年78=現名誉会長)が作り上げた日本を代表するホストクラブの移転先だが、退去まですでに1年を切りながらまだ決まっていない。現存する最古のホストクラブとして“歌舞伎町の顔”だった店の行く末は…。 【写真】昨年10月に亡くなった“ホストの帝王”愛田武元社長 1階入り口から階段を下りて広がる200坪、50席のギラギラした空間。まばゆい照明に生バンドとダンスホール。「愛本店」は愛田元社長が手作りした“昭和遺産”と呼ぶべきホストクラブだ。東京都新宿区歌舞伎町の象徴としてこの場所で37年間続いた店がなくなるという。 愛田元社長のもとで長く働いた元ホストの野口左近専務(55)は12日、「昨年暮れにビル側から説明があり、2020年6月にビルが取り壊されることが